第20回伝説厨オフ使用パーティ〜メガバンドリ+瞑想ルギア〜

4/20開催の第20回伝説厨オフに参加してきました。


予選は2ブロックに分かれていて7-2で同率1位でしたが直接対決で負けていたため2位通過。変則トーナメントでしたが、運が良いこともさながらしっかり3つ勝って優勝することができました。
4/16に水樹奈々がアルバム「SUPERNAL LIBERTY」をリリースしていて、水樹奈々がCDをリリースした直後のオフ会は優勝することが多かったため、今回もそれにならってしっかり優勝を目指した結果到達することができたので非常に良かったです。また、「優勝したいときに優勝する」という目標を最近立てていて、3週間前のPOKeDEXオフのチーム戦のときにそれを達成はしたものの、実情はチームメイト2人の功績によるものだったので、あらためて自力で達成できたということも非常に良い点でした。


〜パーティ〜
バンギラスドリュウズ、ルギア、ホウオウ、ギラティナナットレイ



バンギラス わんぱく すなおこし
207-157-154-×-138-84 H.252 A.20 B.76 D.140 S.20
(207-187-198-×-158-94)
いわなだれかみくだく、でんじは、まもる@バンギラスナイト


ドリュウズ いじっぱり すなかき
185-205-81-×-85-140 A.252 B.4 S.252
じしん、アイアンヘッドいわなだれ、まもる@きあいのタスキ


○ルギア おくびょう マルチスケイル
212-×-150-110-176-178 H.244 D.12 S.252
エアロブラスト、だいちのちから、めいそう、はねやすめ@アッキのみ


○ホウオウ ようき プレッシャー
207-157-110-×-174-156 H.204 A.52 S.252
せいなるほのお、ブレイブバード、まもる、はねやすめ@ヨロギのみ


ギラティナ ずぶとい テレパシー
257-×-165-121-152-121 H.252 B.76 C.4 D.92 S.84
シャドーボール、でんじは、おにび、めいそう@たべのこし


ナットレイ しんちょう てつのトゲ
180-141-152-×-152-44 H.244 A.212 B.4 D.20 S.28
パワーウィップアイアンヘッドやどりぎのタネ、まもる@オボンのみ


前回は構築を考えて参加したものの対戦ロムを忘れてしまい参加者の皆様にお借りしてパーティを組みました。その際にアッキの実を持たせたルギアを使っていたのですが、本来特性をマルチスケイルにして使いたいところをプレッシャーで使っていたので、改めて特性マルチスケイルで使ってみたいということでルギアから組み始めることにしました。
ルギア軸の構築案としては既に弱点保険瞑想ルギアの案で6匹の構想が前回のオフから候補としてあり、そこではドーブル対策が不十分だったので一旦保留案としていました。しかし、メガバンギラスを採用していたそのパーティにドリュウズを採用すれば、ドーブルを自然と上から攻撃できることに気付きました。
ということで、バンギラスドリュウズルギアからパーティを考えていきました。最終的には既にあったパーティ案と4匹同じではありますが、ルギアの持ち物も含めて中身は大きく変わりました。


因みに、オフ会でずば抜けて使用率が高かった伝説ポケモンカイオーガ・ゼルネアス・ディアルガがどれも採用されていないためKPポイントは非常に低く、パーティ合計でのKPポイントがオフ全体のカイオーガ1匹のKPに及ばないほどだったようです。


>バンギラス(選出:先発10+後発1=11)
天候を砂嵐状態に変えることができて自身が岩タイプなので特防が上がり伝説ポケモンとも張り合えるパワーを持ちます。メガシンカによってバンギラスのパワーを底上げできるように持ち物はバンギラスナイト。特に交代を挟まずに天候を奪取することができるので後出しカイオーガにも強めです。
技構成は対ホウオウの岩雪崩、タイプ一致で通りが良くクレセリアミュウツーへの打点となる噛み砕くまで確定。バンギラスを天候変化要員として大事に扱うために守るも欲しいです。残りはけたぐりを入れて対ディアルガバンギラスを見据えることが今まででは多かったですが、その構成だとゼルネアスに対してできることが岩雪崩しかなくなってしまいます。そのままだと選出がしづらくなってしまうため最後の技には電磁波を持たせました。電磁波は多くの相手に一貫しているので打ちやすく汎用性は高いので悪くありません。
努力値配分はまず特殊耐久を底上げします。これにより、メガバンギラスが砂嵐状態でC222カイオーガの拘り眼鏡75%しおふきを耐えるようになります。また、砂嵐状態であればC183ゼルネアスの拘り眼鏡ムーンフォースも確定で耐えるので繰り出したときに動けるかどうかが大きく違います。次にバンギラスナイトを持たせることで縛られる格闘技対策として防御を引き上げます。目安としてはA172メガクチートのじゃれつく耐えを意識していて、ここまで防御を高めるとメタグロスアームハンマーマニューラのけたぐりなど不一致の技なら耐えることができるようになり、A197ランドロスの75%地震を2発耐えることもできます。残り僅かな努力値をまず素早さに振ってランク+2最速ゼルネアスの麻痺状態より速く最遅ディアルガより遅くなるように設定。残りを攻撃に按分しました。素早さの値に関しては74に設定すれば最遅シャンデラより遅くメガバンギラスでゼルネアス意識の素早さとすることもできますが、バンギラスの状態で先手がとれなくて困ることの方が多い気がしたのでバンギラスが84になるようにしています。メガシンカしてメタグロスに先手をとれる可能性もあるのでこの方が影響が大きそうです。


>ドリュウズ(選出:先発8+後発1=9)
このルールで拘りアイテムを持たずに初速でゼルネアスに先手を取れてタイプ一致技で高い打点を持てる数少ないポケモン。特性の砂かきで機能しているので天候の上書きに弱いのがネックでしたが、バンギラスメガシンカできるようになったことでドリュウズが守るを使う1ターンで天候を奪い返して再び先手をとれるようになったのはかなり大きいです。
技構成はまず何かしらの地面技としてドリルライナーか地震、ゼルネアスへの強い打点となるアイアンヘッド、素早さの高いポケモンとして大事に扱うための守る、は確定。守るは猫騙し+攻撃の初手に強くなれますしバンギラスメガシンカで1ターンで天候を奪い返せるのでその間に守るを使って砂かきを発動させるのに有用、対フェアリーのためにアイアンヘッドへの需要が出てきたのが新しい点です。残る一つの技を地震かドリルライナー、岩雪崩、シザークロス、から選ぶことになります。ダメージを荒く稼ぎたいドリュウズとしては全体攻撃の地震は欲しいですが、味方を巻き込むという制約があり少ない行動機会で地面技を打てない状況があるとまともにダメージを稼げません。逆にドリルライナーは単体攻撃で制約なく打てるもののこれしかないと良くて1:1交換程度で終わりやすいため選出しても活躍を見込みづらいです。そのため地面技はなるべく両立させる方針で考えたいです。シザークロスは主に草タイプやエスパータイプへの打点となる技ですがルンパッパ以外は地面技かアイアンヘッドで最低限の打点を持つことができて他のポケモンでもルンパッパに打点を持てることから優先度は低め。岩雪崩はホウオウとファイアローに打点があることが重要で、対ボルトロスなどを考えてもやはり抜くことができず。最後にメインウエポンとなる地面技ですが、バンギラスナットレイ以外は地面技を無効化できることとドリルライナーで1匹相手にそれなりのダメージしか稼げない使い方は勿体なく感じたので地震としました。地震を打たなくてはいけなくて打てない場面はそこまでなく、やはり地震で2匹にダメージを与えていける使い方ができる方が強かったです。岩雪崩がないとホウオウやファイアローを見て選出ができないという事態に陥るため、これも搭載して良かった技でした。
耐久を気合いの襷に頼っているので、努力値配分は攻撃と素早さにすべて振りました。技の威力は決して高くないので火力を高めるために性格補正も攻撃に掛けて、素早さは最速ドーブルを抜けるようになっています。


>ルギア(選出:先発0+後発10=10)
今回の構築のコンセプト。ルギアを採用したい理由としては高い耐久に加えて羽休めによる回復手段があることが一番大きく、叩き落とすに強いという点とクチートやゼルネアスなどの攻撃を受けることができる点で安定感が高いことです。ゼルネアスの強力な積み技であるジオコントールに対抗すべく瞑想を使うことにしてメガクチートに打ち負けないように持ち物にはアッキの実を持たせました・・・が、アッキの実は弱点保険と違い、叩き落とすを打たれると発動しないままドロップさせられてしまう仕様を当日に知りました。それでも持ち物がなくてもそこそこ戦えることから叩き落とすに弱いとまではいかないでしょう。
技構成は既に説明しているように瞑想と羽休めが確定。羽休めは先手で使うことで岩・電気・氷の3つの弱点を消すことができるので優秀です。瞑想を積んでから攻撃する技を考えると攻撃範囲的に攻撃技一つという構成に収まらないので残りは攻撃技を2つ。タイプ一致で威力が高く急所に当たる確率の上がったエアロブラストとエアロブラストが利きにくい鋼タイプへの打点となる大地の力を採用しました。
努力値配分はまず素早さを最速まで引き上げます。残りは耐久を安定させるためにHPベースに配分をすることにして、C222Wキュレムの命の珠冷凍ビーム+天候ダメージ耐え、C222Wキュレムの拘り眼鏡75%吹雪耐えとなっております。Wキュレムは特性のターボブレイズによってマルチスケイルに関係なく攻撃を仕掛けてくるポケモンなので一応意識しておく必要があります。


>ホウオウ(選出:先発2+後発2=4)
バンギラスルギアで苦手となる鋼タイプに強めでフェアリータイプを半減できるポケモン。高い特殊耐久のおかげで打たれ強く、氷の一貫性を消しているところも嬉しいところです。
技構成はかなり一般的な羽休め型のテンプレート。鋼タイプへの打点となる聖なる炎、等倍ダメージを稼ぎやすいブレイブバード、大事に扱うための守る。回復手段の羽休めとなっています。
努力値配分はまずHPに大きく振ると、A222グラードンの75%岩雪崩耐えとC183ゼルネアスの+2ランク雷耐えが両立できます。回復手段の羽休めは先手で使える方が良いので、素早さに大きく配分することになります。今回は最速カイオーガと同速勝負をしなくてはいけない場面も来ると思い素早さを最速にして残りを攻撃に振っています。攻撃に振った恩恵としてはH220B104(A222グラードンの75%地震2発耐え)程度のモロバレルを砂ダメージ+ブレイブバードでほぼ処理できるようになる点でしょうか。素早さは最低でも最速ルンパッパ程度は抜いておきたくて、その値で残りを攻撃に振ると聖なる炎でメガクチートが中乱数1発、ブレイブバードでゼルネアスが2発となるので、選択肢としては十分に考えられます。


>ギラティナ(選出:先発1+後発7=8)
カイオーガの水技に対して耐性を持つドラゴンポケモンとして採用。雨状態で交代で出すことを想定すると耐久にそれなりに努力値配分をすることになりそうで、火力は全く出せません。そのため補助技中心の構成として味方のパワーの底上げを行える型を目指したいです。
技構成は何かしらの攻撃技が一つは必須、カイオーガに対して最も速効性のある対処法である電磁波、命中が85と強化されて瞑想ルギアが苦手気味な物理ポケモンの火力を削ぐことができる鬼火、まではすんなりと決まりました。残りの技を身代わりにして電磁波や鬼火との相性を良くしようと思っていたのですが、万が一、このギラティナが残ってしまった場合は状態異常を撒き終えた後に貧弱な攻撃技一つで居座ることになるのが弱く思えます。また、身代わりは安定しているように見えて火力をゴリ押しされると案外残りづらいという経験もあったので代わりに瞑想を持たせることにして麻痺したカイオーガをそのまま起点にできるようにしました。それに伴い攻撃技は特殊技を選び、祟り目ではさすがに通常時の火力が低すぎるのでシャドーボールを選択・・・しましたが、祟り目の威力を50だと勘違いしていたので祟り目で良かったと思います。
努力値配分は、まずHPに大きく配分してからA172メガクチートのじゃれつく耐え。更に特殊耐久を上げてC183ゼルネアスの+2ランク75%マジカルシャイン耐えの耐久を確保。この値でC222ディアルガの流星群も耐えることができるようになります。特攻は期待していないので、残りは素早さに振っておき、多少先手をとれる相手を増やしておくことにしました。


>ナットレイ(選出:先発3+後発3=6)
カイオーガ性能をつけつつトリパでも動けるポケモンとして採用。バンギラスドリュウズと一般ポケモン全員が格闘弱点なのがやや痛手ですが、伝説枠のポケモンは全員格闘に対して耐性があるので受け回しができそうです。回復アイテムを持たせたいところで、努力値配分で火力をそこそこ上げることにしたので、瞬発的な回復力のあるオボンの実を持たせることに。
技構成はカイオーガへの打点となるパワーウィップ、ゼルネアスへの打点となる鋼技、大事に扱うために守るは持たせておきたいです。残る技スペースは1つで攻撃技で攻められない相手に干渉する技が良いので電磁波か宿り木の種辺りとなりますが、食べ残しも宿り木の種もないナットレイは相手にしても怖くないと思ったので宿り木の種を持たせました。また、鋼技に関してはジャイロボールかアイアンヘッドで選択となりますが、パーティ内で電磁波を積極的に撒くポケモンが2匹いたので相性が良いアイアンヘッドを採用しました。
努力値配分は以前使用した型をベースにまず攻撃に配分してH175B111カイオーガパワーウィップで1発、オボンの実を持たせることで「ゼルネアスのランク+2オーラ込み75%マジカルシャイン+A177メガガルーラのけたぐり」「C202カイオーガの拘り眼鏡雨75%しおふき2発」などを実現できる耐久を確保。残りは素早さに努力値を回して最遅メガデンリュウ-1とすることでトリックルーム下でもそこそこのアタッカーには先手をとれるようにしました。素早さを最遅カイオーガ-1から上げたことによるメリットは電磁波を撒いたときに最速ゼルネアスやパルキアをはじめコジョンドまで先手をとれるようになったことです。


耐久が高いポケモンを中心に状態異常をばら撒きながら受け回していくスタイルなので安定して戦いやすい形を作ることはできました。
当日はレパルダスが多く苦戦を強いられることになりました。また、対地面に対しても攻める速度が遅くギラティナの鬼火をうまく使っていく必要があります。しかし、そこにゼルネアスが組み合わせられていると最も圧力を掛けられるバンギラスドリュウズの組み合わせで選出したく、ギラティナがやや先発で出しづらいところはやや難しいところでしょうか。