カロスダブル メガシンカ雑感

カロスダブルのメガシンカできるポケモンの雑感。
未研究な部分も多いですが、あくまで自分の情報整理用として。


メガシンカポケモンを構築に3匹以上同時に組み込むのが難しいため、「このメガシンカを使いたい!」となったらそのメガシンカ専用のパーティを考えてあげないといけないことが多いです。そういう意味でXYではメガシンカできるポテンシャルの高そうなポケモンのパーティというコンセプトで様々に考えられるので、ポケモンの楽しみ方をより広くしてくれたように思えます。


という風に様々なメガシンカを使って勝てるパーティを作るという楽しみ方ができれば良いのですが、私はどうにもカロスダブルというルールに馴染むことができておらず幅広いパーティを作ることができません。
そんな迷走している人による評価なので、相手にして強いかどうかよりも自分で採用したいかどうかが中心になります。一応、主観による大雑把なカテゴライズを以下に。


〜信用できるメガシンカ
メガバンギラス
メガライボルト
〜ある程度は信用できるメガシンカ
メガクチート
〜ある程度は信用できるけど何か足りない感じのあるメガシンカ
メガプテラ
メガガルーラ
メガガブリアス
☆メガフシギバナ
〜使ってみたら強そうな気がするけど未研究なメガシンカ
メガヘルガー
メガルカリオ
☆メガギャラドス
〜強そうだけど使ってみたいとあまり思えてないメガシンカ
メガゲンガー
☆メガリザードンY
メガカメックス
メガユキノオー
☆メガデンリュウ
☆メガハッサム
〜使う理由が何かしらはある気がするメガシンカ
☆メガヘラクロス
メガサーナイト
☆メガリザードンX
〜使う理由もあまり見えてきていないメガシンカ
メガジュペッタ
メガカイロス
メガボスゴドラ
メガチャーレム
メガフーディン
メガアブソル



バンギラス (100,134,110,95,100,61) タイプ:いわ あく とくせい:すなおこし (きんちょうかん)
メガバンギラス (100,164,150,95,120,71) タイプ:いわ あく とくせい:すなおこし


無駄のない種族値配分からの数値による圧力がつよいポケモン。特性砂起こしで交代を挟まずに天候を奪取できる点も優秀。格闘技が4倍弱点なのが痛いですがタイプ一致の火力でない限りは1発耐えてしまうほどの耐久を持っているので、そこまで気にならず。
一番優秀だと思っているのは竜の舞型。メガシンカで耐久を底上げしながら攻撃と素早さを上げるというのだから弱いわけがありません。竜の舞をしない中途半端な素早さのままでは打ち合いで負けてしまう可能性が高いので素早さを上げて上から縛れる展開を作っていきたいです。バンギラスの竜の舞は積んでもファイアローメガゲンガーなどに先手をとられてしまうことがあったり、火力がそこまで高くないせいで攻撃技に噛み砕くを採用しなくてはいけない側面が強かったり、という感じですがメガバンギラスの場合はよっぽど素早いポケモン以外には先手をとられず噛み砕くの代わりに地震を採用しても十分な火力を維持することができます。氷の牙を採用してガブリアスに強くできるようにするためにもバンギラスではなくメガバンギラスである必要があります(今のところ守るを切る勇気があまりないですが、ここまで自然に採用できたらものすごく強いと思います)。
また、メガバンギラスの優秀な点としてはこの環境で非常に強力なスカーフボーマンダを起点にして積めるということです。スカーフボーマンダは汎用性が高い上に対策が難しいポケモンです。特にミラーが厄介で採用していないと相手のボーマンダが悠々と動いてくる上に、採用してもボーマンダミラーでもどちらが先に威嚇が発動していようが強気に居座ってくる相手もいれば退いて受けに来る相手もいます。これらに対して全て退いて回っていると強気に攻めてくる相手にアドバンテージをとられていることになるので居座って勝負ができる方が良いです。ただ、打ち合って同速に負けたからそのままずるずる負けるようでは困るので相手のボーマンダにドラゴン技で拘らせたところを起点に積み技などで形勢逆転ができる状況を作るのが良く、特殊耐久が高いバンギラスはその役割に適していると言えます。また、竜の舞を積んだ後に先制技で縛られてしまうようでは残念なのですが、火力の高い先制攻撃が不意打ちやブレイブバードであるためこれらを半減できる積みポケモンは縛られにくいという意味でも積みポケモンとして優秀な要素を兼ね備えています(アクアジェットバレットパンチマッハパンチ、などが弱点なのは注意だが即死することはない)。
あとは先述しているように単純に天候奪取要員として優秀です。軸として採用しつつ自然と雨パーティや晴れパーティなどへの対策ができるので様々なパーティに対して選出ができて構築のパワーを落としにくいところが良いです。軸として採用するポケモンとして最も評価が高いメガシンカです。


ライボルト (70,75,60,105,60,105) タイプ:でんき とくせい:せいでんき ひらいしん (プラス)
メガライボルト (70,75,80,135,80,135) タイプ:でんき とくせい:いかく


メガシンカ後の特性の威嚇が強力なポケモンメガシンカ時に発動するため、好きなタイミングで威嚇を当てたいポケモンに当てる使い方ができます。また、威嚇を掛けたままボルトチェンジでダメージを与えつつ交代をすることで有利対面を作っていくことができます。
よく採用されている構成は「ボルトチェンジ、火炎放射、めざめるパワー氷、守る」な気がしますが、これは案外使いにくい気がしてなりません。先制でボルトチェンジを打つことで交代をするのでダメージを受けるのは後続のポケモンです。5世代を経験した方は霊獣ランドロスをイメージすると良さそうで、威嚇を撒いては逃げる立ち回りをすると最終的にはメガライボルトが生き残ることも少なくないです。ランドロスは蜻蛉帰りで逃げつつ最後に地震や岩雪崩を一貫させて高い素早さからトドメを刺すような立ち回りをすることができましたが、メガライボルトから10万ボルトを切っていると終盤にトドメを刺す場合にボルトチェンジでは火力が足りずに結局押し負けてしまいます。また、タイプ一致の技をボルトチェンジだけにしていると相手を削りたいけど交代したく場面でもボルトチェンジで交代を余儀なくされるのでそれを避けるためにも10万ボルトは絶対に欲しい技です。火炎放射やオーバーヒートは猛威を奮うクチートや処理が面倒なナットレイ対策であると便利な技ですが、必須であるという制約はないので抜いて別でカバーをする方が良さそうに思えます(そういう意味では雨パーティに入るメガライボルトはパーティ全体でナットレイを苦手とする傾向があるため炎技は必須レベルに優先度が上がっている)。
雨パーティに入るメガライボルトが代表的な例ですが、ライボルト自身は小回りが利いて特性と素早さが優秀ですが火力には欠けているので、メガライボルトの取り巻きはなるべく火力が高そうなポケモンを集めると良いのではないかと思います。
という点から考えると味方の耐久力を疑似的に上げることができるバークアウトも入れておきたい技ですが、雨パーティほどの爆発的な火力(上から殴れるという意味も含めて)を通常のパーティで確保するのは難しいため10万ボルトを持たせてライボルトがトドメを刺す立ち回りをできるようにしておく方が良さそうに思えます。めざめるパワー氷を切る可能性もありそうに見えますが、これがないと拘りスカーフボーマンダの処理速度が圧倒的に遅くなったりガブリアスに圧力を掛けられないことから絶対に抜くことはできません。
序盤の威嚇とボルトチェンジによる立ち回りは相手としては面倒ですが、試合トータルで勝ちきれるようにしておかないといつのまにか逆転されているなんてことになりかねないので気を付けたいです。軸というよりはかなり補完寄りなメガシンカポケモンなのですが、非常に評価の高いポケモンのうちの1匹です。


クチート (50,85,85,55,55,50) タイプ:はがね フェアリー とくせい:かいりきバサミ いかく (ちからずく)
メガクチート (50,105,125,55,95,50) タイプ:はがね フェアリー とくせい:ちからもち


フェアリータイプの攻撃性能と鋼タイプの守備性能を兼ね備えたメガシンカポケモン。特性の力持ちによって攻撃が2倍となっているので、火力の高さが異常です。5世代を経験した方に分かりやすい具体例としては威嚇を1回入れたじゃれつくがA205メタグロスのコメットパンチと同じくらいの火力となっています。メガシンカ前の特性が威嚇であるという点も優秀です。
素早さが高くないのでその攻撃性能を活かすためには素早さ操作手段を絡めてあげる必要があります。追い風下での運用は拘りスカーフボーマンダなどに返り討ちにされてしまうので、やはりトリックルームを絡めるのが最も強力な運用方法だと思っています。
メガシンカ前の数値が著しく低いおかげで交代で出しながらどうこうするというプレイングをしづらいですが、トリックルーム下で繰り出せたら威嚇を受けようが半減だろうが凄まじい火力で削りができて、トリックルームを逃げ切られても不意打ちにより最低限の抵抗手段があること(不意打ちは基本的には信用してはいけない)も優秀。繰り出したら倒れるまでひたすらにダメージを稼いでほしいので守るを切って攻撃範囲を広げる方が使いやすいかもしれません。メガクチートでかなりの被害を与えて残りポケモンで最後にトドメを刺していくイメージでしょうか。問題はトリックルームをするポケモンメガクチートと並べるポケモン。加えてトリル下でのモロバレル対策とメガクチート対策でしょうか。相手のメガクチートをトリル下で攻撃できるポケモンがそう多くはないので、後出しで威嚇を入れるところから繰り出してきたメガクチートの対処法も考えなくておかなくてはなりません。
優秀なタイプを活かして補完型として採用するのも見受けられます。その場合は補完としてしっかり動けるように耐久をベースに配分することになるでしょうが、性格を慎重にするほど耐久に回したとしても耐久が十分になったと言える感じはあまりなく火力を削ぎ過ぎて基本性能を落としすぎている気がするのでわざわざメガストーン枠を使うのは勿体ないようにも思えます。トリルクチートが相手のクチート対策をしなきゃいけないと書いたようにトリル下で堂々と殴っていけるのは良いところです。
メガクチート対策の攻撃対策の耐久調整メガクチートは強いと思いますが、最終的には耐久調整メガクチート対策まで練られる気がすることを考えるとHA配分が自然に使える構築で使ってあげるのが良さそうに思っています。


プテラ (80,105,65,60,75,130) タイプ:いわ ひこう とくせい:いしあたま プレッシャー (きんちょうかん)
メガプテラ (80,135,85,70,95,150) タイプ:いわ ひこう とくせい:かたいツメ


高い素早さに加えて耐久の水準がバランス良く上がったこととタイプによる耐性が地味に優秀なことからつよいです。メガシンカ前に特性プレッシャーで相手との素早さ関係を見つつメガシンカできるので、ボーマンダギャラドスの拘りスカーフを見極められます。
特性の硬い爪は地味に見えますが、氷の牙でガブリアスを縛れるようになるため非常に重要な特性だと言えます。また、フリーフォールも恩恵を受けるのでタイプ一致技としてそこそこの打点になります。プテラの懸念であった耐久に関してもしっかり配分すればガブリアスの75%岩雪崩程度の攻撃なら2発耐えることができるので柔らかくなく、砂嵐状態になると特殊耐久が底上げされます。
炎・飛行・地面に同時に耐性があるのでバンギラスと違って取り巻きのガブリアスまで含めてリザードンに強めなところが良く、ファイアローやガルーラからも大ダメージをもらいにくいのでメジャーなポケモンに対して自然と選出ができます。ここまでのメガシンカポケモンでも意識されている縛られにくさが高いのがポイントでしょうか。岩雪崩、氷の牙、フリーフォールと技を選ぶとナットレイロトムクチートを攻撃できないのでそこは味方でカバーする必要があります。
因みに、対ボーマンダで相手は流星群ではなくハイドロポンプを打ってくるので後ろで水が一貫しないように注意は必要です。


★ガルーラ (105,95,80,40,80,90) タイプ;ノーマル とくせい:はやおき きもったま (せいしんりょく)
メガガルーラ (105,125,100,60,100,100) タイプ;ノーマル とくせい:おやこあい


全体的に優れた種族値のバランスと少ない弱点により動きやすく、特性の親子愛による連続攻撃がつよい。連続攻撃のおかげで気合いの襷を貫通することができるので、マニューラゲッコウガのようにガルーラより素早いポケモンでも耐久が薄いと1ターンで倒されてしまうことも少なくないです。
色々と考えた結果、グロウパンチは自分では使いたくないという結論に。
まず初手からいきなりグロウパンチを使う際は相手を倒せることが稀であるため味方の行動と合わせてもどちらか1匹をフリーに動かさせてしまいやすく、そこで鬼火や電磁波などを受けると残念なことになります。また、ここで半分程度のダメージを受けてしまうとファイアローやスカーフポケモンなどに簡単に縛られてしまい、せっかく攻撃を上げたのに行動できないまま終わってしまうのはもったいないです(なので、グロウパンチを打つ型は基本的には守るがかなり重要だと思っているのですが入っていない構成も多いようで・・・)。グロウパンチで2段階攻撃を上げても不意打ちではガブリアスを縛れずファイアローには先手をとられて威嚇込みでボーマンダも倒せないという辺りが特にネックでしょうか(ここで守る+追い風などとしたいのでやはり守るは必要)。
後発からガルーラを繰り出す場合はまだ強そうです。初手と違って相手の警戒策を緩めたところから繰り出して積んでいけます。その場合は先発で繰り出したときと同じでなるべく相手をフリーにしないようにグロウパンチ圏内まで削ってからガルーラを死に出しとしたいのですが、積み技と違って攻撃技なので相手の守るやゴーストタイプへの交代でかわされる点まで考慮すると、そこまできれいに立ち回れる気がしません。
グロウパンチを打たない型だと攻撃範囲を活かして打ち合いをする型が主流でしょうか。性格補正をかけての捨て身タックルは火力が凄まじくガブリアスクラスの物理耐久がないと耐えられませんが、親子愛が連続攻撃な関係でオボンの実を持っているポケモンを倒しきれず立ち回りを計算しにくい場面もあります。また、捨て身タックルは反動で大きいダメージを負うこととメガガルーラが1ターンに1匹しか攻撃できないことを考えると1:1交換に終わることも多く、スペックの高いメガシンカ枠で1:1の関係に終わってしまうようではもったいないのかなと思います。
使うととにかくガルーラリザードン辺りの素早さミラーやガブリアスが非常に面倒で、ガルーラを採用する旨みを特別に感じていないです。追い風やトリックルームをするために猫騙しを採用しつつ構築のパワーを落とさないようにしたり積み系のコンボパーティに入れてそちらの気を逸らすために採用するのが良さそうかなと思っています。個人的にバンギラスの評価が高く相手のメガガリーラも一撃にできるアームハンマーは抜きたくない技だったのですが、メガガルーラは相手がきっちり対策を意識した選出をしてくることが多くメガガルーラを一撃で倒すような対策をとってくることが少なめなので、それを逆手にとって返り討ちにできる型の方が勝ちやすいように思えます。なので、物理技を等倍相手への攻撃範囲が広い捨て身タックル一本に絞って大文字や冷凍ビームでナットレイガブリアスを一撃にする型に興味があります。


ガブリアス (108,130,95,80,85,102) タイプ:ドラゴン じめん とくせい:すながくれ (さめはだ)
メガガブリアス (108,170,115,120,95,92) タイプ:ドラゴン じめん とくせい:すなのちから


ガブリアスがつよいです。メガシンカポケモンの中でも火力が強い部類に入るメガガルーラやメガリザードンに先手がとれて且つ一撃死しにくい耐久を持っていることからこれらのポケモンの対策として採用されやすく、ガブリアスを対策しようとするそれより素早さの高いポケモンは飛び交うブレイブバードや不意打ちなどの先制攻撃などによって簡単に倒れてしまうような耐久しか持っていないためガブリアスがますます動きやすいです。特性の鮫肌メガガルーラに定数ダメージを与えていける点も良いです。
そんなガブリアスメガシンカすると素早さ種族値が92となりガルーラやリザードンより遅くなってしまいます。素早さを落としてまで元々が強いガブリアスをわざわざメガシンカさせる意味合いが薄く感じるかもしれませんが、メガシンカすることで耐久を上げることができるのが強みだと言えるでしょう。
ガブリアスに対するマークは非常に厚く、バンギラスサーナイトが拘りスカーフを持ってガブリアスを縛ってくる場合もあります。このために気合いの襷を持たせたとしてもガブリアスは技の威力がそう高くないので威嚇や鬼火を駆使すればあっという間に弱体化してしまいます。しかし、耐久に振って拘りアイテムを持たせると一貫する技が打ちにくくて使いづらいという状況が発生してしまいます。それらの要素を一時的ながら解決できるのがメガガブリアスです。一見縛られているように見える場面でメガシンカで耐久を上げることで本来のガブリアスを倒す攻撃を耐えるようにしながらガブリアスの素早さのまま動く立ち回りができるのが魅力的です。特に対バンギラスに関しては砂の力が発動しているので大きなダメージを与えることができます。
一度メガシンカしてしまうと素早さでリザードンやガルーラに先手をとれなくなってしまうので、それらのポケモンと打ち合いをした後に縛っていけるように先制技持ちのポケモンと組ませるのが良さそうに思えます。ポテンシャルはあるもののパーティの他のポケモンメガシンカできないのが難点でしょうか。


フシギバナ (80,82,83,100,100,80) タイプ:くさ どく とくせい:しんりょく ようりょくそ
☆メガフシギバナ (80,100,123,122,120,80) タイプ:くさ どく とくせい:あついしぼう


草タイプというと弱点が多いイメージがありますが毒タイプを加えたことでフェアリーと草に耐性をつけながら特性の厚い脂肪で炎と氷の弱点を消したので、実質2倍以上でダメージをとれるのが飛行とエスパーだけとなりました。そして、メガシンカ後の耐久の数値がこのように非常に高いポケモンとなっています。攻撃性能を上げるメガシンカポケモンが多い中、メガフシギバナは耐久増強による詰ませる性能を上げるメガシンカポケモンで他とはちょっと違うイメージです。
せっかくメガクチートナットレイに強いポケモンなのでめざめるパワー炎は持たせておきたいです。また、水ロトムガブリアスを攻撃するとなると草技が欲しく回復手段でもあるギガドレインは採用しておきたいです。残る技をヘドロ爆弾・守る・宿り木の種・光合成などから選ぶのが最も一般的な型でしょうか。個人的には宿り木の種は撒いている暇がないこと、ヘドロ爆弾がないと攻撃範囲が狭くて取り巻きから順に崩されてしまい最後にメガフシギバナが集中砲火を受けそうで、光合成がないと回復手段がギガドレインのダメージしかないので詰ませる性能が落ちてしまう気がするので「ギガドレイン、ヘドロ爆弾、めざめるパワー炎、光合成」が一番使いやすそうな気がします。守るがないのが少し不便にはなりそうです。めざめるパワー前提で書きましたが、眠り粉を採用してギガドレインの行動回数を稼いで無理やり打ち勝つ型もあるとは思いますが、自分ではあまり使いたいと思えなさそうです。
因みに、リザードンと一緒に採用するフシギバナは単体選出できる能力が低いのでフシギバナイトを持たせてリザードンを選出しないときにメガフシギバナとして選出できるようにする案も考えてはいましたが、結局中途半端になってしまいそうで今のところはあまり考えられていません。


ヘルガー (75,90,50,110,80,95) タイプ:あく ほのお とくせい:はやおき もらいび (きんちょうかん)
メガヘルガー (75,90,90,140,90,115) タイプ:あく ほのお とくせい:サンパワー


ガルーラガブリアスを含めゲンガーまでと厄介なポケモンに先手をとれる素早さを持つ点が優秀。メガシンカしたこと物理耐久が大幅に上昇しているのがポイントでブレイブバードには耐性がないものの不意打ちに耐性があるのが大事です。メガシンカ後の特性はサンパワーとなりますが、どちらかと言えば耐久は削りたくないので特性を活かそうとする方向で考える必要性はないと思います。
技構成は炎技、めざめるパワー氷、守る、悪の波動となりそうなので、全く手足の出ないバンギラスや倒しきれないガブリアスガルーラをマッハパンチで縛ることができるローブシンと相性が良い(らしい)。ローブシンの苦手なゴーストタイプに対してヘルガーが打点を持てますが、その場合はマリルリが重たくなっているので別途対策が必要です。サンパワーは発動していると火炎放射ですらメガガルーラを一撃で倒す火力となります。しかし、日本晴れサポートを隣に置く場合はメガヘルガー守る+サポートという待ちの選択をすることもありその際にHPが勝手に削れてしまい相手の攻撃圏内に入りやすくなってしまうのであまり嬉しくありません。しかも、残念なことに熱風を覚えてはくれないので、隣に日本晴れサポートをするようなポケモンを置きながらメガヘルガーで相手2匹を同時に殴るような立ち回りができないのがやや難点でしょうか。
それでも不意打ちに耐性があって普通のガブリアスに不利でない炎ポケモンというだけでも評価は高くなると思います。メガシンカポケモンとしての爆発力を発揮できるようにどこかしらで日本晴れ要素を組み込めると良い感じになりそうな気がします。


ギャラドス(95,125,79,60,100,81) タイプ:みず ひこう とくせい:いかく (じしんかじょう)
☆メガギャラドス (95,155,109,70,130,81) タイプ:みず あく とくせい:かたやぶり

威嚇と元々の数値により交代などをうまく回しながらメガシンカすることでタイプを変えて相手への有利不利を変えることができる点が強力。特に、バンギラスガブリアスで岩技を打っていれば大丈夫だと思っているところに威嚇を入れながらメガシンカしたりできるところや多くのギルガルドのメイン技2つを半減できるところが優秀です。
型破り地震によって相手のロトムに抜群を突けるようになる点が優秀なのでメガシンカさせる場合はぜひ地震を持たせておきたいです。竜の舞を使ったときの制圧力は高そうですが、ロトムから鬼火を受けてしまう点と積んだ後でファイアローの攻撃圏内まで入れられて縛られるようなイメージが強いのでそこをケアしていけると良さそうです。一度メガシンカしてしまうと威嚇を撒くポケモンとして活用はできないのでなるべく一気に試合を決めたいような気がします。
刺さっている瞬間がよくある気がするので使ってみたいとは思うもののなかなか考えられずにいるような状態です。


ルカリオ (70,110,70,115,70,90) タイプ:かくとう はがね とくせい:ふくつのこころ せいしんりょく (せいぎのこころ)
メガルカリオ (70,145,88,140,70,112) タイプ:かくとう はがね とくせい:てきおうりょく


メガシンカ後にガルーラとガブリアスに先手をとることができるポケモン。格闘タイプの割には鋼タイプなので飛行技が等倍となっていて不意打ちなどに対する耐性がある点も優秀。その割には耐久は物理耐久が少し上がった程度であるためやはりスカーフボーマンダに縛られてしまう点が課題でしょうか。
威嚇を入れられてもインファイトメガガルーラを倒すことができる点は評価が高いです。バレットパンチも適応力の影響を受けますが冷静に考えてみるとハッサムの方が火力が高いのがなんともイマイチなところ。神速があるとファイアローの疾風の翼に先手はとれますが。これもまた火力が中途半端な部類。特殊型にすることも考えられますが、波動弾ラスターカノンともにタイプ一致の技がファイアローリザードンに半減されてしまう点が素直には使いづらいところでしょうか。
中には悪巧みを積んだ波動弾でガブリアスを倒す型もあるようで、ガブリアスに先手をとれる且つ火力がそこそこあるポケモンならば工夫をすれば活躍できそうな気だけはしていますが、その工夫の仕方が全く思いついていない状態です。


★ゲンガー(60,65,60,130,75,110) タイプ:ゴースト どく とくせい:ふゆう
メガゲンガー (60,65,80,170,95,130) タイプ:ゴースト どく とくせい:かげふみ

まずゲンガーがつよいです。攻撃面でのゴースト技の一貫性のとりやすさに加えて耐性面ではメガガルーラのノーマル技やガブリアスの地面技を無効化することができます。そのガルーラガブリアスには先手をとって行動ができますし、高速アタッカー対策の不意打ちを鬼火でかわすことができるのが優秀。また毒タイプのフェアリー半減は地味に優秀でアイアンヘッドのないクチートには鬼火を打ってかなり有利になれます。
ということで、ゲンガーの評価は結構高めなのですがメガゲンガーになると特性が影踏みとなり地震を受けてしまうことからもゲンガーとはやや違ったポケモンになります。影踏みで相手の交代を防ぎつつどうこうしていく戦術をするのが面白そうではありますが、カロスダブルのポケモンは退かずに打ち合えるようにしているポケモンが多く感じるので交代を封じていることにあまり強さを感じておらず、むしろファイアローや拘りスカーフポケモンなどにメガゲンガーが縛られてしまう展開を作られたときにそれを即座に打開する方法がなかなか見つからない方で苦しんでいます。
拘りアイテム持ちを金縛りで止めれば影踏みで逃げられないので機能停止させられるから強そうでしたが、いったん守るを挟まねばならず相手に隙を与える展開となりやすいイメージです。また、レパルダスと組ませてアンコール金縛りをするコンボがあるようですが、金縛りで相手の行動を封じてからそのままアンコールをするのではなくアンコールで同じ行動をさせてからその行動を封じるので悪戯心の優先度より低くメガゲンガーの素早さより速いポケモンの行動を通してしまうところが強くなさそうでした。
滅びの唄パーティの主軸にもなるように何かしら面白いことはできそうなのですが、なかなかそれを思いつけていないのが現状です。


リザードン (78,84,78,109,85,100) タイプ:ほのお ひこう とくせい:もうか (サンパワー)
☆メガリザードンY (78,104,78,159,115,100) タイプ:ほのお ひこう とくせい:ひでり

特性の日照りと高い特攻とそれなりの特殊耐久がつよいらしい・・・というのもどう使いやすいポケモンなのかをあまり理解していない節があるからです。
ガリザードンの採用が攻撃的な軸としての採用なのか優秀な炎タイプが他にいなかったからという補完的な理由での採用かも構築によって分かれると思いますが、いずれにせよカロスダブルで猛威を奮っているバンギラスボーマンダファイアローガブリアスに弱く縛られてしまいやすいところがあまり好きではありません。このうちボーマンダガブリアスはおそらくリザードンと同じかそれ以上に高い素早さに設定されていることが多いのでトリックルームを使うという切り替えしの仕方もあるのでしょうが、ファイアローの疾風の翼は無視することができない点とバンギラスにいたってはリザードンとの素早さ関係がどうなっているかはっきりしないことからトリックルーム裏目に出ることもあります。4倍弱点を抱えているのに素早さ関係がはっきりしないポケモンは立ち回りを安定させるのをやや難しくさせるようにも思えます。
攻撃的に扱う場合には範囲攻撃の熱風を採用して残りの枠を単体炎技、エアスラッシュソーラービームなどから決めていきますが、どれも晴れ状態を維持できていないと強力ではありません。制圧力の高いポケモンなので身代わりを持たせて相手の守るや交代にアドバンテージをとれるようにもしたいですが攻撃範囲を狭めてしまう点が気になります。
補完的に扱う場合にはそもそも4倍弱点でどこから縛られているか分からない状態で動かせるかどうかが不安である(ガブリアスの岩雪崩耐えまで振っても拘り鉢巻き型の攻撃を耐えるためには威嚇を合わせなければならないなどの制約が大きい)ため補完として向きではないように思えます。そして、対雨パーティに対しても初手で出すか死に出しで出すようにしなければ安全にメガシンカをして天候を奪うことができない上に初手で繰り出してメガシンカしても雨乞いをされる可能性が十分にあるようですし、雨乞い読みでメガシンカを選ばなかったとしても相手が雨乞いをしてこなかった場合に不利になるパターンが多く、メガライボルト入りはリザードンメガシンカを見極めながらライボルトボルトチェンジを使って天候を奪取してくるので対雨パーティも安全に見れるイメージがあまりないです。
ただ、環境を眺めているとリザードンをうまく使っている人が結果を残しているイメージがとても強いので、このポケモンが扱いづらいと言っているようではこの環境で強いパーティを組むための思考を手に入れることができないような気がしていて、うまく馴染めていないのもそのせいだと思えます。


カメックス (79,83,100,85,105,78) タイプ:みず とくせい:げきりゅう (あめうけざら)
メガカメックス (79,103,120,135,115,78) タイプ:みず とくせい:メガランチャー


耐久と火力が大幅にアップ。水の一貫性を突きつつ威力が高い範囲攻撃のしおふきで制圧を狙うポケモン、しおふきの火力が落ちてしまっても特性メガランチャーのおかげで不一致技のいくつかが一致技の火力で打てるようになっているので攻撃範囲は広めにとることができます。
しおふきを打つためには上からでも下からでも先手をとれるようにするのが望ましいですが、トリックルーム下では微妙に速い素早さが目立って先手で攻撃を受けてしまいやすいので、無難なのは追い風を使用することでしょうか。カメックスが一応猫騙しを覚えるポケモンではありますが、追い風起動時にカメックスのHPが削れてしまっては元も子もないのであまり使いたくはない印象です。
特攻の値から分かるように雨乞いしおふきとするとカイオーガと同等の火力が出せるようになります。カイオーガのしおふきは5世代のときのC182ラティオスの拘り眼鏡流星群のような火力であるため、それが2匹に襲い掛かるのはさすがに強力です。しかし、先制技を考慮してそこまでの猛攻を行えるかどうかが鍵になりそうです。それができる組み合わせがあれば強そうですが、今のところ見つけられていない感じです。


ユキノオー (90,112,75,92,85,60) タイプ:くさ こおり とくせい:ゆきふらし (ぼうおん)
メガユキノオー (90,132,105,132,105,30) タイプ:くさ こおり とくせい:ゆきふらし


ユキノオーメガシンカして物理特殊ともに耐久力が上昇、更に攻撃特殊とも火力が上がり素早さが下がるという変化。上からでも下からでも攻められる中途半端な素早さが遅い方に寄ったので感覚的には耐久調整を施して命の珠と黒い鉄球を持たせたような感じでしょうか。メガシンカしても特性が雪降らしなので天候を奪われても交代を挟まずに奪取することができます。
素早さを最速にして上からウッドハンマーや吹雪を使うのも面白そうではあるものの、試合トータルで見ると強く感じないかもしれません。一応、追い風下で最速にすればゲンガーまでは抜けます。やはり素早さを落としてトリックルーム下で採用する方が無難な気がします。
天候を変える手段を持っているポケモンとはいえ、ファイアローバンギラスギルガルドクチート・・・などなどが猛威を奮う中、ユキノオー主軸として扱うことはできないので補完として採用することになりそうですが、補完のユキノオーにメガストーンを持たせたいかで言えばそうではありません。トリパのアタッカーとしてはドサイドンと相性が良くドサイドンを補完するアタッカーとして採用できそうです。


デンリュウ (90,75,85,115,90,55) タイプ:でんき とくせい:せいでんき (プラス)
☆メガデンリュウ (90,95,105,165,110,45) タイプ:でんき ドラゴン とくせい:かたやぶり


メガシンカして特攻が大幅にアップ。ゼクロムに続く電気ドラゴンタイプとなり、水・電気・炎・飛行などの主要攻撃を半減で受けながらトリックルーム下でメガクチートマリルリに先制できる素早さになっているところが評価点。対メガクチートに関しては一撃で倒すことができないのでじゃれつくで返り討ちにされる可能性があります。
攻撃範囲としては10万ボルトと竜の波動が命中100の技でかなり範囲を広くとることができるようになっています。気合い玉を持たせるとナットレイバンギラスを無理やり突破することも可能になります。他に覚える技を見ても特別持たせたい技があまりなかったので気合い玉を持たせておくのが良さそうな気がします。メガクチートと違ってロトムファイアローから手痛いダメージを受けないのでトリル下で並べられた2匹に対して1匹を一方的に攻めることができるのが強みではあるのですが、電気技とドラゴン技を打ち分けられるのが強力なので交代などでうまく受けまわされてしまうと一貫性を突けずにトリックルームターンを消費してしまいそうな点が一番の気がかり。
それを読み当てていったりはずしても大丈夫なようにケアができる構築となっているのなら強そうだと思いますが、現状の私ではあまり扱える気がしません。


ハッサム (70,130,100,55,80,65) タイプ;むし はがね とくせい:むしのしらせ テクニシャン (ライトメタル)
☆メガハッサム (70,150,140,65,100,75) タイプ:むし はがね とくせい:テクニシャン


実はXYでメガシンカポケモンを一通り眺めたときに一番最初に目が留まったポケモンでした。ハッサムハッサムナイトというアイテムを持つことで火力を維持しつつ今まで足りなかった耐久値を補うことができるようになっているので弱くはありません。カロスダブルではハッサムの数が多くないみたいですが、ハッサムはそれなりに評価しているのでメガハッサムの性能自体も評価は低くありません。
どのような型なら採用しやすいかどうかを考えると羽休めを持たせて粘りつつ終盤にバレットパンチで一掃していく戦い方が一番分かりやすい気がしています。ただ、メガシンカする前のハッサムは交代際に受けるダメージが痛手であることと鬼火を受けると機能停止しやすい割には交代先を用意してあげにくいルールなのでカロスダブルのルールでメガストーン枠を割いて採用する強い理由があまり思い浮かびません。
バレットパンチは強力ですがファイアローブレイブバードやガルーラの不意打ちはそれより先に出てしまうので先制しているはずなのにどうしても後手のイメージが強いです。


ヘラクロス (80,125,75,40,95,85) タイプ:むし かくとう とくせい:むしのしらせ こんじょう (じしんかじょう)
☆メガヘラクロス (80,185,115,40,105,75) タイプ:むし かくとう とくせい:スキルリンク


圧倒的な攻撃種族値に加えて特性のスキルリンクによる高火力攻撃で気合いの襷を貫通しながら相手を倒すことができるポケモン。特に、メガホーンではなくミサイル針をメインウエポンにできるようになったことで命中率の不安がなくなったことと接触せずに攻撃できるようになったことが大きいです。
ガブリアスへの打点として最も火力の出るミサイル針の採用を考えたあとにボーマンダ対策でロックブラストの採用を考えて倒しきれないガブリアスにトドメを刺せるフェイントの採用を考えると格闘技が入らなさそうでした。しかし、攻撃を最大まで伸ばすとミサイル針+フェイントで無振りメガガルーラがちょうど倒せるような火力となっているので格闘技がなくても十分なのではないかと思いました。因みに、ロックブラストも威嚇込みで無振りボーマンダが高乱数1発という凄まじい火力を誇るのでフェイントと合わせてこれらのメジャーポケモンを処理できるようになっているのは大きく感じます。
問題はどうやって攻撃回数を稼ぐかというところにあります。「173-255-135-×-125-115」というような感じでバンギラスを意識して適度に素早さを上げつつA194メガガルーラの親子愛捨て身タックルを耐えることも可能みたいですが、後手に回りがちなので純粋な素早さ負けから押し負ける場面が多くなってしまいそうです。素早さが落ちるのに合わせてトリックルーム下で運用する手もありますが、クチートギルガルドに打点を持てない型だと厳しいです。また、どうやってもファイアローに縛られているのを避けることができないため簡単には採用できなさそうです。


サーナイト (68.65.65,145,115,80) タイプ:エスパー フェアリー とくせい:シンクロ トレース (テレパシー)
メガサーナイト (68,85,65,165,135,100) タイプ:エスパー フェアリー とくせい:フェアリースキン


物理耐久が変わらないまま特攻と特殊防御と素早さが上昇。しかし、素早さはガルーラやリザードンとミラーを起こす厄介な値です。物理耐久が上がっていないおかげで素早さで並んだところで殴り負ける可能性が十分にあることを考えると耐久ベースでの配分をしていきたいところ。
現実的そうな数値は「A146ファイアローの拘り鉢巻きブレイブバード耐え」「メガゲンガーのヘドロ爆弾耐え」「最速メガバンギラス抜き」辺りが最低限となるでしょうか。この調整を施して残りを特攻に配分すると「175-×-101-205-156-135」というような具合になります。素早さも抑えた割には意外と特攻が高くならないのでメガストーン枠を使ってまで採用する理由がなかなか見えてきません。
ところで、特性がテレパシーからフェアリースキンになることで地震や放電といった技が打ちづらくなっています。ここでフェアリースキンなのですが現状生かせそうな技が輪唱と破壊光線しかありません。とはいえ、輪唱は自身の素早さに関わらず攻撃を仕掛けられるのでメガガルーラリザードンとの同速で行動が制限されることが少なくなります。特攻を最大まで上げた威力120で打てる輪唱の火力はだいたいC194サザンドラの拘り眼鏡流星群と同じ程度になるため、メガガルーラ程度のポケモンはほぼ1発で倒すことができます。とはいえ、これは命の珠ニンフィアでも実現できる火力なのでメガサーナイトは耐久に配分ができることを意識して少し火力を抑え目にする方が良いような気がします。
サーナイトの役割をメガシンカで強固にするのは難しいので、メガサーナイトを採用する理由は主軸として輪唱を使うことが主なのではないかと思います。


リザードン (78,84,78,109,85,100) タイプ:ほのお ひこう とくせい:もうか (サンパワー)
☆メガリザードンX (78,130,111,130,85,100) タイプ:ほのお ドラゴン とくせい:かたいツメ


ガリザードンYに比べると攻撃と物理耐久が上昇。タイプも炎ドラゴンとなり電気弱点を消すことができるようになっています。攻撃種族値と特性の硬い爪の補正を見れば分かるように火力は命の珠ガブリアスと同じです。
命の珠ガブリアスと比較するとまず素早さが負けているところが残念でそれだけでガブリアスに軍配が上がってしまいます。更にメガガルーラボーマンダと同速勝負を繰り広げなくてはなりません。それを避けるために竜の舞かニトロチャージを使っていきたいところです。
しかし、残念ながら竜の舞を積んだところでドラゴンクローの威力は低くフレアドライブは反動による消耗が激しく逆鱗は安定感がないため普通に扱えるスペックにはやや足りないです。そこでメガリザードンXを活用するためにはメジャーな存在となっているメガリザードンYの偽装をして釣ったポケモンをメガリザードンXで返り討ちにするという方法が考えられます。
とは言ったものの、具体的にそれをどうするかをまだ研究できていません。メガリザードンYの偽装をするので序盤から竜の舞を使うプレイングでは勝ちにくい印象ですが、ドラゴンが抜群なのでボーマンダに流星群を打たせたりしてもなかなか積み技を使う隙には繋がりません。また、竜の舞を使ったとしてもスカーフボーマンダと同速勝負を仕掛けなくてはいけない事実は変わらないので、考察を続けてこの辺りを解決させないと結局採用する気にさせてくれないポケモンであります。


ジュペッタ (64,115,65,83,63,65) タイプ;ゴースト とくせい:ふみん おみとおし (のろわれボディ)
メガジュペッタ (64,165,75,93,83,75) タイプ:ゴースト とくせい:いたずらごころ


特性はメガシンカして悪戯心になります。努力値を全部耐久に振ってもニャオニクスと同じくらいの耐久にしかなりません。
悪戯心で打ちたい技は電磁波・鬼火・金縛り・自己暗示と多々ありますが、メガシンカするターンの行動は悪戯心の素早さで打つことができないのが難点。せっかくゴーストタイプで初手の猫騙しを受け付けないのに安全にメガシンカをするために守るを挟まなくてはいけません。
コンボパーティの一角を担う可能性はあるものの、なかなか普通のパーティには入ってきにくいイメージが強くてあまり考察を進められていません。主軸よりも補完系になりそうです。


カイロス (65,125,100,55,75,85) タイプ;むし とくせい:かいりきバサミ かたやぶり (じしんかじょう)
メガカイロス (65,155,120,65,90,105) タイプ:むし ひこう とくせい:スカイスキン

メガシンカして総合的にパワーアップ。特に、素早さが上がってガブリアスに先手をとれるようになっているのは偉いです。メガシンカするまでの特性が怪力バサミなので威嚇などを受け付けない点もそれなりに優秀です。
一応、A182ガブリアスの75%岩雪崩程度なら耐えることができるものの、スカイスキンの補正を入れても恩返しではガブリアスを倒すことはできず(鮫肌ダメージ込みで岩雪崩で倒されてしまう)。非接触で優先度の高いフェイントがあるものの剣の舞を積んでもファイアローを半分削れる程度にしかなりません。しかし、フェイントは飛行タイプになりゴーストタイプのポケモンにも決まるのでギルガルドのキングシールドや滅びの唄から守るで逃げ切ろうとするメガゲンガーへの対策となるかもしれません。


ボスゴドラ (70,110,180,60,60,50) タイプ:いわ はがね とくせい:がんじょう いしあたま (ヘヴィメタル)
メガボスゴドラ (70,140,230,60,80,50) タイプ:はがね とくせい:フィルター


メガシンカするとなぜか防御が過剰に急上昇。タイプが鋼だけになり弱点が減ったようにも思えますが、タイプ一致で攻められる技も減りました。特性はフィルターなので弱点攻撃に対してもかなり耐性があるのですが、特殊耐久はさほど上昇していないのがかなり痛いです。
フィルターのおかげでHP振りするとA182ガブリアスの75%地震を3発耐えるほどの物理耐久があり、A172メガクチートの炎の牙でさえ3発耐えかねません。これを活かして特攻を高めることで大文字や冷凍ビームでタイマンで勝てるようにしたいのですが、特攻と特防が上がっていないせいで冷凍ビームではガブリアスを倒せない、大文字でないとメガクチートが2発にならない、ボーマンダの大文字が普通に致命傷、という具合になっております。
せめてバレットパンチのような先制技があればガブリアスにも有利に戦えそうでしたが、数値も技も色々と足りていないので残念。


チャーレム (60,60,75,60,75,80) タイプ:かくとう エスパー とくせい:ヨガパワー (テレパシー)
メガチャーレム (60,100,85,80,85,100) タイプ:かくとう エスパー とくせい:ちからもち


攻撃を中心に万遍なく能力値が上昇。特性も技の威力が2倍になる効果で変わりはないのですが、物足りない感じは強いです。一応耐久が補強されたことによってボーマンダにいきなり縛られる展開は避けることができるようになっています。
格闘技はドレインパンチか飛び膝蹴りになるでしょうか。飛び膝蹴りの火力はA194メガガルーラの親子愛捨て身タックルをやや上回るほどの火力になります。ドレインパンチでもメガガルーラを一撃で倒すことはできます(威嚇が入ると倒せない)。冷凍パンチでドラゴンを殴れるもののギルガルドに対する打点は炎のパンチ程度でしょうか。因みに、バレットパンチも覚えますが火力はメタグロス(このルールでは使えない)と同じくらいです。
とここまで書いていますが、とりあえずガルーラやリザードンといったポケモンと同速勝負を仕掛けなくてはいけない時点で評価が上がりません。猫騙しを覚えますが、メガシンカ前はガルーラに素早さ種族値が負けているので打ち負けてしまいます。ということで、扱うのはなかなか難しそう・・・というかわざわざ採用したいと思える理由があまりありません。
隠れ特性がテレパシーなので範囲攻撃技を打つポケモンと組ませつついきなりメガシンカして決定力を持つような使い方が面白そうですが強いかどうかは分かりません((


フーディン (55,50,45,135,95,120) タイプ;エスパー とくせい:シンクロ せいしんりょく (マジックガード)
メガフーディン (55,50,65,175,95,150) タイプ:エスパー とくせい:トレース

メガシンカしたポケモンの中で唯一種族値が90しか上がっていないらしいポケモン。特攻と素早さが上昇したものの耐久はあまり上がっていないのがかなりの痛手。フーディンの素早さで最速ゲンガー抜きを維持しつつ残りをすべて耐久に配分するにしても防御中心に配分してもA146ファイアローの鉢巻ブレイブバードを耐えることができません。
とりあえず、不意打ちをかわすためにバリアーを採用したいと思いました。タイプ不一致の割には低火力の75%マジカルシャインボーマンダを2発で倒すことができる火力で、めざめるパワー氷なら一撃となるのでまだ活用はできそう。トレース次第ではスキルスワップも面白そうな印象です。


★アブソル (65,130,60,75,60,75) タイプ;あく とくせい:プレッシャー きょううん (せいぎのこころ)
メガアブソル (65,150,60,115,60,115) タイプ:あく とくせい:マジックミラー

攻撃特攻素早さの水準が大きく上がったものの耐久が上がっていないのがかなりの痛手。不意打ちの火力がメガクチートより低い話をよく聞きますがタイプや素早さが別なのでそこは参考程度にしか気にはなりません。
色々考えようとはしましたが、メガシンカ枠で使うなら絶対にガブリアスに不利にならないように素早さを上げて使いたくてガブリアスに冷凍ビームが打てることとガルーラに鬼火ができることは評価できますが、素早さを多少落とさない限りスカーフボーマンダの流星群かファイアローブレイブバードを耐えるということはできず。
少なくとも今の私が使おうと考察しても使えるポケモンではないことが分かりました。