5/26開催の第13回伝説厨オフに参加して来ました。
次回の開催が7月と見込まれていたこともあり、一つ前の記事でも考察した緊張感ミュウツーが解禁される前の環境での対戦は最後になるのではないかと思います。
予選は8人のカイオーガグループで3位までが予選を通過することができましたが、なんとか5-2で2位通過。決勝1回戦と準決勝で勝って決勝まで駒を進めましたが、残念ながら敗れてしまい準優勝に終わりました。
第11回伝説厨オフから3連続で決勝に進んでいるもののすべて負けて準優勝に終わっているのがなんとも情けないところであります。
〜使用パーティ〜
ルギア、ズルズキン、ルンパッパ、カイオーガ、パルキア、メタグロス
○ルギア おくびょう プレッシャー
209-×-150-110-179-178 H.220 D.36 S.252
エアロブラスト、でんじは、みがわり、はねやすめ@たべのこし
○ズルズキン しんちょう いかく
172-110-137-×-182-75 H.252 B.12 D.244
かみくだく、けたぐり、ねこだまし、いかりのまえば@オボンのみ
○ルンパッパ ひかえめ すいすい
155-81-91-156-120-122 B.4 C.252 S.252
ハイドロポンプ、くさむすび、ねこだまし、まもる@いのちのたま
○カイオーガ ひかえめ あめふらし
201-×-110-209-160-129 H.204 C.156 S.148
しおふき、だくりゅう、かみなり、れいとうビーム@こだわりメガネ
○パルキア おくびょう プレッシャー
185-×-123-180-141-167 H.156 B.20 C.76 D.4 S.252
りゅうのはどう、ハイドロポンプ、でんじは、まもる@ドラゴンジュエル
○メタグロス いじっぱり クリアボディ
183-178-151-×-137-93 H.220 A.52 B.4 D.212 S.20
コメットパンチ、しねんのずつき、アームハンマー、トリック@こだわりハチマキ
ルギアの電磁波による素早さ操作を軸に火力の高いポケモンでガンガン攻撃を仕掛けていくパーティです。
電磁波ルギアの構築をBWGSで使用したことがないこと、前回の伝説厨オフで命の珠カイオーガの火力が絶妙に足りなかったことから再び拘り眼鏡カイオーガを使いたいと思ったこと、クリスマスカップで使用したズルズキンがルギアとそこそこ相性が良かったことなどから今回のパーティを使用することになりました。
「ズルズキンルギアカイオーガ何か」の選出を基本としたいですが、カイオーガのHP管理は慎重に行わねばなりません。ズルズキンと何かを交代で回してズルズキンの威嚇や猫騙しを何度も活用できるようにしたいので、求められるポケモンも耐久が高めのポケモンになります。また、ズルズキンの技構成の関係で見切りを入れられない可能性があることや火力が低いことを考えると後発に求められる一般枠のポケモンはメタグロスとなりました。
ここから残りの2匹を考えることにしますが、ルギアカイオーガで組んでいると天候を雨から変えることができないので相手のカイオーガなどが重くなりがちです。取り巻きのポケモンもまとめて対処できるようにこちらはルンパッパを採用することにしました。ルンパッパカイオーガという形を見せておくだけでも相手の選出を多少誘導できるのではないでしょうか。
最後の1匹にはルギアを繰り出しにくいようなパーティに出せるポケモンとしてパルキアを採用しました。
>ルギア(先発7+後発2=9)
構築の展開作りの主軸。序盤から積極的に電磁波を撒きつつ、最後はルギアに打点のないポケモンの前でプレッシャー+羽休めを重ねてタイマンで勝つことができます。最初の1試合以外すべてで選出しました。
技構成は電磁波、エアロブラスト、羽休めまでは確定。攻撃技をエアロブラストにしたのは相手のルンパッパとズルズキンを見据えてのことです。最後の技が非常に悩ましく、ルギア自身が身を守れる守るか身代わりが欲しいです。しかし、よくよく考えてみるとこのパーティの基本選出で扱いそうなポケモンは全く守るを所持していません。その状態でルギアが守るを使って身を守っていてもあまりアドバンテージにならないような気がするので、麻痺を撒いて隣で攻め込む間にルギアがアドバンテージをとれる身代わりとしました。実際に身代わりはかなり活躍してくれたので採用して正解だったと思います。
努力値配分はHSベースの配分。素早さは最速、バンギラスを使っていないのでゴウカザルを倒せる特攻の値も確保せず、食べ残しの回復量が多くなるようにしながら特殊防御に配分することでC222カイオーガの雨ジュエル75%しおふきまで確定で耐えるようになります。
持ち物は食べ残し。身代わりが無駄打ちになりにくいように光の粉を持たせて身代わりを残しやすくするか食べ残しを持たせて身代わり1回に支払う実質のHP量を少なくするかのどちらかです。後発から繰り出す可能性も考えて汎用性の高い食べ残しを選びました。普段、食べ残しを持たせてしまうと体力満タンのときに先制羽休めができないというデメリットがありますが、今回は身代わりを採用しているので自らHPを減らしにいけるので気になりません。
>ズルズキン(先発4+後発3=7)
ルギアの苦手なディアルガバンギラスに強めで、バンギラスに比べるとカイオーガに対する耐性が全くないものの特性の威嚇によってグラードンやホウオウに対して展開をしやすくなっています。
技構成は安定した打点になりやすいけたぐり、格闘技と相性の良い悪技の噛み砕くが必須。今回のズルズキンは耐久に努力値を割くのでけたぐりと噛み砕くでは相手を削る能力が低すぎるので怒りの前歯を採用。残る1枠を猫騙しにするか見切りにするかの選択になります。トリックルームパーティに対してもカイオーガやメタグロスなどを攻撃の軸として扱っていくのでズルズキンよりも取り巻きの身を守ることの方が重要だと判断して猫騙しを採用しました。
ルギアと共に並べるので展開速度に見合った耐久が欲しく、努力値はすべて耐久に振り切りました。ここまで耐久に振るとC222ディアルガの拘り眼鏡流星群まで耐えることができます。また、素早さは敢えて下げることでトリックルーム下のシャンデラに先制できるようにしています。
守るを切った分、少しでも場持ちを良くできるように持ち物はオボンの実を持たせました。
>ルンパッパ(先発5+後発0=5)
相手のカイオーガへの抑止力となるポケモンであり味方のカイオーガの雨降らしの恩恵を大きく受けるポケモン。ルンパッパは元々の数値が著しく低いポケモンなので雨が降っている状態でようやく伝説戦の環境に参加できている印象があります。なので、雨の恩恵をできるだけ大きく受けられるような型にしたいです。
そういうわけで、宿り木の種を採用せずハイドロポンプを採用しています。草結びはカイオーガを止めるために必須。ルギアで有利な状況を作れるために生存するために守るも必須。宿り木の種を入れるとすれば猫騙しを切ることになりますが、ルンパッパ+カイオーガの形で繰り出したかったので仕方なく諦めました。
持ち物はカイオーガを一撃にできる草のジュエルか命の珠で運用を考えていましいたが、ハイドロポンプを採用したことからどちらにも火力があった方がいいと思ったので命の珠を採用しています。草のジュエルにして「草結び、宿り木の種、猫騙し、守る」としても場持ち性能と型がマッチしないと思ったこともあります。
命の珠を持たせることにしたので、特攻と素早さにすべて振り切って配分しています。残りの努力値を防御に回すことでA222グラードンの黒い鉄球投げつける+命の珠ダメージを最大乱数以外で耐えるので威張るや手助けが絡んでいない限りはグラードンにもタイマンで勝つことができそうです。
>カイオーガ(先発4+後発3=7)
電磁波を撒いてから一気に制圧を掛けることができる圧倒的高火力ポケモン。半減程度でも無理やり持っていくことができるので持ち物は拘り眼鏡で確定。拘り眼鏡のしおふきは多少HPが削られていても十分に強力なので多少なら雑に扱うこともできます。
奇抜な技こそ採用していませんが、濁流と冷凍ビームはそれぞれハイドロポンプと吹雪で選択になる枠でしょうか。まず、氷技ですが冷凍ビームでも十分に強力です。この指止まれを使うポケモンと組んでいる場合などは不利な状況をカイオーガで打開しなきゃいけない場面が多いので当たったときのアドバンテージが大きい吹雪を採用したいですが、今回は隣が高火力のポケモンか詰みを狙えるルギアになると思われるので確実に狙った相手を削れる冷凍ビームの方が計画的に立ち回れて良さそうです。水技の選択も同じような理由で濁流にしています。
努力値配分は耐久・火力・素早さを適度に両立させています。A222グラードンの75%地震2発耐え、C202カイオーガの拘り眼鏡雷を最大乱数以外耐え、雷でH175D161カイオーガ1発、残りが素早さ、です。カイオーガは耐性と耐久数値が優秀なポケモンなので、拘り眼鏡を持たせることで水タイプの耐性を持ちながら電気や氷技をタイプ一致で使う擬似的な扱いもできるので耐久に振った型の方が個人的には好きです。
>パルキア(先発0+後発4=4)
今回のパーティでは天候を雨状態から変えることができない上にズルズキンもメタグロスもカイオーガより遅いポケモンであるため、素早さが高く水技を1/4にできるパルキアの存在は重宝します。
メインウエポンの竜の波動は確定。特別攻撃範囲を広げるよりも麻痺を入れて味方を動かしやすくする方が良いと思ったので電磁波、トリックルームなどから時間を稼ぐために守るも必須。最後の技は火炎放射かハイドロポンプで迷いましたが、雨が降っていると火炎放射ではメタグロスに対してあまりダメージを稼がないのでハイドロポンプとしました。
努力値配分はおそらく一般的なもので、素早さを最速にしながらC226ミュウツーのジュエルサイコブレイク耐えを実現して残りを特攻に配分しています。
この特攻の値ではWキュレムを一撃に仕留めることができないので強化アイテムを持たせようと思いましたが、白玉を持たせても火力は足りませんでした。そこでドラゴンジュエルを持たせることにしました。パルキアは何度か攻撃をすることも多く、かなり削れている相手に対して竜の波動を使ってジュエルを消費してしまうのがもったいなく思えましたが、このパーティには水技に耐性のあるポケモンが少ないのでパルキアで攻撃を受けているだけでは対策にならず電磁波を打つにしても守るを所持していないポケモンが多いので解決になっていません。なので、ジュエル竜の波動でカイオーガに即座に大きなダメージを与えて隣のポケモンが攻撃を耐えられるようにできることが非常に大事だと思ったことからドラゴンジュエルが最適だったのではないかなと思います。
>メタグロス(先発0+後発8=8)
火力が残りHPに依存するカイオーガだけでは麻痺を撒いてからのアタッカーとして不安で、ズルズキンの怒りの前歯が相手のHPをちょうど半分削れる技だったので麻痺を撒いたポケモンをそのまま倒せるように拘り鉢巻を持たせて採用することにしました。ルギアと同じような展開速度のポケモンに対してもトリックを打ち込むことができます。
技構成はルギアクレセリアを攻撃できるコメットパンチ、パルキアを2発で突破できるようになる思念の頭突き、ディアルガなどに対して有効なアームハンマーで技が3つ埋まり、最後の枠は相手の瞑想ギラティナやルギアを妨害できるトリックとしました。
C222カイオーガの雨75%しおふき耐え、A222グラードンの命の珠75%地震を上3つの乱数以外耐え、素早さは最遅パルキア-1に設定して残りを攻撃に振りました。数値を見て連想できるように鉢巻思念の頭突きはコジョンドのけたぐりと同じ火力になります。