第89回POKeDEXオフ参加レポート

1/9に開催された第89回POKeDEXオフに参加してきました。

 

ルールは3人1組のチーム戦で、それぞれの担当するルールは「剣盾シリーズ9・剣盾シリーズ11・BDSP全国ダブル」と異なっており、私は剣盾シリーズ11(伝説枠1匹ありダイマックスあり)の担当。チームメイトはゆりちゃんとほこさんでした。
予選は個人3-2でチーム3-2。決勝トーナメント2回戦で負けてベスト8でした。

 

チーム目標を定めておらず、個人的には全く対戦もしていなかったので1勝できたら十分と思っていただけに悪くない結果だと思います。ただ、決勝トーナメントでの負けは自分のプレイングが悪かったので、反省です。

 

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★オーロンゲ(悪戯心) 199-141-101-×-122-84 H.228 A.4 B.124 D.124 S.28
ウルクラッシュ、怖い顔、リフレクター、光の壁@光の粘土

 

★サンダー(静電気) 193-×-106-149-111-167 H.220 B.4 C.28 D.4 S.252
10万ボルト、暴風、怪電波、羽休め@防塵ゴーグル

 

カイオーガ(雨降らし)  201-×-114-199-161-134 H.244 B.28 C.84 D.4 S.188
しおふき、根源の波動、雷、冷凍ビーム@突撃チョッキ

 

ガマゲロゲ(すいすい) 181-161-95-×-95-126 H.4 A.252 S.252
アクアブレイク、地団駄、パワーウィップ、飛び跳ねる@命の珠

 

ガオガエン(威嚇) 201-136-135-×-125-86 H.244 A.4 B.100 D.116 S.44
フレアドライブ、DDラリアット猫騙し、捨て台詞@オボンの実

 

ナットレイ(鉄の棘) 179-114-198-×-136-46 H.236 B.228 S.44
ボディプレス、宿り木の種、鉄壁、守る@食べ残し

 

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【方針】
チーム戦に誘われたので許諾はしたものの、どのルールもほとんどやっていないに等しい状態だったので、困りました。
とりあえず、ランクマッチで練習できるルールを割り振ってもらえたので、12月のシーズン25で結果を残した方の構築記事を探して、自分が使うにあたって感触が悪くなさそうなものを参考にすることにしました。

 

【S25ダブル最終7位&10位】ザシアンガンメタ【オーガゲロゲ】|アカザ|note

 

その結果として、着目したのが上記の構築です。
取れる選択肢の狭い構築はあまり好きじゃないので、ダイマックスに依存しない性能の伝説枠を選びたいです。候補はいくつかありますが「ダイマックスさせることができる」「交代で繰り出しやすい」「筆頭伝説のザシアンに弱くない」という理由でカイオーガが一番良さそうでした。
その中でも上記の構築は以下の4点で使いやすさを感じました。
・対策筆頭であるザシアンをかなり強く意識している
・タイプ相性を活かした交代がしやすく対面不利を立て直す能力がある
・不利な相手・攻撃が一貫してしまう相手に対してもオーロンゲの壁技を絡めることで基本的な戦い方となる『カイオーガを通す』ができない試合がほとんどない
・展開やサイクルをしづらい高圧的な相手に対してもすいすいガマゲロゲで後手にならずに済む

15戦ほどランクマッチで使ってみて感触は悪くなかったので、これをベースにした構築を持ち込むことにしました(結果的にほとんど違いはないですが自分で気になった部分を調整した意味です)。

【個別】

>オーロンゲ
・壁技展開による補助
・ザシアン構築に対して選出する必要がないので非常に使いやすい
・コンセプトのリフレクターと光の壁、ミラーでも強いソウルクラッシュ
・最後の技は怖い顔、素早さ操作に乏しく特にカイオーガが電気タイプとの素早さ関係を逆転できると美味しい
・嘘泣きを持たせて積極的な攻撃展開も作れると面白かったが、メインの壁展開と両方持たせるには中途半端になると思ったので不採用
・命の珠エースバーンのダイスチルをリフレクター込みで耐えるようにしたかったがHB振り切りでようやくだったので、諦めて特殊耐久を重視
・ミラーでソウルクラッシュを打ち合うときの素早さは大事だと思っているので速め

>サンダー
カイオーガが苦手な草タイプを排除する役割
モロバレルへの強さを意識して防塵ゴーグル
・草タイプを倒すまでに消耗したくないのでHP管理ができる羽休め
・壁技があるおかげで羽休めでの場持ちがしやすく、終盤詰め筋にもなれる
イベルタル意識の最速、場持ちを良くするためにHSベースの配分
・暴風でH207-D91ゴリランダーを14/16で1発(無振りだと12/16)
・ダイジェットも強いが、ダメージを与えることよりカイオーガにランクを乗せることが目的になるので特攻は最低限で良いと考えた

 

>カイオーガ
・構築のメイン火力
・壁技によって、受けるのが難しいカイオーガを動かせる回数を増やすのが強い、耐性も優秀で不意の攻撃での即死が少ないので安定してプランを組み立てやすい
・欲しい攻撃技が4つあって守るを入れるスペースがなかったので突撃チョッキで耐久を補強
・サブの水技は根源の波動、行動回数を稼げるので雑に打てる場面は多そう
・配分はHSベース、やや火力不足ではあるが行動回数で補う
・雨DMしおふきでH199-D136ザシアンを倒すには特攻が213必要…満タンのザシアンに向けて打つ展開はそう多くないと思って妥協

 

>ガマゲロゲ
・高圧的な並びに後手に回らないようにする役割
・特にカイオーガが苦手なレジエレキやボルトロスに対して強い
・突撃チョッキ持ちの電気タイプの処理速度が遅れない物理型での採用
トリトドンでも止まらないようパワーウィップを採用
カイオーガと並べた際にダイジェット+しおふきで縛り返す動きが強いと思ったので飛び跳ねるも採用
・強いて言えば、ダイウォール枠があると気持ち的には嬉しい
・最速にしてもレジエレキを抜けないことから性格は意地っ張りを選択…したが陽気が正解だったと思う
・陽気だとダイジェットを積んだボルトロスや素早さを削ったレジエレキに先制できる
カイオーガが対面して困るレジエレキはダイマックスや強化アイテム持ちなので素早さを削っているケースが多く、それに先制できる可能性が高いことは価値がある

 

>ガオガエン
・威嚇や捨て台詞で受け回して状況を立て直す役割
・参考記事では対ザシアンを強く意識してヨプの実だったが、オボンの実
・対戦数の少ないオフ会なので有利な相手をより強固にするより活躍する範囲の広いアイテムを持たせたかった
・C167フシギバナの命の珠ダイアース耐え(15/16)、A212ギガイアスの命の珠DMギガインパクト耐え(15/16)
・味方オーロンゲと同速になるのを避けたかったので素早さに少し配分

 

>ナットレイ
・白馬バドレックスへの時間稼ぎ、カイオーガを含むミラーでの対抗馬
・あまり信用していないポケモンだが、代案も思いつかずそのまま採用
・白馬バドレックスを凌ぐために鉄壁を採用したく、標準的なボディプレス型
・配分はHBベースだが、ミラーを意識して素早さを速めにしている

 

【対戦レポート】

 

〇1戦目 vs さざんか さん 勝ち 3-2 (チーム:放課後ゆいゆいティータイム)
自分:サンダー ガオガエン カイオーガ ナットレイ
相手:オーロンゲ ザシアン トリトドンロトム (FCランドロス ゴリランダー)
参考の構築記事では「ゴリランダーなどの障害を排してからカイオーガガマゲロゲを通す」とありましたが、あくびトリトドンを素早く崩せない中でゴリランダーを上手くいなすのは難しいと思ったので、ガマゲロゲではなくナットレイを選出。
相手は壁展開から。一度ザシアンを退かせてオーロンゲロトムの並びに、こちらもカイオーガを着地させてしおふきで1匹残数を減らそうとすると電磁波+ダイバーンで上手く切り返される。ただ、怪電波でロトムの火力を削ぐことに成功しており、ダイサンダーのおかげでトリトドンのあくびに対する警戒も弱めることができたので、トリトドンは無視してカイオーガの範囲技でザシアンかロトムから崩すことを狙う。根源の波動が全て当たったおかげで狙い通りに立ち回れて、最後は相手の持ち時間切れで負け。ただ、こちらはダイマックスも残していて総合時間的にも残数有利だったので、問題なく勝てていたでしょう。
ゆりちゃん負け、ほこさん負け、でチームは負け。

 

〇2戦目 vs Mackey さん 負け 0-2 (チーム:Maison Zaninovich)
自分:オーロンゲ カイオーガ ガマゲロゲ ガオガエン
相手:レジエレキ エルフーン バドレックス黒 ウーラオス水 (FCランドロス イエッサン♀)
参考の構築記事では「黒馬バドレックスにはカイオーガ+ガマゲロゲで選出することが多い」とありましたが、ガマゲロゲが初手でウーラオスに削られてしまうとバドレックスが受からなくなって最後にレジエレキのダイマックスで詰められてしまうのでは…と思い早めに光の壁を使える選出。初手レジエレキにはガマゲロゲ交代で間に合うと判断しました。
相手の初手にレジエレキがいたので光の壁+ガマゲロゲ交代で動くと、エルフーンからエナジーボールが飛んできてガマゲロゲが即死。相手のレジエレキはダイマックスしていたので怖い顔+ダイストリームで切り返す可能性があるかと思いきや、突撃チョッキ持ちなので一撃で倒せず。そのまま順当に負け。
ゆりちゃん負け、ほこさん勝ち、でチームは負け。

 

〇3戦目 vs おみ さん 勝ち 4-1 (チーム:ポップチャンネル(偽))
自分:サンダー ガオガエン カイオーガ ナットレイ
相手:ザシアン ゴリランダー トリトドンロトム (FCランドロス ポリゴン2)
先ほどと同様にゴリランダー+トリトドンへの意識やポリゴン2のトリックルームに対する立ち回りを考えてガマゲロゲではなくナットレイを選出。
初手は有利だったのでゴリランダーに暴風とDDラリアットを集中するとロトムが出てきて半分削る。その間にザシアンには身代わりを使われますが、次のターンにガオガエンにじゃれつくを打ってきたので格闘技がなくナットレイで詰められそうな雰囲気を感じます。ということで、その障害になるロトムを優先的に倒すことを狙って立ち回り、そのままナットレイで詰めて勝ち。
ゆりちゃん勝ち、ほこさん負け、でチームは勝ち。

 

〇4戦目 vs パチリス♀ さん 負け 0-3 (チーム:エレキュート)
自分:カイオーガ ガマゲロゲ ナットレイ ガオガエン
相手:オーロンゲ ザシアン ボルトロス FCランドロス (リザードン イエッサン♀)
水技の通りが良かったのでダイジェット+カイオーガを基軸にした選出。ナットレイとサンダーのどちらを選出するか迷って、カイオーガが重そうなのでダイサンダーで素早く処理を狙ってくると思ったので電気技を半減できるナットレイを選出。ただ、サンダーもダイサンダーで一撃では死ぬわけではなくダイジェットや格闘技を受けられるのでサンダーが正解だった気もします。
初手はダイジェット+しおふき。相手のザシアンは守るを使ってオーロンゲのトリックでガマゲロゲが脱出パックを渡されて、相手はオーロンゲの死に出しでボルトロス。一瞬、脱出ボタンとの間違いを疑うもランドロスに交代することで攻撃せずに交代を強要させるギミックと理解。とはいえ、カイオーガを動かせばランドロスを倒せると思ってそのまま動かしたのですが、交代で出てきたランドロスは気合の襷で攻撃をしっかり耐えてボルトロスのダイジェットでカイオーガを大きく削られてしまう。こうなるボルトロスの処理が難しく、攻撃方向を読み当てればチャンスが残る場面はあったものの、それもはずれてしまい負け。
ゆりちゃん勝ち、ほこさん勝ち、でチームは勝ち。

 

〇5戦目 vs ぽけむら さん 勝ち 1-0 (チーム:リバティノート運営)
自分:カイオーガ ガマゲロゲ ガオガエン オーロンゲ
相手:レジエレキ エルフーン バドレックス黒 レジスチル (カプテテフ マンムー)
物理打点で強いポケモンも少ないので素直にカイオーガガマゲロゲでダイアースを積んで打ち合う選出。レジスチルを意識してナットレイを選出するか迷いましたが、バドレックスに対して余裕があるわけでもないので、クッション役としての期待でオーロンゲをラストに選出。
追い風+ダイサンダーでカイオーガが即死するものの、ダイアースでレジエレキを一撃で処理。死に出しガオガエンから猫騙し+ダイジェットでエルフーンの処理を試みると脱出ボタンでレジスチルが登場。レジスチル守るを読んでバドレックスを狙うもエルフーンへの交代で凌がれて、しかもレジスチルは守っていない・・・が度忘れだったので助かる。ここでガマゲロゲダイマックスが終わるものの、守るを使った直後に威力が2倍になる地団駄が優秀で、最終的には何とかレジスチルを押し切り、オーロンゲがバドレックスとのタイマンを制して勝ち。
ゆりちゃん負け、ほこさん勝ち、でチームは勝ち。

 

〇決勝1回戦 vs さざんか さん 勝ち 3-0 (チーム:放課後ゆいゆいティータイム)
自分:サンダー ガマゲロゲ ガオガエン カイオーガ
相手:オーロンゲ ザシアン トリトドンロトム (FCランドロス ゴリランダー)
再戦。予選での戦いを振り返ると相手はサンダーに苦戦していた印象で、こちらが選出しなかったガマゲロゲにわざわざゴリランダーを合わせて対サンダーを弱めることはしないと考えて、ナットレイではなくガマゲロゲを選出。
相手は再び壁展開からで、ガマゲロゲガオガエンに交代して一度威嚇を入れてから猫騙し+サンダーをガマゲロゲに交代とすると、相手もザシアンをトリトドンに交代。これにパワーウィップを打つと素直に通ってトリトドンを倒す。こうなると水の通りが良いので電磁波を持つオーロンゲを倒してからカイオーガダイマックスさせて勝ち。
ゆりちゃん負け、ほこさん勝ち、でチームは勝ち。

 

〇準々決勝 vs ひろきんぐ さん 負け 0-3 (チーム:社畜とひよポケ)
自分:カイオーガ ガマゲロゲ ナットレイ ガオガエン
相手:バドレックス白 ポリゴン2 カプレヒレロトム  (レジエレキ ガオガエン)
初手でダイマックスを切るか迷いつつ、しおふき+アクアブレイクとするとポリゴン2にギリギリ攻撃を耐えられてしまい、バドレックスのダイソウゲンでカイオーガを1ターンで失ってしまう。ナットレイで鉄壁を積みながらガオガエンダイマックスで何とかバドレックスを処理するものの、相手が温存していたロトムにしっかりナットレイを倒されてしまい負け。
猛省。初手カイオーガダイマックスで全く問題がありませんでした。恐れていたのは「カイオーガダイマックスさせてポリゴン2を倒すものの、ダイソウゲン+後発レジエレキでカイオーガが即座に縛られる」なのですが、レジエレキが物理型でない限りはチョッキを合わせて攻撃を耐えるかガマゲロゲで縛ることができそうです。1ターン目にバドレックスがガマゲロゲを狙っていたとしても、カイオーガが満タンで残っているのでガオガエンを死に出ししながら勝負ができます。ダイソウゲンがなければカイオーガは無理にダイマックスせず様子を見た方がいいとも考えていて、草技の採用率がどんなものか分からなかったせいで甘えたプレイングをして付け込まれる結果となりました。
ゆりちゃん負け、ほこさん勝ち、でチームは負け。

 

【感想】
手に馴染みやすいパーティを見つけることができたおかげで、最低限の目標であった1勝も無事に達成。予選形式に助けられた部分もありますが、結果的に予選抜けベスト8という結果になりました。
剣盾発売以降は時世もあってオフ会もあまりなく、普段ランクマッチもやらなければ公式予選もほとんど参加しなくなっており、知らない参加者の方がとても多かったです。
直前の1日だけでしたが、勝つためにポケモンを考えるのが久しぶりだったので良い機会になりました。誘っていただいてチームを組んでくれたゆりちゃんとほこさんに感謝です。ありがとうございました…!