2011年秋ドラマ「僕とスターの99日」の感想

ドラマ「僕とスターの99日」を見終えて。
因みに、第1話は見逃しています。



1話目を見逃していたので、どういう経緯でボディガードを務めるようになったのかだけを聞いて第2話から視聴。そうすれば、第1話のおさらいみたいなものを冒頭で見ることができると思いましたが、ボディガードになるまでの描写は割と一瞬しか映りませんでした((
意外と展開も早いみたいで、大事なキーホルダーを探すところやもんじゃ焼き屋にいるところを橋爪にカメラに収められてたりするんですね。


しかも、第2話を見てみると実はコメディだったという衝撃の事実。元々、「西島秀俊佐々木蔵之介が好きだからとりあえず観てみよう」と思っていただけで内容はボディガードになるということしか知らなかったので・・・でも、よくよく考えるとボディガードになってどんなストーリーを展開できるのかを考えたらコメディは自然な流れかもしれませんね。
佐々木蔵之介が今までやらなかったようなキャラクターを演じている…ナルシスト的なところもお笑い担当も見たことがなかったので新鮮でした。ついでに「俺、そういう顔してるだろ?」の石黒英雄がいます。


そして、コメディだと思って観ていたのですが、実は恋をする話だったことに後々…というかユナの態度が変わってから気付く。でも、公式サイトを見てみると「まさかの恋は、まさかの期限付き」っていうキャッチフレーズがあるので、最初からそうだったんですね。かたや「〜恋愛できない理由」だったのに、スターはボディガードに恋するまでが早すぎます((


加藤あいが登場。ナレーションでも「恋のライバル登場??」って言ってましたが、そもそも並木航平には恋に関する自覚がなし。そのあと急に自覚を持ちましたが、持ってからの行動も早すぎます。。。そして、加藤あい演じる熊田梢は並木さんにフラれるも一瞬で吹っ切れる。いや、その場では吹っ切れたと言って強がってるだけかもしれませんがそれに関する描写はなく。ただ、強がってるようには見えなかったので、そんな簡単に割り切れるものなのかと思いました。というか、熊田さんは「恋のライバル」という代名詞があったのにキャストにも相関図にも載っていない…どういうことでしょう。


高鍋大和と交際をしていると宣言する記者会見でユナは嘘をつかずに本当のことを話しましたが、鈍感だった並木航平でもここで本当のことを話すのを読めていたみたいですね(寧ろ、私は読めてなかった)。まあ、彼が会見場へ出て行って「ダメだー!」って叫びに来るとそれは逆に問題が難攻するのですが。
最近は、男がダメダメだからこそ共感が持てるのでしょうかね。まずいですよ。ただでさえ、女性の方が強いんだから男性は弱くちゃいかんですよ。


最終回は、並木航平・ユナ・高鍋さんの付き人の男の子・テソン…それぞれみんなが新しい場所へとステップしていく様子が描かれたハッピーエンドになりました。あ、高鍋さんもハリウッド目指してファイヤー言ってましたか((
橋爪も最後は甘い人間側へと移ってしまい、悪いイメージのまま終わらず一種の成長とでも言える…のでしょうかね。


ここまでずっと見ていると、並木桃は必要だったのかどうか疑問に思います。まるで設定を借りたスピンオフのような位置にいるのですが、桃の物語だけ「僕とスターの99日」の芯となる部分とは関連性がないようにも見えたのでスピンオフでいう表現すら使えないと思いました。


全体的な感想としては、可もなく不可もなくって感じです。そもそも99日の約束なだけあって、コメディ的にもテンポはいい方だと思いますよ。