6/11に行われた全国大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」に参加してきました。
この大会の参加権利は2,3,4,5月の4回の大会で上位に入賞した合計150人の選手に与えられていて、私は一番最初である2月の大会で権利を獲得できていました。
当日はスイスドロー形式で6ラウンドの予選で順位を決定して上位32人が決勝トーナメントに進む形でしたが、私は2-4という結果に終わり敢えなく敗退となりました。
【使ったパーティ】
【パーティ選択の経緯】
【反省点】
【対戦レポート】
【大会の感想など】
【使ったパーティ】
★レジエレキ 159-×-79-150-81-255
…雷、エレキネット、嫌な音、守る@命の珠
★FCランドロス 167-148-111-153-102-157
…大地の力、空を飛ぶ、岩雪崩、草結び@突撃チョッキ
★カイオーガ 193-×-139-188-161-127
…根源の波動、雷、冷凍ビーム、瞑想@食べ残し
★ザシアン 189-218-136-×-137-200
…巨獣斬、聖なる剣、バークアウト、守る@朽ちた剣
★ガオガエン 173-165-110-×-110-123
…フレアドライブ、猫騙し、鬼火、捨て台詞@気合の襷
★エルフーン 166-×-113-121-102-143
…エナジーボール、追い風、甘える、光の壁@バコウの実
(※詳細は後日別途記事にする予定)
【パーティ選択の経緯】
全国大会のパーティ傾向の経験則に従って「既存の有名構築をそのまま持ち込まない、これまでに流行った並びはしっかり対策する」という方針で考えました。
カイオーガザシアンの組み合わせ自体はポピュラーですが、その取り巻き自体は多種多様なことから、対策こそされても極端なメタ張りは難しいです。そこで根幹部分を崩さない程度に目新しい要素を上手く組み込むことができれば、汎用性と奇襲性を兼ね備えた構築になるという考えの元で、水技を受けて対策する考え方に強い瞑想カイオーガに着目しました。
一応他にも構築案はあり、ランクマッチではそこまで悪い戦績ではありませんでしたが試合内容の納得感がなかったので最終的にカイオーガザシアンを選択しました。因みに、第二候補がグラードンイベルタルで第三候補がディアルガ黒バドレックスでした。
【反省点】
パーティは最善ではないものの、そこまで悪くなかったと思います。主軸に置いたカイオーガの瞑想はほとんどの試合で勝ち筋として機能していました。ただ一方で、当日の立ち回りが上手くなかったです。基本的にダブルバトルは立ち回りを間違えなければそれなりの構築でもそれなりの結果は残せると考えていて、今回はプレイングがイマイチだったと思います。
そして、それ自体はカイオーガザシアン構築での練習量が不足していたことが直接的な要因だと思います。2月に予選を抜けて以降、この組み合わせを自分で使ったことはほとんどなく、相手としては対策筆頭であるはずなのに「カイオーガザシアンの課題感」「最善手がない状況での確率的な判断基準」などを理解していないまま使ったことで立ち回りに迷うことが多くなってしまいました。
この辺りは経験値がなくても自分の脳内で想像しきれるのが理想ではあるのですが、少なくとも今の自分にそれができない以上は、練習して経験を積み上げることで少しでも補完すべき部分だったと思います。
【対戦レポート】
〇1R vs シャンディ さん 負け 0-4
自分:ランドロス ザシアン カイオーガ エルフーン
相手:リザードン トリトドン グラードン 【ザシアン】 (オーロンゲ ガオガエン)
初手でランドロスとリザードンがダイマックスしながら隣をカイオーガ・グラードンへと交代して天候は晴れ。このキョダイゴクエンをランドロスが急所に受けて一撃で飛ばされてしまう。更に2ターン目のダイジェットがカイオーガの急所に当たって一撃で倒れて、フリーになっていたグラードンの断崖の剣でザシアンも倒されてしまい、あっけなく負け。
急所に当たったのは不運で仕方ないとして、初手はザシアンを交代せず攻めるのが正解だったと思います。健全なプレイングに健全な幸運が舞い込む…わけではないにしても、立ち回りが良くない時点で不運を嘆く資格はないですね。
〇2R vs ファイツ さん 負け 1-2
自分:ザシアン カイオーガ エルフーン ガオガエン
相手:パルキア ガオガエン モロバレル 白馬バドレックス (レジエレキ ポリゴン2)
初手トリックルームをされる間に瞑想を積む。モロバレルのキノコの胞子でカイオーガを眠らされた上に身代わりを残されてしまい苦しい展開。更にエルフーンのザシアン交代読みキノコの胞子も決められてしまい、相手のペースを崩せずに最後は状況的にもほぼ負けが決まりながら総合時間切れを迎えて負け。
昨今のパルキア白馬バドレックスの組み合わせはモロバレルに重きを置きすぎない印象があったので、眠りターン消費と共にトリックルームの時間稼ぎをする立ち回りに身代わりモロバレルが刺さっていて非常に苦しかったです。とはいえ、2ターン目。ガオガエンパルキアのパルキアからモロバレルが交代で出てくるところにカイオーガは雷を打っているのですが、冷凍ビームであればモロバレルに生き生きとされることもなかったので、ダメージを欲張ったのがプレイングミスでした。
〇3R vs ユウキ さん 負け 0-1
自分:ザシアン カイオーガ ランドロス ガオガエン
相手:ザシアン ポリゴン2 ヌケニン カイオーガ (ランドロス イエッサン♀)
ザシアンをランドロスに交代して威嚇を入れながら瞑想すると相手はポリゴン2をヌケニンに交代。根源の波動をザシアンにはずすも岩雪崩でヌケニンを怯ませて襷を消費させてお互いに運が傾いた後に、ダイアイスを活用して削れていたザシアンとヌケニンを倒して、猫騙し+ダイストリーム+ダイサンダーでポリゴン2を突破。相手のラストのカイオーガのダイマックスをバークアウトを駆使して凌げば勝機はありましたが、バークアウトをはずしたことでダイストリームを耐えることができずに負け。
序盤の展開は悪くなかったものの、相手のザシアン・ポリゴン2ともにランク+1の水技をギリギリ耐えられてしまったことで必要な手数が増えたのが痛手で、(乱数の可能性こそあるものの)特攻を削り過ぎた構築側の問題だと思います。また、相手のサイドチェンジを警戒してギリギリHPを残した相手ポリゴン2をカイオーガのダイマックス技で倒しにいく場面があるのですが、このときこちらの隣には気合の襷を温存した満タンガオガエンが並んでいました。相手視点ではガオガエンの気合の襷まで想定して動く余裕のない場面なので、ガオガエンでポリゴン2を処理してカイオーガのダイサンダーで相手のカイオーガを削って巨獣斬圏内に押し込んでいれば、バークアウトを打つまでもなく勝利できていたので立ち回りが悪かったです。
〇4R vs バリヤード角中 さん 勝ち 1-0
自分:レジエレキ ザシアン カイオーガ ガオガエン
相手:ボルトロス ザシアン ヌケニン カイオーガ (ガオガエン カミツルギ)
初手嫌な音+巨獣斬をボルトロスに集中すると耐えられてオボンの実で回復。この間にレジエレキが悪戯心から怪電波をもらってしまう。ガオガエンがヌケニンに鬼火をはずしてザシアンに縛られてしまったため、ダイアイスの霰でヌケニンを倒すしか勝ち筋がなくなってしまう。レジエレキを影打ちで処理される間にダイアイスを当てて何とかヌケニンを処理するものの、カイオーガの素早さが相手の方が早く不利という場面で、雷の追加効果を引いて素早さ関係が逆転。これを活かしてガオガエンとカイオーガでザシアンカイオーガを処理して勝ち。
中盤の選択は色々と難しい部分がありましたが、結果的には運勝ち。相手もここまで負けが込んでいたせいかプレイングにぐらつきがあったのも勝因の一つにはなるでしょう。
〇5R vs Suica さん 勝ち 3-0
自分:レジエレキ カイオーガ ガオガエン ザシアン
相手:トルネロス カイオーガ カミツルギ ザシアン (ランドロス ヌケニン)
守る追い風とする間にカイオーガで瞑想を積み、レジエレキを処理される間にダイアイスでトルネロスを倒す。こちらはガオガエンを死に出しして相手はザシアンを死に出ししますが、霰状態であることや猫騙しの方向読みからか相手はカミツルギではなくカイオーガをダイマックス。ダイストリームをガオガエンが気合の襷で耐えてカミツルギに鬼火を入れる展開。その後、ダイウォールで集中を防ぎながら捨て台詞でザシアンを展開することに成功してそのまま勝ち。
読み合い……と言えばそれだけかもしれませんが、素直にカミツルギにダイマックスされていた場合は負けていたと思います。そういう意味では試合に勝ちはしたものの、あまり納得感のない試合でした。
〇6R vs ユウ さん 負け 0-2
自分:ガオガエン カイオーガ エルフーン ザシアン
相手:エルフーン カイオーガ ゴリランダー ザシアン (ガオガエン ガブリアス)
ガオガエンをエルフーンに交代すると命の珠ダイストリームを打たれていてエルフーンが即死、カイオーガの瞑想は決まるもののエルフーンにトリックルームをされる。ザシアンがダイストリームを守る、ガオガエンの気合の襷を盾になんとか残数を減らさずにカイオーガを突破。死に出しされたゴリランダーに対して猫騙し+ダイアイスで処理するか、それに対しての守るを警戒するか(ガオガエンの残りHPは1で霰で倒れてしまうため)の択で、守るを警戒してガオガエンを交代させながらダイアイスとしましたが素直にウッドハンマーを打たれてカイオーガを落とされてしまい負け。
結果的には猫騙し+ダイアイスなら勝てていました。トリックルーム残り2ターンだったので守るを使ってから草技を打つ方が相手としては安全な手になるだろうと思っていましたが、初手でトリックルームを狙ってくる攻めの姿勢が強いパーティのゴリランダーは攻撃範囲を広げるために守るを採用しないことが考えられるので、いわゆる択だったとしてもそういう相手の立場に立った想定をできなかったのが悪いところでした。因みにゴリランダーがガオガエンを攻撃する可能性が低いことから捨て台詞+ダイウォールとしてザシアンを着地させる展開もありましたが、その場ではそれに気付いていませんでした(相手エルフーンに甘えるがあったみたいのでその道筋を辿っていても結果的には負けていたでしょう)
【大会の感想など】
・最後に真面目にやったのが2020年2月のINCという状態から全国大会に出場して今の雰囲気を味わえたことは良かった
・一方、その間が空いていて知らない人も多く、昔の知り合いたちとしか交流できなかったのが心残りではある(かといって相手のことも知らないので自分から飛び込む勇気も特になかった)
・これまで参加した大会では、ほとんどが知っている人との対戦だったので知らない人との対戦が少なくとも1戦はできて良かった
・今の自分の能力と練習量を考えたら当然の結果とも言えるので、結果は残念ですが戦績自体には納得感
・時世の問題で、大会ではマスクを着用した状態での対戦でしたが、事前にこれは練習しておくべきでした。ただの言い訳みたいになっていますが、練習はなるべく本番に即した形でやるべきという持論から。暑さや息苦しさなどから顔周りの筋肉に疲労感があったので。
・因みに、もし世界大会の権利を獲得できたとしても、ベスト8以上になれなかった場合は世界大会には行かなかったと思います