BWGS・・・という非公式ルールですが、ホワイトキュレムをもう少し使ってみたくおそらくオフでは機会がなさそうだったことから見せ合いなし44でパーティを考えてみました。
脳内で組んでみて3戦してみただけですが、経過と試合のバトルビデオを残しておこうと思います。
○ゴウカザル ようき もうか
151-156-91-×-91-176 A.252 D.4 S.252
インファイト、マッハパンチ、ねこだまし、アンコール＠きあいのタスキ
○Ｗキュレム おくびょう ターボブレイズ
202-×-111-220-121-161 H.12 B.4 C.236 D.4 S.252
りゅうせいぐん、りゅうのはどう、れいとうビーム、クロスフレイム＠こだわりメガネ
○ルギア おくびょう マルチスケイル
181-×-150-142-174-178 C.252 D.4 S.252
エアロブラスト、だいちのちから、まもる、はねやすめ＠いのちのたま
○Ｗロトム おだやか ふゆう
156-×-143-125-157-106 H.244 B.132 D.132
10まんボルト、ハイドロポンプ、でんじは、まもる＠オボンのみ
3月のオフで使用したパーティは見せ合いありのルールだったので吹雪の圧力を掛けるべくユキノオーと合わせてホワイトキュレム(以下、Ｗキュレム)を採用するところから始めましたが、キュレムはドラゴンタイプとしての面を見ても強力なポケモンであるため純粋にドラゴンタイプとしてのキュレムを生かせるようなパーティを作成してみることにしました。
Ｗキュレムのドラゴンとして強力な点は特攻最大のディアルガと同じ特攻を確保しながら最速カイオーガを抜くことができるという点です。最速カイオーガを抜けるドラゴンにはパルキアもいますが、種族値の都合上で特攻最大でも値は202にしかなりません。このルールではC222カイオーガの雨75%しおふき耐えという耐久調整を行うポケモンも多いですが、C222の1.5倍強化流星群はその調整を崩すことができるのでC202に比べて非常に意味のある火力になっています。
ぜひこの点を生かしていきたいので、キュレムの持ち物はドラゴンジュエルか拘り眼鏡のどちらかにします。
Ｗキュレムは耐性や素早さがそれほど優秀ではないため、後発に置いても交換で繰り出すことや終盤の掃除役を務めさせるのは難しそうなので先発において最初から暴れてもらうことにしますが、弱点が多いため苦手な相手も多く交代先には非常に優秀な耐性が求めれます。特に、一番厄介なのは拘りアイテムを所持しているかもしれないパルキアに交代で出さなくてはいけない場合でそれを安定して受けられるポケモンはかなり限られています。今回はその限られたポケモンである夢特性マルチスケイルを持ったルギアを後発に配置します。
ここまでの2匹では特にバンギラスが辛いです。また、キュレムが苦手な相手が先発にいる度にルギアに交代をするようではどうにも後手に回ってしまうのでそういった展開を許しにくいポケモンが欲しいです。そこで猫騙しを覚えた格闘ポケモンをキュレムの隣に並べることにしました。
猫騙しを覚える格闘ポケモンは多数いますが、相手のカイオーガやパルキアに隙を見せるわけにはいかないので自ずと候補はコジョンドとゴウカザルに限られるのではないでしょうか。今回はその中でゴウカザルを採用しました。
最後の1匹はホウオウに強め且つカイオーガに厚くするために水耐性も欲しいです。更に言えば、バンギラスに対して高打点を叩き込めるゴウカザルが短命なポケモンであるため、バンギラスに無抵抗なポケモンは入れられません。そうなると、候補は水タイプになりますが、こちらのパーティには天候を変えられるポケモンがいないため一般枠ポケモンの水技程度では日本晴れの入ったパーティのホウオウを崩すことができません。ニョロトノを採用すると相手の天候パーティに対しての抑止になるようにも見えますが、ニョロトノ自身が足を引っ張りそうなパーティなので不採用。これらの条件を満たしているポケモンなんてそうそういない・・・と思い出したときに浮かんできた水ロトム。
水ロトムはホウオウのメインウエポンである炎技・飛行技を両方半減で受けることができカイオーガの水技にも耐性があります。更に、ホウオウへの打点を電気技で確保することができて水技でバンギラスにダメージを与えていくこともできます。欲しかった条件にぴったり当てはまっているポケモンだと思ったので4匹目のポケモンとして後発で採用しました。
>ゴウカザル
先にも書いたようにバンギラスに強いポケモンとして格闘タイプが求められて、初手でキュレムを交代することが多くなった場合に相手に見せる隙を小さくするために猫騙しが欲しく、パルキアに隙を見せないために素早いポケモンがいいということでコジョンドかゴウカザルが候補に挙がりますが、ここではゴウカザルを選んでいます。
技のインファイトと猫騙しまでは格闘技こそ違いますがコジョンドを採用しても必須になる技です。ここでゴウカザルを採用したのは残り2つの技であるアンコールとマッハパンチが欲しかったからです。初手で相手のパルキアに対しては猫騙し+流星群という集中攻撃で倒すことができるようになっているのですが、キュレムは基本的に攻撃するしか性能がないので相手は守るが安定して2ターン目に仕切り直しになってしまいます。ゴウカザルであればパルキアにアンコールをすることでキュレムに降りかかる攻撃を防ぐことができるので便利に使えます。マッハパンチはマニューラテラキオンなどの処理に非常に役立ちますし、天候を変えることができないこのパーティではドリュウズにいくらか打点があるだけでもそれなりに価値があるように思えます。
素早さは最速。インファイト+マッハパンチでHP振り程度のディアルガを倒すことができるので残りは攻撃に振り切りました。持ち物は低耐久でも行動が保証されやすくなる気合の襷。
>Ｗキュレム
このパーティの軸であるポケモン。持ち物はドラゴンジュエルか拘り眼鏡にするつもりでしたが、先発に出しても縛られていることが多いキュレムで守るを使っても隣のポケモンでサポートすることができないのでどうせ交代することになりそうなこと、ゴウカザルに炎技が入らなかったおかげで相手のメタグロスが重たくなること、ドラゴンジュエルで流星群を打った後は火力が全くないので拘り眼鏡の方が断然強いということから拘り眼鏡を持たせることにしました。
技構成は拘り眼鏡で強力な一致技の流星群と冷凍ビームが必須で残る2枠でメタグロスを強打できる技と何かです。まずメタグロスを一撃にするには大地の力では火力が微妙に足りないのでクロスフレイムを採用しました。最後の1枠は吹雪・竜の波動・大地の力の中から選んで、半減されにくく連打が効いて強力な竜の波動にしました。吹雪は2匹に当たったときのアドバンテージがとても大きいですが、竜の波動がないとカイオーガ相手に流星群で拘らなくてはいけない場面が多発するので優先度は低めです。
素早さは最速をキープするのは当然として、特攻をほんの少しだけ落としてC226ミュウツーのジュエルサイコブレイクを耐えるようにしています。特攻は冷凍ビームでH255D140ギラティナが最低乱数以外で落とせるような値を維持しています。
>ルギア
キュレムが苦手なポケモンである鋼・格闘・ドラゴン技に対してマルチスケイルでダメージを半減にして交代で繰り出すことができます。更に、パルキアやコジョンドに対しては先手を取って有利に戦えるので温存しておいたキュレムで終盤に遅いポケモンに圧力を掛けていくことができます。
構成が非常に難しかったのですが、キュレムの隣には耐久のないゴウカザルを置くと決まっていること、キュレムが有利な展開を作れても1ターンに1匹しか攻撃できない上にディアルガと違って耐性が優秀ではないので攻撃を加えられなかった方からあっさり倒されてしまいそうなこと、などを考えるとルギアも殴れる型である方が良いと判断しました。キュレムに拘り眼鏡を持たせることにしたのでトリックルームを凌ぐために守るは必須。メインウエポンのエアロブラスト、それと相性が良くメタグロスへの打点として必須な大地の力も確定。残り1枠には羽休めを入れておき、ルギアが最後に残った際にもタイマンで勝ちやすいようにしました。
攻撃的な型として使うので、努力値配分は特攻と素早さにすべて振り切りました。持ち物は火力を補強する命の珠。大地の力でメタグロスを2発で倒せるようになります。ルギアは先手で動きやすいのでマルチスケイル+羽休めとは相性が悪いようにも見えますが、ルギアのマルチスケイルは交代で出すときにダメージを半減するために発動してくれれば良い特性で、羽休めは元々耐久が高くタイマンが強いルギアが殴り負けないように持たせた技なので、不便ながらあまり気にしない方がいいのではないでしょうか。
・・・とは言いつつも正直マルチスケイルルギアの型がイマイチだと思うシーンが多かったです((
>Ｗロトム
グラードンとカイオーガの攻撃に耐性だけはあるポケモン。この条件だとグラードンと一緒に入っていたりするホウオウが辛かったりしますが、それを見事にカバーできているのがこの水ロトムです。
技はホウオウへとカイオーガに申し訳程度に打点は持ちたいので10万ボルトが確定。バンギラスにも打点を持ってほしいのでハイドロポンプを採用。トリックルームターンなどを凌ぐために守るは欲しく、最後の1枠でロトムが暇しない最も汎用性の高い技として電磁波を採用しました。
努力値の配分に関しては、このパーティ用に育成したものではないのであまり意味のないものもあります。C226ミュウツーのジュエルサイコブレイクを上2つ以外の乱数で耐えて、C202パルキアの命の珠流星群を最大乱数以外耐え、です。
参考(？)バトルビデオ
vs FON さん 69-36126-02800
vs リィズ さん 50-16767-41498
vs Babel さん 81-97441-38244
