色違いのポケモンの特徴など考察

色違いのポケモンについて。
項目的に非対戦事項にしましたが、内容は対戦に関するものです。乱数調整で色違いのポケモンを用意したことがないので、もしかしたら間違えている部分もあるかもしれません。



最近のポケモンゲームは、いわゆる乱数調整のおかげで性格・個体値・性別などのパラメータを狙って出すことが可能になり、対戦のために理想とする個体を手に入れるのが容易になりました。また、理想個体だけでなくその他それまでランダム要素とされていたものを狙って出せるようになりました。そのうちの一つが色違いのポケモンです。
色違いのポケモンの存在はかなり稀有であって、加えて対戦で使用するための要素を重視して厳選や孵化を行っていては対戦で使用できるレベルの個体かつ色違いというポケモンを用意するのは相当困難を極めるレベルでした。そういうこともあってなのか、対戦に使用する個体を色違いにする人も増えていき、今では乱数調整ができる人にとっては色違いであるのが基本ステータスというような人もいるのではないでしょうか。
実際に色違いであることが対戦にもたらす影響はどれくらいあるでしょうか。


まず、色違いであることで相手が読み取れる情報について。


ポケモンが繰り出されて色違いであることが分かった最初の瞬間に思うことは、相手が乱数調整を使用しているということが分かることです(断言すべきではないですがそもそも相手が理想値であることを前提に対戦することがほとんどなのでそれ以外の場合は考えません)。オフ会のように対戦に勝利することに意識を高く置いている人たちの間では何ら変わりはないでしょうが、公式大会やランダムマッチで対戦する相手の中には対戦慣れしていない人もいて乱数調整を使ってるという事実だけで相手が強いと感じてもらい、対戦中にミスを誘いやすくなるかもしれません。ただ、最近では乱数調整はかなり幅広く浸透してしまっているので、乱数調整を使っていると分かることが相手の強さを判断するための指標とも言えなくなってきました。また、乱数調整を知らない人からしたら改造などの疑いをかけられる可能性もあり、その場で収まっても相手にはいい印象を与えないかもしれません。


次はもうちょっとポケモンをやっていることが分かる人の考えで、理想個体を色違いのポケモンにしづらい場合なども存在します。
例えば、WCS09の頃。ちょうど乱数調整が流行し始めたころですが、4世代で用意するポケモンを色違いにすることに比べて3世代で用意するポケモンを色違いにすることは難しかったみたいです。なので、3世代で自爆を覚えさせてから4世代に送る必要のあったカビゴンが光ると自爆がない可能性が高いという情報を与えていたことになります。あくまで難易度から判断した可能性なので、逆に3世代で色違いの理想値カビゴンを用意することができれば相手に自爆がないという偽りの情報を植え付けることができます(実際に色違いのカビゴンが意外にも自爆を持っていたという動画を見たことがあったと思います)。
ただ、なんだかんだ3世代で地球投げが必要になるラッキーの色違いもよく見ることを考えると3世代の孵化に関しても色違いを狙うことはできるようになったのかと思います。なので、対象となるのはポケモンXDで特別な技を覚えたポケモン(手助けサマヨール、手助けトゲキッス、この指エレキブルサイコブーストルギアなど)ではないでしょうか。
逆に、色違いであることでメリットがある代表的な例はエンテイスイクンライコウ。それぞれ特別な技を覚えたポケモンとして配布されたことがありますが、そのポケモンは色違いでした。場に出てくるときのボールで判断ができると言っても、それを見逃したりした場合にスイクンが通常色だと絶対零度を覚えていないということが分かります。なので、先のXDポケモンの例と違ってこの3匹に関しては色違いであった方がいいかと思います。


色違いのポケモンを使うことで自分が影響を受ける点はほとんどないと言っていいのではないでしょうか。色違いであることへの自己満足だったり、と。ただ、対戦時において一つだけ違うのは色違いのポケモンは通常色のポケモンに比べて光るモーションがある部分でポケモンの登場かかる時間が僅かに長いことです。なので、努力値を振るなど育成するときにはかかる時間も少しだけ長くなりますし、ランダムマッチで制限時間を考慮した持久戦をするようなときにも僅かながら時間を稼ぐことができます((


かくいう私は、乱数調整でできる色違いに価値を感じませんでした。オフに行ってないころ、主に対戦する場所であった公式大会などで、色違いであることをアピールしない方が色違いを見ることで発生する警戒心を生まず、油断はしてくれなくてもつけこめる隙ができるかもしれないと思ったことなどから色違いよりも通常色の方が良さそうだと思っていました。まあ、本当のところは、学ぶのが面倒だったことと努力値振る度に光るのが面倒だったことですね((