「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法」を読んだので。
(調べてみると上記が正式名称みたいですが冗長なので記事タイトルでは省略)
著者は北野唯我。ちょうど1年ほど前に「天才を殺す凡人」という著書を読んでおり、それがなかなか面白かったので内容には期待できると思っていました。
「天才を殺す凡人」の感想。 - やせいのひとりごとがとびだしてきた!
○大雑把な要約
「このまま今の会社にいていいのか?」そう思って転職を考え始める人間は多い。転職に必要なのは上辺の情報ではなく思考法である。それは一生食べていくための方法論であり、転職を考える上での判断基準にもなりうる。
この本では転職を推奨しているわけではなく「するしないに関わらずいつでも転職できる状態を作ること」即ち「マーケットバリューを高めること」の重要性を説いている。マーケットバリューはその名の通り自身の市場価値のことで、それがないと選択肢を持つことすらできず、今いる会社にしがみついて生きていくしかなくなる。
マーケットバリューは「技術資産」「人的資産」「業界の生産性」から構成されるが、特に「業界の生産性」についてはそれだけで差異が大きく、衰退する産業ではなく伸びている市場で働くことを強く推奨している。また、給与とマーケットバリューは長期的には一致することが多いので、「マーケットバリューを高められるかどうか」は転職先を選ぶ上で重要な判断基準であると言える。
続きを読む