09ルール見せ合いなし44構築〜クレセグロス+鈍いカビトリパ〜


クレセリア のんき ふゆう
223-×-182-106-150-81 H.220 B.204 C.84
れいとうビームトリックルーム、リフレクター、てだすけ@ラムのみ


メタグロス ゆうかん クリアボディ
183-198-150-×-122-69 H.220 A.196 D.92
コメットパンチ、じしん、いわなだれ、まもる@オッカのみ


カビゴン ゆうかん あついしぼう
253-165-110-×-132-31 H.140 A.156 B.196 D.12
おんがえし、ほのおのパンチ、のろい、ねむる@カゴのみ


ラティオス おくびょう ふゆう
156-×-101-181-130-178 H.4 B.4 C.248 S.252
りゅうせいぐんりゅうのはどう、めざめるパワー(地)、まもる@いのちのたま


2015年12月。「ある企画でWCS2009ルールで対戦する」と友人が言うので、その際に渡した構築。
勝負は1戦のみだったようですが、無事に勝利してくれたようです。



WCS2009ルールで特にメジャーである初手クレセリアメタグロスの組み合わせからトリックルームを展開して戦う構築。
基本的な動かし方としては、汎用性抜群のメタグロスで攻撃しながらクレセリアトリックルームメタグロスが暴れて退場したところに鈍いカビゴンを展開。トリックルームが切れた後はラティオスを繰り出して削った相手を上から縛る立ち回りをします。
汎用性の高いポケモンで固めて幅広い相手と戦える構築としての強さを求めつつも、テンプレとは一線を画するような中身となっており、企画対戦で使用する構築コンセプトとしては良いものだったのではないかと思っています。


>クレセリア
09ルールトップクラスの強さを誇るメタグロスカビゴンをサポートするポケモン。今回はトリックルームによる素早さサポート役としての採用です。持ち物は電磁波・威張る・ダークホール辺りに強くする目的でラムの実。
トリックルームはコンセプトなので必須、手助けは素早さ関係に依存しないのでラティオスカビゴンとも相性が良く挑発を受ける前に技を繰り出せる点も優秀です。鈍いカビゴンを展開する上でそのサポートとなるリフレクター、攻撃技を冷凍ビームにしたのはカビゴンの恩返しと合わせてラティオスを倒せるようにしたいことが理由になります。
努力値配分はカビゴンの恩返しと合わせて冷凍ビームでH156B101D130ラティオスを倒せるように特攻に配分。残りは物理耐久を中心に努力値を上げてA150までのカビゴンの+6恩返しを耐えるようになっています。雨パーティを意識して特殊耐久も上げたいですが、オボンの実がないと強化アイテムのハイドロポンプを2発耐えるのは難しいので、トリックルーム発動までに1発耐えれば良いということで努力値は回しませんでした。素早さはトリックルーム中にメタグロスに先手でリフレクターが使えるよう遅めに設定しておくのが良さそうです。


>メタグロス
09ルールトップクラスの強さを誇るポケモンとして採用。今回はその性能に任せて初手からガンガン打ち合っていきます。打ち合いに強くするため持ち物はメタグロスを一撃で倒すことを狙う炎タイプにも対抗できるオッカの実。
技構成はメインウエポンのコメットパンチとミラーを意識した地震が必須。サンダーの身代わりを安定して壊せる技として岩雪崩。最後は無難に守るを採用しました。トリックルームで一気に素早さを逆転させることで素早い相手を先制技で倒す必要性が薄くなっているのでバレットパンチを切る選択ができてはいますが、ドーブル絡みの対処の安定感が落ちています。
努力値配分はまずA205メタグロスの+2地震耐えの物理耐久、75%地震+75%手助け地震でH187B150メタグロスを2発の攻撃を確保。残りを特防に割いてC177サンダーの10万ボルト2発耐えという目安を確保。素早さは最遅メタグロスより速く素早さを下げてないマリルリ辺りにトリックルームで先手がとれる値が良さそうでしょうか。


>カビゴン
クレセリアトリックルームとそのまま攻撃するメタグロスで意表は突けるものの、5ターンで勝負を決めるには火力が弱いです。そのためカビゴンは鈍い型で採用をしました。相手を倒せるまで削れているときはそのまま攻めれば良く、そうでないときは鈍いを使ってトリックルームが切れてからのことを見据えます。積み技自体は先手で使えた方が強いですし、トリックルームの時間稼ぎとして守るを誘発しやすいので無償で狙うこともできそうです。持ち物は眠ると相性の良いカゴの実。
技構成はメインウエポンの恩返しとコンセプトである鈍い、恩返しの通らない鋼タイプへの打点として炎のパンチを持たせて、最後の技は眠るとしました。処理速度が遅くなりがちなウインディヒードランの鬼火対策であり、これもトリックルーム時に先手で使える方が強力な技です。炎のパンチの枠に関しては、味方のクレセリアラティオスとも浮遊なのでドサイドンヒードランを意識した地震も考えられますが、ドータクンスキルスワップで浮遊になった鋼タイプに打点のあるポケモンが他に全くいなかったのでこちらを選択しました。
努力値配分は+1炎のパンチでH187B151メタグロスが2発、A211ドサイドンの+2地震を鈍い1回で2発耐えとしています。素早さはトリックルーム状態でのカビゴンミラーも考えて最遅。特殊耐久にやや不安が残る点は課題とも言えます。


>ラティオス
ドラゴン技の高い一貫性を活かして、トリックルームが切れた後に繰り出して削れた相手を一掃していく役割で採用。相手に合わせてしっかり打ち分けられるようにしつつ縛り範囲を広げるために持ち物は命の珠。
技構成は少し削れた相手を倒し切る能力が高い流星群、カビゴンが苦手なヒードランメタグロスへの大きな打点となるめざめるパワー地面、トリックルーム時にうっかり場に出てしまってもトリックルームが切れるのを待てるように守る、と3つを迷わず採用。流星群とめざめるパワーで広い攻撃範囲を確保できているので、最後の技は流星群を打ちたくない相手に使用する技として竜の波動を採用しました。
努力値は特攻と素早さに全振りして上から縛れる範囲を極力広げます。リフレクターがあればA205メタグロスのコメットパンチ+バレットパンチ+命の珠反動2回も耐えられます。