ちょっとだけAKB48について

そういえば、2011年のオリコン年間シングルチャートはAKB48が上位5つをミリオンで独占したんですってね。知りませんでした。「フライングゲット」がレコード大賞受賞と聞いたときには「・・・?」って感じでしたが、年間1位だったんですね。


CDを出すタイミングが春の「桜の木になろう」、総選挙の投票権付きの「Everyday、カチューシャ」、総選挙選抜の曲「フライングゲット」、じゃんけん選抜の「上からマリコ」、冬の「風は吹いている」・・・この流れは「桜の栞」「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」「チャンスの順番」「Beginner」の2010年とあまり変化がないなぁと個人的には感じました。


2011年の1年は2009年以来の選抜総選挙前田敦子が2010年に首位陥落を経験して2011年で再び頂点へと戻る出来レースのような物語だと感じていたので、「Everyday、カチューシャ」とその総選挙の様子までは必要なものだったと思います。ただ、ここで前田敦子の物語は完結したので、「フライングゲット」のある必要性をそこまで感じなかったことと次に頂点に立てる人を育成するためにも去年と同じ流れなのはどうだったんだろうと思いました(主観ではありますが、「Beginner」と「風は吹いている」は存在感の薄さまでちょっと似ているかなと)。


去年は前田敦子復権の他に柏木由紀指原莉乃のブレイクこそありましたが、今年も総選挙は4回目となりブレイクの予感がある人があまり存在しないこともあってかただの定期的なイベントとなって盛り上がりがなくなる予感があります。まあ、じゃんけん選抜もそうですが。
そういうわけで、今年は初めて「選抜をファン投票で決めます」と言ったときくらいのサプライズを用意しないと、国民的アイドルとしての勢いは衰退していくのではないかと思います。
「AKB新聞発行!」みたいなのも聞きましたが、どうも今のAKB48は勢いがあっても消沈しかけてるところにいるという印象が強いのでなんで今ごろなのかと思いました。


それより気になったのは、年間シングルチャートの9位に「パレオはエメラルド」があったこと。
SKE48AKB48の二番煎じとしての印象が強いかと思いますが、ここまで売り上げを取れるとは思っていませんでした。SKE48SKE48として人気を得る日が来るイメージはあまりできませんが、個人的にはSKE48の方が曲は好きなのでまあ喜ばしいこと、なんですかね。