サンムーン環境の全国ダブル構築の叩き台。
このルールはほとんどやらないまま終わってしまいましたが、WCS2018はこの延長線上にあるルールだと思っているので、そこでの考え方などは活かしていくべきだと思います。
ということで、脳内にふわふわと持っている見識の洗い出しをすることにしました。
言い訳がましいですが、どういうポケモンや組み合わせが存在するかを認識するためのものなので、中身は煮詰めてないです。というか、中身が煮詰められたものは作成者の考え方が書かれたブログ記事などを探す方が良いかと思います。
【No.1 ガルーラスタン】
【No.2 エルテラ+リザードン】
【No.3 カプテテフメタグロス】
【No.4 ガオガエンサーナイト】
【No.5 雨ラグラージ】
【No.6 砂ボーマンダ】
【No.7 メガゲンガー+カプ・ブルル】
【No.1 ガルーラスタン】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 恩返し | グロウパンチ | 猫騙し | 守る | ガルーラナイト |
サンダー | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 追い風 | 見切り | デンキZ |
カプ・レヒレ | 濁流 | ムーンフォース | 瞑想 | 守る | マゴの実 |
FCランドロス | 地震 | 馬鹿力 | 岩雪崩 | 蜻蛉帰り | 拘りスカーフ |
ヒードラン | 熱風 | ラスターカノン | 大地の力 | 守る | シュカの実 |
モロバレル | クリアスモッグ | キノコの胞子 | 怒りの粉 | 守る | フィラの実 |
【ひとこと】
いわゆるガルーラスタン。6世代までのガルーラスタンになかった水耐性・状態異常耐性をカプ・レヒレの採用によって補完できるようになった。
6世代と比べると、ガルーラ自身が親子愛の弱体化の影響を受けているものの、デンキZサンダーや瞑想カプ・レヒレにより瞬間火力や詰め性能も上がっているので、それらを猫騙しでサポートできる強めの駒として活躍できる。ヒードランとモロバレルは消極的な補完採用なので、工夫を凝らしたい。
ガルーラの強さは瞬発的な火力とグロウパンチによる積みが常に脅威となっていたからであり、グロウパンチが習得できなくなるであろうウルトラ版ではより創意工夫が求められそう。
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【No.2 エルテラ+リザードン】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
エルフーン | 袋叩き | 追い風 | 嘘泣き | 守る | 気合の襷 |
テラキオン | 岩雪崩 | インファイト | 地震 | 守る | イワZ |
リザードン | 熱風 | 火炎放射 | ソーラービーム | 守る | リザードナイトY |
FCランドロス | 地震 | 馬鹿力 | 岩雪崩 | 蜻蛉帰り | 突撃チョッキ |
カプ・コケコ | 10万ボルト | マジカルシャイン | めざめるパワー氷 | 守る | 命の珠 |
ギルガルド | シャドーボール | 聖なる剣 | ワイドガード | キングシールド | 弱点保険 |
【ひとこと】
袋叩き+正義の心のコンボを使うエルフーンテラキオン構築。コンボに失敗しても追い風下でメガリザードンを繰り出して攻撃的な並びを維持する。テラキオンがZ技による瞬発火力を出せるようになったのが主な強化ポイント。
補完は、リザードンとの並びが強く威嚇が便利なランドロス、全体的に重い水タイプを叩けるカプ・コケコ、トリパ対策のギルガルド。追い風への依存度は高めなのでエルフーンを腐りにくい構成にする必要があり、嘘泣きを搭載することで袋叩きとは別に攻撃展開を仕掛けられるようになる。
ギルガルドの弱点保険は袋叩きで発動するのが面白そう程度で、嘘泣きもあるのでゴーストZや呪いのお札で火力を上げる方が良さそう。
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ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
カプ・テテフ | サイコキネシス | ムーンフォース | 瞑想 | 守る | エスパーZ |
メタグロス | アイアンヘッド | 思念の頭突き | 冷凍パンチ | 守る | メタグロスナイト |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | 追い風 | 羽休め | サイコシード |
FCランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 馬鹿力 | 大地の力 | 拘りスカーフ |
バンギラス | 岩雪崩 | 噛み砕く | けたぐり | 守る | 弱点保険 |
トリトドン | 大地の力 | 冷凍ビーム | クリアスモッグ | 守る | ウイの実 |
【ひとこと】
カプ・テテフのサイコフィールドでメタグロスのエスパー技の火力を上げる組み合わせ。どちらも鋼タイプを苦手にするため決して相性は良くないが、互いに依存しない形で扱うことができる。
カプ・テテフのエスパーZで相手を1匹倒して、サイコシードで耐久を高めたサンダーや耐性の優秀なメタグロスでの詰めを狙う。タイプ相性的にはウインディ・サザンドラ辺りを採用すると綺麗な感じだが、フェアリータイプが多い環境でサザンドラを扱えるイメージがあまりないので、ランドロス・バンギラスという形で補完。水の通りとギルガルドを誤魔化すトリトドン採用という6匹。
メタグロスが鋼タイプに全く手が出ない構成なので地震を持たせたい気持ちはある。その場合はサンダーをデンキZにすると集中攻撃でギルガルドを倒せる。ただ、サイコシードも持たないとなるとカプ・テテフと組み合わせる必要も特になくなるので、カプ・テテフとメタグロスの相性の良さはその程度でしかない。
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ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
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サーナイト | ハイパーボイス | サイコショック | トリックルーム | 守る | サーナイトナイト |
ガオガエン | フレアドライブ | DDラリアット | 猫騙し | 守る | ホノオZ |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | 追い風 | 見切り | 命の珠 |
FCランドロス | 大地の力 | ヘドロ爆弾 | めざめるパワー氷 | ストーンエッジ | 突撃チョッキ |
カプ・レヒレ | 濁流 | ムーンフォース | 瞑想 | 守る | マゴの実 |
ナットレイ | パワーウィプ | ジャイロボール | 鈍い | 守る | フィラの実 |
【ひとこと】
メガサーナイトを主軸にした組み合わせ。サーナイトの苦手な鋼タイプに強く猫騙しで行動をサポートできるガオガエンが強化ポイント。
6世代と比べるとフェアリースキンの弱体化こそあるものの、強力な物理筆頭の親子愛も弱体化したので単体での動きやすさが上がり、攻撃的な組み合わせで並べやすくなった。追い風・トリックルームと2種類の素早さ操作技を持たせて柔軟に展開するのが強力だと思われる。ガオガエンにはガオガエンZがあるが、これは接触技でありギルガルドに打ちづらいのでホノオZかせめてアクZが好み。ランドロスはサーナイトと並べながら鋼タイプを攻撃するため特殊型、Z技があるならジメンZも面白そう。
この形は実際に使ったことがあるが、現状の6匹だとリザードン+バンギラスの構成がかなり厳しく、改善が求められる。
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【No.5 雨ラグラージ】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
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ペリッパー | 波乗り | 暴風 | 追い風 | 守る | 湿った岩 |
ルンパッパ | ハイドロポンプ | エナジーボール | 冷凍ビーム | 猫騙し | ミズZ |
ラグラージ | 滝登り | 地震 | 岩雪崩 | 守る | ラグラージナイト |
キングドラ | ハイドロポンプ | 濁流 | 竜の波動 | 冷凍ビーム | 拘り眼鏡 |
ニョロトノ | 熱湯 | 冷凍ビーム | 気合玉 | 守る | カクトウZ |
ナットレイ | パワーウィップ | ジャイロボール | アイアンヘッド | 叩き落とす | 拘り鉢巻き |
【ひとこと】
どの世代にも存在する雨構築。ペリッパーが新たな雨降らし要員となり構築幅が広くなったこと、仕様変更によるラグラージの強化などがポイント。
メガラグラージは雨降らしでやっと一人前程度の性能で、それを活かすために雨降らし要員を採用するのはどこか勿体なく、雨の恩恵を全面的に活かすような構築が望ましい。6世代でも同様の方針で考察したことがあるが、ペリッパーとニョロトノを併用することで天候パーティの課題である天候の維持がやりやすくなる。
ルンパッパとキングドラのどちらにミズZを持たせるかについて、当初はキングドラに持たせてルンパッパは猫騙しによるサポートのしやすさを上げる突撃チョッキを考えていたが、ペリッパーとニョロトノを同時選出する場合にキングドラを選出しないことが多そうなので、ルンパッパに持たせる方が選出にZ技は組み込みやすそうだと考えた。
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【No.6 砂ボーマンダ】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 岩雪崩 | ダメ押し | 冷凍パンチ | けたぐり | 拘りスカーフ |
ドリュウズ | 地震 | アイアンヘッド | 岩雪崩 | 守る | ジメンZ |
ボーマンダ | ハイパーボイス | 大文字 | 追い風 | 守る | ボーマンダナイト |
カプ・コケコ | 10万ボルト | マジカルシャイン | ボルトチェンジ | 放電 | 拘り眼鏡 |
テッカグヤ | ヘビーボンバー | 宿り木の種 | ワイドガード | 守る | ソクノの実 |
トリトドン | 大地の力 | 冷凍ビーム | 守る | 自己再生 | フィラの実 |
【ひとこと】
6世代でも猛威を奮ったバンギラスドリュウズ+ボーマンダの組み合わせ。ドリュウズにジメンZが加わったところが強化ポイント。
砂かきの組み合わせはランドロスが苦手であるため、地面に耐性があり威嚇を持つボーマンダとの相性は良い。ドリュウズを選出しない場合もカプ・コケコで上から圧力を掛けながらテッカグヤを絡めてサイクル戦に持ち込むことができる。
余談だが、最初は鉢巻きルガルガンを採用した形からスタートしたものの、鋼タイプとカプ・コケコの重さをどう解消していいのか分からず、ルガルガンをドリュウズに変えた形となった()
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ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ゲンガー | シャドーボール | ヘドロ爆弾 | トリックルーム | 守る | ゲンガナイト |
FCランドロス | 大地の力 | めざめるパワー氷 | 蜻蛉帰り | 守る | 気合の襷 |
ヒードラン | オーバーヒート | 火炎放射 | ラスターカノン | 大地の力 | 拘りスカーフ |
カプ・ブルル | ウッドハンマー | 宿り木の種 | 身代わり | 守る | クサZ |
バンギラス | 岩雪崩 | 噛み砕く | けたぐり | 守る | ヨプの実 |
マリルリ | 滝登り | アクアジェット | じゃれつく | 冷凍パンチ | 拘り鉢巻き |
【ひとこと】
メガゲンガーの影踏みで相手の交換を封じて有利な対面を作るタイプの構築。6世代と比べるとゲンガーの特性が浮遊でなくなったデメリットもあるが、カプ・ブルルのグラスメイカーで地震に耐性をつけることができるようにもなった。
カプ・ブルルはゲンガーの地面弱点を補うために採用しているが、グラスメイカーの恩恵を受ける草技で多くの相手を一撃で倒せるため、カプ・ブルルとしても影踏みとは相性が良い。カプ・ブルルの苦手となる鋼に強いヒードランには拘りスカーフを持たせることで交代からそのまま縛る動きを可能にする。このままでは天候を利用する構築に不利になりがちなので、バンギラスを採用。砂構築に対してはマリルリの鉢巻きアクアジェットで対抗する。
そこそこ強そうではあるものの、ランドロスだけ型がイマイチ。カプ・ブルルを採用したことで地震の火力が弱くなるので、強い型で採用できるようにしたい。
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■気になっているポケモン
★メガユキノオー
…電気タイプやカプ・レヒレ+ランドロスの組み合わせに刺さっている。苦手な鋼タイプに厄介なポケモンが多いところをケアできるかどうか。
★…フワライド
シードアイテムで素早さを2倍にする軽業。WCS2017ルールでも活躍したポケモンだが、他の軽業ポケモンとしてルチャブルやペロリームも面白そう。
★…メガライボルト
リザードンやメタグロスなどの頻出メガシンカやカプ・コケコに先制できるポケモン。避雷針も威嚇も強い。
★…メガリザードンX
メガリザードンYが多いので突然Xになるのが面白そう。Yと違って天候に弱くなるところをメガバンギラスとの2メガで補う形は偽装向き。
★…カビゴン
高耐久+リサイクルが強い。腹太鼓も強力だが、単純に鈍い型による詰め性能も高そう。
★…メガバシャーモ
…加速の弱点である電磁波の弱体化。環境に追い風ポケモン多い中で、追い風が切れた後も加速で攻撃を続けられるところが面白そう。