wi-fi大会“ビギニングカップ” 机上論キャラランク

ポケモンBW2が発売して初めてとなる新しいwi-fi大会、通称“ビギニングカップ”が8/24〜26にかけて開催されるそうです。
ルールはBW2のイッシュ図鑑に登録されたポケモンだけが使用可能(ただしいわゆる伝説ポケモンや幻ポケモンは禁止)のダブルバトルです。


1年前のイッシュダブルに比べて使えるポケモンの数は大幅に増えましたが、実際の期間までに概観を把握するのは難しいと思ったので、1匹ごとにランクを付ける形で割り振れば「誰が誰に強い」「実はこんな隠れた逸材がいる」というのを把握できると思ったので机上論でキャラランクを作成することにしました。つまり、私がどういうポケモンがいるかをざっと把握するためだけに新しい図鑑を見並べて考えただけの第一印象のようなもので、実際に対戦してみないと分からないことや抜けている新要素などがあるかもしれないのであまり信用はできなさそうです・・・(


キャラランクを作る上で、前回のイッシュダブルのランクを作りそこから新しいポケモンを1匹加えるごとに他のポケモンの位置付けを変えていくのが最も効率的だろうと思い、イッシュダブルのランクも先に作ったのでそちらも最後に載せておくことにします。ただし、新イッシュダブルのキャラランク用に即興で作っているので考察足らず(正確には1年前のことで忘れてしまったいる)な面もあるかもしれません。
更に新しく9月に開催されることが決まったルールもこのキャラランクを基に変更部分を見ていけばいいだけだと思いますし((


〜新イッシュダブル・キャラランク〜
S+…(この環境で戦う上で採用しない理由がない)
該当なし

S…(環境の中心的存在となれるスペックの持ち主)
バンギラスメタグロスボルトロス

A+…(環境を担えるスペックの持ち主、安定感が高い)
サザンドラランドロス

A…(環境を担えるスペックの持ち主、多少不安定)
キュウコンマニューラローブシンズルズキンモロバレルシャンデラウルガモステラキオン

B…(環境の一部となりえるだけのスペックの持ち主)
ウインディ、スターミー、シャワーズラプラス、サンダース、クロバットマリルリヘラクロスバクーダドータクンルカリオモジャンボマンムーメガヤンマムシャーナドリュウズエルフーンガマゲロゲワルビアルアバゴーラゴチルゼルメブキジカブルンゲルナットレイデンチュラシビルドンコジョンドビリジオントルネロス

C…(単体としてのスペックは高いが専用の構築が必要)
サンドパン、ピクシー、ゴルダックベトベトンジュゴンメタモン、ツボツボ、シザリガートドゼルガ、フワライド、ジバコイルベロベルト、グレイシア、ムーランドドレディアランクルスシュバルゴオノノクスゴルーグキリキザンウォーグルコバルオン

D…(単体としての能力はあるが構築の難易度が高い)
プリン、デンリュウキマワリ、エーフィ、オクタン、ケッキング、ネンドールマスキッパエレキブル、ブーバーン、グライオンジャローダエンブオーダイケンキレパルダスココロモリゼブライカダゲキペンドラーイワパレスシンボラーゾロアークママンボウギギギアルオーベムマッギョバッフロンバルジーナ
 
E…(一時的に刺さる可能性はありそう)
マタドガスカイロス、ブースター、ブラッキーノコッチハガネールエアームドマンタインエネコロロ、ホエルオー、チルタリスジュペッタロズレイドビークインミミロップフローゼルドラピオンドクロッグダイノーズヒヤッキーギガイアスタブンネ、ナゲキ、ハハコモリバスラオヒヒダルママラカッチデスカーンアーケオスチラチーノスワンナバイバニラアギルダーフリージオクリムガンアイアント

F…(さらに研究不足)
ラッタ、プクリンサニーゴペリッパーブーピッグザングースポワルンハブネークソルロック、ルナトーン、トロピウス、アブソル、リーフィアミルホッグヤナッキーバオッキーケンホロウダストダスエモンガツンベアークイタラン


上位キャラの簡単な印象も。
全体的には研究不足な部分が多く、強キャラに対するメタで使用されるであろうポケモンがBランクからCランクにわたっておりキャラクター数が非常に多くなっております。
※適宜、ランクを修正する可能性あり



メタグロス(Sランク)
→通常のダブルバトルでも圧倒的人気を誇るポケモン。攻撃も耐久も高く打点が少ない相手には半減でも押し切って勝てる可能性が十分にあるだけに旧イッシュ地方ポケモンの多くはメタグロスに隙を見せてしまうので評価が一気に落ちるポケモンも多いのではないでしょうか。テラキオンとは違って素早さが遅いため、先手でメタグロスを縛れるポケモンは比較的多くいて構築に必須級のスペックだとは思いませんが、メタグロスを中心に環境が変動するのは間違いないでしょう。
このルールではどう進んでもメタグロスが弱いということはなさそうなので、技構成や努力値配分はメタ次第でいくらでも新しいものが生まれそうで楽しみです(このルールが長い期間で行われるものではないのが残念でなりません)。


バンギラス(Sランク)
→特性が天候変化でその天候の恩恵を自ら享受することができる通常のダブルバトルでも人気のポケモントリックルームの起動役のほとんどに強い点と特殊主体のポケモンに対して圧倒的に強いことから仮に数は多くならないにしても絶対にマークははずせないポケモンだと思うのでこの位置につけました。イッシュダブルで存在していた雨乞いを利用した雨パーティやキュウコンの入った晴れパーティに対する抑止力となれる点が優秀なので補完で入る可能性が高そうです。
メタグロスにダメージを取りやすく威嚇の影響を受けない特殊型による運用もありかと思います。


ボルトロス(Sランク)
→イッシュダブルでも汎用性が非常に高かったポケモンです。イッシュダブルよりは汎用性は落ちたとは思いますが、全国ダブルよりは苦手なポケモンが少ないので相変わらず強いです。拘りスカーフを持たずに先手でボルトロスを倒せるポケモンマニューラチラチーノくらいですが、拘りスカーフを持っているような相手に対しても悪戯心なら先手で電磁波を当てることができます。霊獣フォルムへのフォルムチェンジもでき、それを見るためにもめざめるパワーは氷タイプが大事になってくると思います。
また、地味に新しく登場したポケモンには害悪コンボのパーツが揃っているので耐久に特化して挑発を持つようなボルトロスも十分使う理由がありそうです。


サザンドラ(A+ランク)
→イッシュダブルでも強力だったポケモンボーマンダラティオスと言った特攻の高いドラゴンタイプが追加されなかったので、通常のダブルバトルサザンドラの欠点になるドラゴンタイプ同士の打ち合いはほぼミラーだけで済ませることができます。また、新しく追加されたポケモンの中の多くに先手で流星群による高打点を叩き出すことができ、環境を大きく動かしそうなメタグロスに対してもタイマンで勝つことができるなど相対的に強化されたポケモンだと思います。
追い風や大地の力なども新しい教え技で加わっているので想定から漏れている型によっては対処困難とも言えるかもしれません。


ランドロス(A+ランク)
→新しく登場したメタグロスバンギラスに対して打点があり、お手軽な素早さ操作手段である電磁波を受けることもなく相対的に強化されたポケモン。イッシュダブルの特性威嚇持ちは一番威嚇を当てたいはずの格闘を弱点としているポケモンだけでしたが、霊獣フォルムのランドロスは格闘やメタグロス登場によって増加が見込まれる地面タイプに対しても耐性を持つことができる特性威嚇のポケモンです。
威嚇を持った霊獣フォルムばかりが注目されていますが、化身フォルムのランドロス夢特性の力ずくを入手しました。これにより、メタグロスバンギラスウルガモスに強く出ることができますし、霊獣フォルムのランドロスサザンドラにも先手を取って攻撃を仕掛けることができます。通常ダブルバトルで打点を持ちにくく苦手なラティオスクレセリアがいないのはかなり追い風なのですが、霊獣フォルムのランドロスと同時に採用できない点で数はそこまで多くならないかもしれません。


キュウコン(Aランク)
→天候変化の特性を持つ新加入のポケモン。通常のダブルバトルとは違って、場に出て天候を変えるポケモンは他にはバンギラスのみとなっているのでキュウコン入りの構築で対雨の意識を薄く持てるのはかなり良いことだと思います。バンギラスに対しても霊獣フォルムのランドロスという後出ししやすいポケモンが存在して、弱点の被る水タイプはそもそも日照りで軽減していますし採用しやすい特性葉緑素の草ポケモンで仕留めることができるでしょう。エルフーンシャンデラの組み合わせを少しでも使ったことがあると分かるでしょうが、相手のシャンデラウルガモスが鬼門。
炎技は比較的通りやすいルールで晴れ状態によって高い打点を見込めるので通常のダブルバトルよりも活躍の余地はかなりありそうです。


マニューラ(Aランク)
→前イッシュダブルで言えばアギルダーの次に速く猫騙しを使えるポケモンの中でも最も速いです。氷打点が非常に強力で先制攻撃でサザンドラボルトロスを縛ることができますし、拘りスカーフを持ったバンギラスにも先制でけたぐりを打てるなど圧力をかけることができます。メタグロスローブシンには圧倒的に弱いポケモンではありますが、それらのポケモンを採用しない場合にかなり刺さっている場合があるのでこの位置につけました。
地味に袋叩きも覚えるので、マニューラ+テラキオンの組み合わせもなくはなさそうです。


ローブシン(Aランク)
→格闘タイプのポケモンにしては種族値はそこそこ高い方です。サザンドラに隙を見せにくくする先制技のマッハパンチが強力です。また、バンギラスを中心とした砂パーティにも比較的強めで冷凍パンチを習得したことでランドロスボルトロスにも強めの打点を持つことができます。更には遅い素早さを利用してトリックルームから攻めに転じる型もありますが、火炎玉を発動して根性で攻撃を上げられるだけではなくトリパに対して強めなモロバレルに強く出ることができる点も優秀だと思います。


ズルズキン(Aランク)
→格闘タイプのポケモンにしては耐久種族値が安定している方でエスパータイプに隙を見せずに猫騙しを覚えるポケモン。素早さの値は中途半端ではありますが、追い風やトリックルームなどの素早さ操作技と合わせて柔軟に動くことができそうです。普通に使用すると火力が圧倒的に不足はしていますが、サザンドラとのタイマンであれば攻撃を耐えてドレインパンチでHPを回復して建て直すことができます(全国ダブルではボーマンダラティオスにはドレインパンチがあまり通らないので耐えながら建て直すことはできない)。
また高い特殊打点を持つポケモンサザンドラボルトロス程度しかいないのでビルドアップを積む型や特性を単純にするギミックと合わせて度忘れを一緒に積むような型まで活躍の余地があるように思えます。



モロバレル(Aランク)
バンギラスメタグロスに強いトリパを組むとなると地面タイプや水タイプのポケモンを主軸にしたトリパになりそうです。すると、それらに強くトリックルーム下でかなり素早く動くことができるモロバレルはトリパ対策ポケモンとして機能するような気がします。もちろん、トリックルームを始動する上でのサポートポケモンとしても十分活躍できるでしょう。
アクアジェットマッハパンチといった先制技を半減で受けることができるのも良い点です。


シャンデラ(Aランク)
→圧倒的に特攻の種族値が高いポケモン猫騙しで止めることができない上に、全体的に種族値が低めに設定されているイッシュ地方ポケモンは熱風でかなり手痛いダメージを負うことも大きかったです。メタグロスの登場によって炎技の需要は上がったように見えますが、サザンドラに隙を大きく見せることになるのがやや評価ダウン。
猫騙しが効かないことを利用してトリックルームを発動する型も十分に考えられるので相変わらず強いポケモンであると思います。


ウルガモス(Aランク)
シャンデラに少し特攻の種族値が劣るポケモン。こちらは素早さがあり虫タイプを所持しているために、サザンドラに隙を見せない炎タイプということが非常に大きな違いです。前イッシュダブルと比べてテラキオンが相対的に弱くなってしまったためにだいぶ動きやすくなっているのではないでしょうか。
オーバーヒートの火力が高くボルトロスモロバレルなどを倒せる可能性があり怒りの粉を使うことができるので、トリックルームやコンボのサポート要員としても機能するポケモンだと思います。


テラキオン(Aランク)
→前イッシュダブルで圧倒的な性能を誇っていたポケモン。物理攻撃を主体とするポケモンの弱点である特性威嚇のポケモンは今までは格闘弱点のポケモンのみで交代で出しづらい面がありましたが、霊獣フォルムのランドロステラキオンに威嚇をかかねがら交代で出すのが安定しやすいです。また、メタグロスマリルリなど強力な抜群先制技持ちが増えたことも若干向かい風にはなっています。しかし、需要の上がっている炎タイプやボルトロスサザンドラには変わらず打点を持つことができる点からやはり評価が落ちすぎることはないでしょう。


Bランク以下のポケモンは上位のキャラクターに対抗するために採用される可能性は十分にありますが、全く計算をしてはいないので・・・(
とりあえず、雑感としては「サザンドラに隙を見せない」点が高評価に繋がる印象です。


では、最後におまけです。


〜イッシュダブル・キャラランク〜
S+…(この環境で戦う上で採用しない理由がない)
テラキオン

S…(環境の中心的存在となれるスペックの持ち主)
ボルトロス

A+…(環境を担えるスペックの持ち主、安定感が高い)
サザンドラランクルスシャンデラ

A…(環境を担えるスペックの持ち主、多少不安定)
ムシャーナローブシンズルズキンアーケオスモロバレルトルネロスランドロス

B…(環境の一部となりえるだけのスペックの持ち主)
エルフーンドリュウズガマゲロゲワルビアルアバゴーラブルンゲルナットレイシビルドンコジョンドウルガモス

C…(単体としてのスペックは高いが専用の構築が必要)
ジャローダムーランドギガイアスダゲキイワパレスチラチーノゴチルゼルバイバニラメブキジカシュバルゴオーベムオノノクスアギルダーゴルーグキリキザンウォーグルコバルオン

D…(単体としての能力はあるが構築の難易度が高い)
エンブオーダイケンキレパルダスヒヤッキーゼブライカペンドラードレディアヒヒダルマシンボラーゾロアークママンボウデンチュラマッギョバッフロンアイアントビリジオン

E…(使う理由がほとんどないが一時的に刺さる可能性はある)
ヤナッキーココロモリタブンネ、ナゲキ、ハハコモリバスラオデスカーンダストダススワンナギギギアルフリージオクリムガンバルジーナ

F…(意表を突く、自己満足を叶える以外に使う理由がない)
ミルホッグバオッキーケンホロウマラカッチエモンガツンベアークイタラン