見せ合いあり64パーティ案〜壁+太鼓マリルリ〜

バンギラス ストーンエッジ地震、竜の舞、身代わり@バンギラスナイト
ガブリアス ダブルチョップ、地震ストーンエッジ、剣の舞@気合いの襷
ファイアロー フレアドライブブレイブバード、剣の舞、追い風@鋭い嘴
ニャオニクス サイコキネシス、リフレクター、光の壁、トリックルーム@光の粘土
マリルリ アクアジェット、じゃれつく、瓦割り、腹太鼓@オボンの実
ナットレイ パワーウィップ、ジャイロボール、鈍い、眠る@カゴの実


ある日、「ローテーションバトルを中心に取り組んでいる知り合いから、壁+腹太鼓マリルリ+ナットレイのパーティの解説をされる」という夢を見たので、これは形にしてみようと思いその原案から考えてみました。
しかし、個体の用意ができていないため対戦もできませんしうまくまとめることができる感じがなかったので、叩き台のように扱うものとすることにしました((



まず、一応構築の中心となっているのはマリルリです。マリルリはXYから腹太鼓とアクアジェットを遺伝技で両立できるようになりました。特性力持ちで攻撃が6段階上がったアクアジェットはA200ガブリアスの拘り鉢巻き逆鱗に相当する火力となっています。また、フェアリータイプが加わったことにより、鋼技が等倍になってしまったもののドラゴン無効・格闘悪半減という強力な耐性を手に入れつつ水技と相性の良いサブウエポンを手に入れることができました。
メインウエポンのアクアジェットに加えて水技と相性の良いじゃれつくと腹太鼓を採用。最後の1枠には瓦割りを採用して水フェアリー共に半減してくるナットレイに打点を持てるようにするだけでなく、同じように壁技を使ってくるパーティに対する対策としています。
持ち物はオボンの実として、HPを3/4以上削られる攻撃技を受けない限りは腹太鼓が決められるようにします。マリルリは並程度の耐久しかありませんが、壁を貼ると一気に3/4以上削るのは難しくなるのではないでしょうか。ガブリアスの拘り鉢巻き逆鱗相当とは言ったものの実際には耐久に努力値を振るところからスタートしそうなので火力のラインをもっと低めになるでしょうか。メガバンギラスを+6アクアジェットで倒せるラインまでは攻撃に振りたいです。


ナットレイは電気草半減・毒無効とマリルリとの並びでの相性が良く、ナットレイが苦手な炎・格闘技や鋼の耐性からなくなってしまった悪技に関してもマリルリで圧力を掛けられます。マリルリとの並びを無視しても耐久耐性共に優秀なスペックの高いポケモンであるため採用はしやすいでしょう。
マリルリナットレイの相性は良さそうですが、その並びとなるとどうしても鬼火が一貫しがちになってしまいます。そのため、ナットレイは鬼火に対するケアができるように眠るを持たせて鈍いを積む型にします。マリルリを削ることを強く意識させてその隙にナットレイで積むことができるのは強そうです。「鈍い、眠る」と技が決まったので残りは攻撃範囲を考えて攻撃技を2つ。鋼技は鈍いと相性が良く高い威力の出やすいジャイロボール、草技はタネマシンガンだと相手のナットレイにも強くなれるのですが、マリルリを3/4以上削るということをこちらも意識しなくてはいけないので威力の高いパワーウィップを選択しました。
持ち物は眠ると相性の良いカゴの実です。因みに、隠れ特性に危険予知が出るようになったとのことですが、特性は定数ダメージのある鉄のトゲの方が良さそうです。


ここまでで2匹決まったので次に壁を貼る役割のポケモンを採用します。ここで選んだのは新ポケモンであるニャオニクスニャオニクスは♂の隠れ特性が悪戯心となっていて高い優先度からリフレクターや光の壁を使うことができるので、壁を貼ったターンも壁の持続ターンに含まれるという恩恵をかなり受けやすいポケモンとなっています。更に、一応トリックルームを覚えることもできるので素早さの遅いマリルリナットレイとの相性は良さそうです。
技構成はリフレクター光の壁という2枚の壁技に加えて一応攻撃技としてサイコキネシスを採用。残りの枠は何を覚えるかを把握しきれていないこともありますが、一応トリックルームを持たせてマリルリナットレイを戦いやすくさせることにしました。ニャオニクスの数値を見る限りは耐久に努力値をすべて割いたとしても壁を2枚貼ってからトリックルームをする体力は残らなさそうなので、トリックルームを絡める場合はどちらかの壁を貼りトリックルーム状態を作ってから壁を貼るのが良さそうに思えます。しかし、こちらがトリル下で活躍させたいポケモンマリルリナットレイと積み技を使ってから攻撃を仕掛けるポケモンであるせいで相手はトリックルーム中に身代わりや守るを使ったりして逃げ切るよりも攻めることで対策を立ててきそうなので、その立ち回りをしてもニャオニクスを動かす際に攻撃をもらいやすいことや単純にトリックルームの継続ターンを1ターン無駄に使ってしまうことになります。
ローテーションバトルの壁技は非常に優秀なため、持ち物は光の粘土として持続ターンを長くしつつ壁を貼るためにニャオニクスが行動する回数をなるべく減らすことで相手に隙を見せるターンを少なくしつつニャオニクスがダメージを受ける機会も抑えていきます。


4匹目にはガブリアスを採用。電気・岩技に耐性がある地面タイプのポケモンは攻撃面でも地面技を一貫させやすいので優秀でガブリアスはその中でもスペックの高いポケモンであることは言うまでもないでしょう。
周りのポケモンの型をすべて決めた後でしたが。拘り鉢巻きを持たせるよりも剣の舞を積んでから攻撃する方が単純に強そうだったことと攻撃技を固定してしまうと動きづらいように感じたので気合いの襷を持たせることにしました。
ドラゴン技を逆鱗にするとフェアリーに無効化されて起点になりそうだったので気持ち的に身代わりに強めなダブルチョップ、地震ストーンエッジがとりあえず強そうな気がします。


ここまでファイアロートゲキッスなどの飛行技が一貫していることが気になりそれらに強そうなポケモンを採用したかったのでスペックが高そうなバンギラスを採用することにしました。先手を取って攻撃できる駒になれるように竜の舞を持たせてメガシンカストーンを持たせます。
竜の舞型なのでメインウエポンのストーンエッジの後にサブの攻撃技を採用したいですが、ここでは単体でも格闘タイプなどを殴れるように一致技ではないものの単純に岩技と相性の良い地震を採用しました。このままではパーティ全体で鬼火が一貫してしまっているので、状態異常対策として身代わりを持たせることにしました。メガシンカしたバンギラスは非常に耐久数値も高くなるので身代わりが壊されにくいのも良い点でしょうか。


ここまでで壁を貼って有利に対戦を進められるようにも見えますが先手をとって攻撃する手段があまりなかったので、追い風を覚えるファイアローを採用することにしました。特性の疾風の翼のおかげで高いから優先度から追い風を使用することができるので、切り替えしとして使いたい技である追い風の成功率が高そうなのが良い点です。
採用理由である追い風の他には攻撃技であるブレイブバードブレイブバードを半減する相手を攻撃できてナットレイにも強くなれるフレアドライブ、最後の技は壁技との相性が良く優先度の高いブレイブバードで自身が攻撃役にもなれるように剣の舞を採用することにしました。
追い風を使う役割を重視しているので努力値は耐久重視に配分したいです。しかし、優先度の高いブレイブバードでの攻め役になれるという点にも期待して持ち物には飛行技の威力を上げる鋭い嘴を持たせます。


マリルリを中心としていたはずですが、個人的には腹太鼓からのアクアジェットの火力が物足りなかったのでマリルリを使うならばトリックルームのサポートもしっかり必要だと感じました。このパーティのトリックルームを覚えるニャオニクスは壁貼り要員としての役割が大きいので、どちらかというと腹太鼓マリルリというポケモンに警戒の目を向けさせながら他のポケモンで積んでいくようなパーティになったと言えます。
それに加えて「マリルリに一気に3/4以上のダメージを与える」という話をしておきながらこのパーティでそれができるのはナットレイだけなのは残念です。電気タイプのポケモンロトムジバコイルやサンダーなどが候補に挙がりますが、ロトムジバコイルだとマリルリをパーティに残さないような気がしたのでコンセプトに拘った以上は入れられずサンダーに関しては壁+羽休めは強そうなもののパーティ全体で見ると中途半端なポケモンになってしまうような気がしました。