第19回アリーナオフ+INC JUNE使用パーティ〜ガルーラ+サザンドラギルガルド〜

6/27開催の第19回アリーナオフに参加してきました。


まともな構築がなったので、事前にレーティングに取り組みパーティを模索してもなかなか手応えはなく。試した中で最も勝てそうなパーティを持ち込んだものの、結果は2-3で予選落ち。一部のポケモンを強く意識した代わりに手薄になった部分があり、予選ブロックではその巡り合わせもあまり良くはなかったです。


6/26〜6/28に開催されていたwi-fi大会「インターナショナルチャレンジ JUNE」に同じパーティを持ち込んだ結果、24-6で最終レートは1735となり23位、最低限の勝率は残せたのでオフの結果に反省しながらも悲観し過ぎずに切り替えようと思います。
また、以前から続いていた不調続きの回線ですが、新しい環境にしたところ現段階ではまだ接続が途切れることなく通信を続けられているので、今後しばらくは心配せずにやっていけそうです。回線不調が言い訳だったことにならないように精進したいと思います。


〜パーティ〜
ガルーラ、ウインディサザンドラギルガルドクレセリア、FCランドロス


○ガルーラ ようき せいしんりょく
187-137-104-×-101-156 H.52 A.172 B.28 D.4 S.252
(187-167-124-×-121-167)
すてみタックル、ふいうち、けたぐり、ねこだまし@ガルーラナイト


ウインディ ようき いかく
166-162-100-×-100-161 H.4 A.252 S.252
フレアドライブインファイトワイルドボルトしんそく@こだわりハチマキ


サザンドラ ひかえめ ふゆう
178-×-130-178-111-135 H.84 B.156 C.132 D.4 S.132
りゅうせいぐんあくのはどう、だいちのちから、ねっぷう@こだわりメガネ


ギルガルド おだやか バトルスイッチ
161-×-170-70-213-95 H.204 D.188 S.116
シャドーボール、どくどく、みがわり、キングシールド@たべのこし


クレセリア ずぶとい ふゆう
223-×-159-96-150-135 H.220 B.36 C.16 S.236
サイコキネシス、こごえるかぜ、めいそう、つきのひかりぼうじんゴーグル


○FCランドロス いじっぱり いかく
164-200-122-×-101-143 A.132 B.120 D.4 S.252
じしん、ばかぢから、いわなだれ、とんぼがえり@こだわりスカーフ


クレセリアランドロスは非理想個体



毒々ギルガルドを使いたくて用意したパーティ。
ギルガルドは攻撃耐性の両面で優れたポケモンですが、特性のバトルスイッチによる不規則な戦い方によって相手に隙を見せたりとパーティの足を引っ張りやすいポケモンです。そのため、一貫してブレードフォルムかシールドフォルムでいる立ち回りができる型が立ち回りに組み込みやすいと考えています。以前、シールドフォルムを維持したまま戦える毒々を別のポケモンで撒いてからギルガルドで身代わりキングシールドを繰り返してシールドフォルムを維持したまま戦うことを考えましたが、2匹同時の選出を強いられることがネックとなっており、ギルガルド自身に毒々を持たせればその点を解決できそうです。


2匹目にはクレセリアを採用。毒々ギルガルドはC170程度の火力しかない上に身代わりと守るを繰り返しながらダメージを与えていくことになるので、頭数が減らないように展開速度の合うポケモンが必要そうです。クレセリアには瞑想と月の光を持たせることで場持ち能力を上げて、毒々を撒きながらのらりくらりと戦うギルガルドのペースに合わせられるようにします。
3,4匹目にはこの2匹が苦手なキリキザンギルガルドなどを倒すポケモンとしてメガガルーラサザンドラを採用。メガガルーラ+サザンドラという物理特殊トップクラスの火力を持った2匹の並びも気になっており、ギルガルドクレセリアを交代先として繰り出しやすいことから、序盤はメガガルーラサザンドラの2匹で相手の頭数を減らしてからクレセリアギルガルドで詰めていくことができそうです。
5匹目には鋼タイプに強いポケモンが欲しいことから炎タイプのポケモンを考えますがヒードランに弱いポケモンを採用したくなかったのでウインディを採用。6匹目にはテラキオンに対する耐性を考えて拘りスカーフ持ちのランドロスを採用。


>ガルーラ(選出:5/5 先発5+後発0)
猫騙しで相手の展開を阻害しながら火力を押し付けて相手の頭数を減らしていくポケモンとして採用。猫騙しは相手の展開を阻害する目的が強いので相手の猫騙し+展開に弱くならないように特性は精神力。
技は採用理由でもある猫騙し、タイプ一致のノーマル技、対ヒードラン意識のけたぐり、まで必須。最後の技はギルガルドの毒々と相性の良く場持ち能力を上げる守るも候補でしたが、ウインディサザンドラの火力が足りない部分を補うために不意打ちを採用しました。ノーマル技は捨て身タックルを採用。捨て身タックルを耐える配分のニンフィアを恩返し+何かで落とすのが難しいと感じたからです。
努力値配分はA216ランドロスの馬鹿力耐えとC156ルンパッパの命の珠雨ハイドロポンプ耐えを意識。素早さを最速にしてメガガルーラ・メガリザードンなどに同速勝負を仕掛けられるようにしつつ、残りを攻撃に配分しました。


>ウインディ(選出:3/5 先発1+後発2)
攻撃範囲が広い炎タイプとして採用。ウインディと言えば、鬼火やバークアウトなどでじっくり戦う型も考えられますが、こちらが後発に置くポケモンが苦手なボルトロスヒードランを素早く削って欲しかったので持ち物は拘り鉢巻。電磁波を受けたりフレアドライブの反動でHPが少なくなっても温存すれば威嚇と神速だけで終盤にも仕事ができます。
技は物理炎技で最も威力の高いフレアドライブヒードランへの打点となるインファイト、水タイプやリザードンへの打点となるワイルドボルト、先制技の神速で4つ埋まりました。
努力値配分は攻撃と素早さに振り切り、HPに配分してC194サザンドラの流星群を最高乱数以外耐え。メガガルーラヒードランへのダメージを考えると攻撃に性格補正をかけたいですが、特性発動順でランドロスの拘りスカーフを判断できる点や素早さを最速に設定していないことが多いメガサーナイトに先手がとれる方が大きいと思いました。


>サザンドラ(選出:3/5 先発2+後発1)
ギルガルドヒードランなどを考慮して採用。当初は黒い眼鏡や命の珠も考慮しましたが、攻撃技が4つ必要だったことと打ち分けできる能力よりも負荷を掛ける方に性能を持たせたいことから拘り眼鏡を持たせることに。
技は高火力で頭数を減らすのに便利な流星群、タイプ一致で一貫しやすい悪の波動、ヒードランメガクチートを意識した大地の力、最後の技は寝言にして眠り技に誤魔化しが利く駒を増やすか考えましたが、熱風を採用。キリキザンに強くないパーティなのでモロバレルとの並びに対して打てるところが評価できます。
流星群でH157D128ロトムを14/16で1発にする最低限の火力を維持しながら、最速キリキザン抜き。残りは防御厚めに耐久に振って90%程度の確率でA177メガガルーラのけたぐりを耐えるようにしました(急所未考慮)。


>ギルガルド(選出:3/5 先発0+後発3)
今回のコンセプトであるポケモン。毒々を入れればどれだけグロウパンチを打たれようと多くのメガガルーラを完封することができます。持ち物は永続回復手段となる食べ残し。
技構成はコンセプト通りに毒々と身代わりとキングシールド。攻撃技はギルガルドに強いシャドーボールです。
努力値はC200ヒードランの75%熱風を食べ残し2回込みで2発耐えるよう特殊耐久に配分してC145ボルトロスの10万ボルトを身代わりが耐えるようにしました。残りはなるべく素早さに多めに割いています。残念ながらあまり機能しなかったです。


>クレセリア(選出:3/5 先発0+後発3)
ガルーラやサザンドラの受け先として相性が良いです。瞑想を積んでいる間にキノコの胞子を受けて思い通りに試合運びができない展開を避けたいことと先発から交代で出す際にモロバレルを受けられるように持ち物は防塵ゴーグル。
技構成は場持ちを良くするための瞑想と月の光。残りは味方の素早さサポートにもなる凍える風とメインウエポンとしてサイコキネシスを採用しました。
努力値配分は凍える風1回でメガゲンガーを抜けるように素早さに多めに配分しています。


>FCランドロス(選出:3/5 先発2+後発1)
主にテラキオンバンギラスの対策として採用。それらの相手に先手をとるために持ち物は拘りスカーフ。
タイプ一致の地震、範囲攻撃の岩雪崩、バンギラスや少し削れたメガガルーラを縛れる馬鹿力、展開作りに便利な蜻蛉帰りで技を4つ埋めました。今まで拘りスカーフランドロスを使うのが苦手だったのは蜻蛉帰りを採用していなかったからなのではないかと思って採用してみたものの、使い勝手が上がった感じはあまりしませんでした。
努力値はミラーで一方的に弱くならないように素早さに振り切った後に、A194キリキザンの+1命の珠不意打ちを耐えるように配分しています。


メガガルーラ+拘り3匹+ゴースト弱点2匹という組み合わせなので、高速・金縛り・影踏みのメガゲンガーに対して非常に弱くなっています。また、威嚇2匹+悪弱点2匹というところでキリキザンにも非常に弱いです。どちらも立ち回りで誤魔化していた部分はありますが、メガゲンガーは構築によって技や扱いが違ったりすることが多く噛み合いが悪いと全くダメですし、キリキザンはガルーラやサザンドラが上から処理を狙える状況でないと誤魔化せていません。
また、オフでの選出から伺えますが、ギルガルドを選出するときはクレセリアとセットになっております。これはその他のポケモンメガガルーラ+拘り3匹ということでギルガルドとマッチしていないことが挙げられますが、毒々をギルガルドに持たせれば毒々クレセリアを同時選出する必要がないということでスタートしたのに結局それを叶えることができないパーティであったことが反省点だと思われます。


以下、オフ当日の簡単な対戦レポートです。


○1戦目 vs あさぎ さん 負け 0-2
自分:ガルーラ FCランドロス ギルガルド クレセリア
相手:ゲンガー ガマゲロゲ ズルズキン ニンフィア (プテラロトム)

メガガルーラズルズキンの威嚇と鬼火を受けるも捨て身タックルでズルズキンと相打ち。ギルガルドと瞑想クレセリアを展開できるかと思ったものの、ギルガルドがゲンガーにシャドーボールを打たなかったターンに鬼火を受けて祟り目で倒されて、クレセリアガマゲロゲから毒々を受けてしまい負け。
スカーフランドロス地震が一貫する展開を作れそうな場面でガマゲロゲから凍える風を受けて毒々ダメージで退場してメガゲンガーに繋がれてしまったのが反省点。そのターンはサイコキネシス地震ガマゲロゲを攻撃していましたが、ガマゲロゲは冷凍ビームを覚えないのでサイコキネシスとの集中で攻め急ぐ必要がないことには技選択の直後に気付きました。


○2戦目 vs とろろ さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ FCランドロス ウインディ サザンドラ
相手:ルカリオ ゴチルゼル バンギラス ルンパッパ (ニョロトノ バクーダ)

メガバクーダのトリパを警戒してけたぐり+蜻蛉帰りから入るとルカリオはサポート要員ではなくメガシンカ。困ったものの、選出が間に合っていなくて連れてきていたウインディを蜻蛉帰りから繰り出して威嚇を2回掛けながらメガルカリオインファイトを耐えてメガガルーラで処理。残りは拘りスカーフランドロス+サザンドラで倒して勝ち。


○3戦目 vs あまね さん 勝ち 2-1
自分:ガルーラ サザンドラ ギルガルド クレセリア
相手:FCランドロス クレセリア ガルーラ モロバレル ()

初手はランドロスに対して猫騙し+悪の波動で入ると急所もあってそのまま倒れる。クレセリアに凍える風を打たれてからガルーラを展開されるも、グロウパンチギルガルドで無効化しながらけたぐりで半分程度削る。甘えた行動の結果グロウパンチを積まれてしまうも、素早さが遅いことを突いてサザンドラの熱風でメガガルーラ+モロバレルの並びを突破して勝ち。


○4戦目 vs アベル さん 負け 0-3
自分:ガルーラ サザンドラ ウインディ FCランドロス
相手:クレセリア ニンフィア キリキザン リザードン (FCランドロス ファイアロー)

初手の対面で猫騙し+悪の波動を選ぶも当然どちらも倒せずにトリックルームが決まる。次のターンの交代でクレセリアサザンドラではクレセリア側の交換が早く、キリキザンが出てきたところにウインディを投げて負けん気を発動してしまったこともあって4ターンで殴り負け。
初手は捨て身タックル+悪の波動をニンフィアに集中が正解。守る+トリックルームで即負けする可能性こそありますが、中途半端な選択をした結果4ターンで負けていたら変わりません。
INCでもキリキザンは先手をとって倒す立ち回りで誤魔化していましたが、素早さ操作+キリキザンとされると一気に対策手段が限られるのが問題ですね。


○5戦目 vs ひいあ さん 負け 2-4
自分:ガルーラ ウインディ クレセリア ギルガルド
相手:ゲンガー FCランドロス エンテイ クレセリア (ガルーラ サンダー)

この時点で勝っても2位の三つ巴となりオポネントで負けとなることが決まっていました。
試合は初手の対面を見た瞬間に負けを悟ってしまい、一応粘って試合は続けたもののギルガルドエンテイの聖なる炎急所で倒れてしまったので降参。
メガゲンガーの可能性も疑ってはいたものの、クレセリアを見てFCランドロスを出せなかったのが痛いです。


念のため、INCでの6敗の詳細もメモ。


○1敗目
相手はボルトロスガルーラランドロスヒードラン。初手のガルーラの冷凍パンチでサザンドラが凍ってボルトロスを削れずそのまま退場。もう1回訪れたボルトロスを倒すべきタイミングで倒さない選択をしてしまったことから電磁波を撒かれ続けて痺れもあって負け。


○2敗目
相手はランドロススイクンガルーラニンフィア。スイクンに追い風を許してギルガルドクレセリアで追い風ニンフィアを誤魔化そうとするものの毒々をはずしてキングシールドを挟まなかったりクレセリアが回復するタイミングで瞑想を選んでガルーラ無償降臨を許したりと散々な立ち回りで負け。


○3敗目
相手はサンダーマリルリサザンドラメタグロス。初手の悪の波動でサンダーを怯ませて追い風を防いだことで猫騙し+捨て身タックルでマリルリを無償で突破。しかし、捨て身タックルの反動+サザンドラの流星群でメガガルーラをあっさり失ってしまう。それでもチャンスはあったものの、ランドロスが岩雪崩で良い場面で蜻蛉帰りを選んで交代先サザンドラにダメージが入って縛られてしまったせいで負け。


○4敗目
相手はゲンガーランドロスヒードランガルーラ。トリパだったようであっさりトリルをされてしまうもののゲンガーを処理して5ターン経過。クレセリアギルガルドランドロスヒードランを倒せば勝ちですが、ギルガルドが岩雪崩で怯んでランドロスに毒々を盛れずクレセリアは熱風火傷で回復が追いつかなくなる。最後は拘り鉢巻ランドロスに対してキングシールドを挟めばギルガルドで勝機を見出せるものの、試合制限時間で勝てないため負け。


○5敗目
相手はランドロスリザードンテラキオンクレセリアリザードンを倒してクレセリアに毒々を盛る展開を作れたものの、クレセリアリザードンの熱風で火傷していたこともあり、そこまでサイクルを回している間に時間制限を迎えてしまい負け。


○6敗目
相手はライチュウゲンガーニョロトノルンパッパ。滅びの唄を考慮しつつ「ほっぺすりすり+祟り目だったらギルガルド殺されるよな」と思いながら動かすと本当にそれをされて倒されてしまう。それでもガルーラでライチュウを倒していたので勝機はまだあると考えましたが、後発は拘りスカーフを持ったニョロトノとルンパッパで普通に雨パーティに押されてしまい負け。


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対戦の様子を振り返るといかに立ち回りが下手かというのが分かります。立ち回りが下手だと斬新なアイディアを実践できる形まで持っていくこともできなかったりと結局どんなパーティを使っても勝つことができないので、その部分を鍛え直さなくてはならず、そのためには何が必要かを整理することが求められていると思いました。


主催、スタッフの方々、お疲れ様でしたー♪