輪唱パーティについて。
トリプルでしか使われない技なのに、実際にパーティを組もうとすると天候を利用するケースが多くなり輪唱はおまけ程度のギミックになってしまうのが悔しかったので、ずっと無天候の輪唱を考えようとしていました。が、やはりなかなかできません。特に、無天候の場合は上から殴る手段が求められるのですが、そこで没になった案を列挙していくことにします。
いわゆる、輪唱始動役と言われるものの候補です。
(輪唱始動役)
同一ターン内に「りんしょう」を選択したポケモンが複数いる場合、輪唱を選択したポケモンは素早さ順で最初に輪唱を使ったポケモンの直後に行動順を割り込ませて威力120の輪唱を使うことができます。当然殴られる前に殴る方がよく輪唱を生かすにはターン内で最初に動けるポケモンが輪唱を使うのが良いです。輪唱始動役というのは、素早さ順で1番最初に輪唱を使うポケモンのことを指します。
○特性「かそく」
定番は拘りスカーフのクロバットなのですが1.5倍程度じゃ満足できなかった点と拘りスカーフが輪唱で固定なのが痛いので、素早さを上げる特性を選べばいいということで。しかし、加速するポケモンの耐久が低いので場持ちしなさそうで安定感がなく没。場持ちのために身代わり守るを入れて輪唱が入れると技が埋まってしまい自由に技を選べる非拘りの良さが出なくなります。バシャーモは普通に攻撃してた方が強そう。サメハダーはシャンデラとバンギラス・ドリュウズに対抗できるのは評価できます。メガヤンマは見破るを覚えるのでシャンデラをこれで潰したかったです。
○特性「はやあし」
初手から輪唱を狙うと猫騙しで妨害されることが多いので、初手では守るでお休みをして2ターン目から攻める目的で考えたもの。サンダースの夢特性が速足だと聞いた瞬間にこれはやってみたいと思っていましたが、4世代と違って速足の素早さ上昇が1.5倍になっていたので、相手に追い風を打たれたら残念なことになりそうなので没になりました。スカーフと火炎玉を同時に持たせたかったかなぁ。
サンダースでさえ遅いと思っているので、他の速足ポケモンは没です。
○エルフーン&テラキオンに輪唱コンボ
エルフーンテラキオンがメインになる点とどちらのギミックも追い風をしないといけないという点が重なって没。ただ、エルフーン自体は嘘泣きもあるので輪唱を半減できるポケモン程度なら貫通することは非常に簡単だと思います。
○特性「かるわざ」
ハイリンクにキモリがいるので。無天候の輪唱パーティが弱くなりがちなテラキオンを上から縛れる点は強そうだとは思いましたがジュエルを消費してからでないといけない。ここで、レパルダスという案が降ってきたので、レパルダスは実際に使ってみました。初手は猫騙しで相手を妨害しつつノーマルジュエルを消費。次のターンから軽業の速さで輪唱を使うことができます。猫騙しを防がれても輪唱がノーマル技なのでジュエルをちゃんと消費できるのがポイントです。当時はバークアウトの親を持っていなかったので目覚めるパワー悪で使っていましたが、アンコールや嘘泣きもあるのでしっかり考えれば使い道はあるかと思います。ただ、ポリゴンZと弱点がかぶるのは痛いです。
○「くさのちかい」+「みずのちかい」コンボ
使用ターンを含め4ターンの間、相手の素早さが1/4になります。草ポケモンと水ポケモンが必要なのでバンギラスやドリュウズに弱くはなりにくいですが、4ターンしかないのに輪唱では攻めるのが遅いです。
○「こうそくいどう」「ギアチェンジ」「ロックカット」
耐久の高いポケモンで素早さを上げる技を使って輪唱を使う発想。メタグロスやギギギアルなども考えましたが、ドリュウズやシャンデラに弱い鋼ポケモンは使いづらいです。ここで、高速移動ポリゴン2という意味不明なことを思いついて実際に使ってみましたが、高速移動2回で砂かきドリュウズ抜きにしたのでHSベースになってしまい進化の輝石を持たせても居座るだけの耐久を保ててるとは言えない状態でした。特性トレースで砂かきやすいすいを奪いたいとも思いましたが、そんな機会は現れませんでした。
クレセリアやスイクンが高速移動を覚えないことが残念でなりませんでした。
○「ふくろだたき」+「くだけるよろい」
砕ける鎧のメンバーを見てやめました。しかも、防御が下がっていくから先制技に弱くなるという難点までついています。
○「ふくろだたき」+「びびり」
びびりのメンバーを見てやめました。
こんなところでしょうか。
輪唱は1ターンに1匹しか攻撃できない技なので輪唱始動方法だけ考えていても勝てるパーティが出来上がるわけではありませんが。
本当はもう1つ今考えているものがあるのですが、没になるまではちょっと考えたいと思います。