2012年のプロ野球日本シリーズの勝敗予想

2012年のプロ野球の日本シリーズが27日に始まりました。


始まる前に記事を書くつもりでしたが予定が詰まっていたため時間を取れず、結局1戦目を終えた後に記事を作成しています((


○○ ×○× ○ 4勝2敗で巨人の勝ちと予想します。



今年もレギュラーシーズンを優勝したチームがクライマックスシリーズを制して日本シリーズに駒を進めております。


巨人は開幕からの低迷こそありましたが、終わってみれば首位を独走してレギュラーシーズンを勝ち抜きました。
開幕時の順位予想でも述べているのですが、1番坂本はまだ淡泊な打撃しかできない印象がありその打席の内容がチームの勢いに大きく影響を与えているので別の打者を1番に置くべきだと言っています。このときは長野を4番打者にしてもいいかなと思っていたのですが、結果的に長野が1番に座って3番坂本という打順を取ることが多くなったように思います。
開幕当初の見立てに比べると若い選手が力をつけてきた印象が非常に強いです。伝統ある巨人軍のようであって欲しいという方々にとっては度重なる補強を軸にチーム作りを行うのがあまり好ましくないかもしれませんが、育成に時間がかかりそうな戦力を補強で補いながら脇を様々な若手を試すことで誰かが抜けたり多少調子を落としても代役がいるような強いチームを作れたような気がします。
キーマンを挙げるとすれば長野でしょうか。打順でも先頭であるように彼がチームを引っ張ってきたというように私は感じています。また、クライマックスシリーズでクリーンナップの調子が上向かない展開もよく見られましたが、長野自身が打点を稼ぐことができる打者であるため主軸が機能しなくても下位打線から作ったチャンスで得点するパターンが非常に狙いやすいように感じます。そのため、出塁・打点共に長野がどれくらい得点に関わるかがポイントであるように思います。


対する日本ハムも戦力が充実しているチームです。昨年まで在籍していた絶対的エースのダルビッシュが抜けてしまいましたが、大きなアクシンデントもなければ1位も十分に狙えるという評価でそのまま優勝してしまいました。
まずダルビッシュの穴を埋めるように貯金を作った吉川の台頭が非常に大きかったです。武田勝やウルフも二桁勝利は達成しているものの敗戦投手となった回数との差し引きでみると吉川が本当に優秀だったことがよく分かります。打線も主軸の打者が安定した成績を残しつつ、1年間ほぼフルで戦うことができたのでチーム打率がリーグ2位と安定していたものだと思います。
シリーズのキーマンとして個人的には二岡を挙げます。二岡は代打での出場が主な役割になりますが、シーズン中でも要所で起用されて非常に高い打率を残しています。今回の日本シリーズでは特に指名打者制のない試合が最大で4試合もあるため投手の打席などに代打を送る機会は多くなると思われます。日本ハムは救援も含めて投手が安定していて競って逃げ切る戦い方をするチームなので、大事な終盤に起用される機会が多い二岡に注目してみました。


1,2戦はどちらも優秀な投手が先発しますが、本塁打を打てる打者は巨人の方が多いことから狭い東京ドームでの試合は単発で得点を狙える巨人の方が若干有利な気がします。
それだけで勝負が決まるとは思いませんが、総合的に見て戦力が上なのは巨人だと思ったのでこのような予想としました。


因みに、1戦目ですが8-1で巨人が勝利しました。吉川がボウカーにスリーランを打たれたのを見るとやはり東京ドームでは一発での得点が狙いやすい巨人に分があるという見方にはそれなりの説得力ができたかなと思います((
また、日本ハムも内海には7回まで0点と封じられていましたが、終盤で1点を取ることができたため完封を免れたという意味も含めて2戦目以降に繋がる形になったのではないかと思います。