第2回とりおふ! 対戦レポート

第2回とりおふ!の対戦模様です。


予選は全部で5試合ありました。シングルバトルは取れる選択肢の数が少ないので選出は勝負を決める特に大きなウエイトになりますが、対戦中のチーム内での相談がありだったためちょくちょく相談を持ち掛けていました。ただ、戦績が悪かったのは相性や実力の問題もありながらそうやって目の前の対戦への集中力を持ちきれなかったことにも要因があるのではないかとちょっとだけ思いました・・・。
ダブルバトル担当の人の見せ合いシートや対戦画面やその状況をじっくり見ている場合ではありませんでした((


使ったパーティはこちら↓↓
http://d.hatena.ne.jp/acewild53/20130718/1374144714



○1戦目 vs てんぷら さん 負け 0-1
自分:バンギラス クレセリア ローブシン
相手:FCボルトロス ガブリアス スイクン (バンギラス ドリュウズ ローブシン)

バンギラスドリュウズという組み合わせにローブシンが非常に強いため、相手は他のポケモンで選出してくる可能性が高そうです。トリックルームさえ決めれば相手のスイクンローブシン以外を一撃で倒せるローブシンを軸にクレセリアとともに選出することを確定。この2匹を先発で繰り出すのは難しいため、最後の1匹は先発で繰り出せるポケモンが良かったのでこの2匹で厳しいボルトロスの対策としてバンギラスを選出します。
初手はバンギラスとFCボルトロスが対面。馬鹿力気合玉を打たれない限り有利なのでここで追い打ちを選択。相手は交代を選んできたので威力が倍になった鉢巻追い打ちが飛んでそのままボルトロスが倒れる。相手はしばらく迷ってガブリアスを死に出し。
ガブリアスより速いポケモンガブリアスしかいないパーティなのでこの局面で困ります。おそらく拘り鉢巻なのではないかと思ったのでバンギラスを居座らせて捨ててクレセリアを繰り出してからトリックルーム三日月の舞でローブシンを出して勝つプランを選びたいのですが、もし相手が剣の舞を使う型であった場合はバンギラスが起点になってしまうのでクレセリアが一撃で倒されてトリックルームができない可能性も高いです。追い打ちを2回打つとガブリアスローブシンマッハパンチ圏内に入るので2回以上積まれることはないと思いますが、剣の舞を一度許してバンギラスを切ってしまうとガブリアスが強化アイテムを持っていたときにクレセリアローブシンとそのまま倒されてしまいます。交代させた場合には剣の舞を積まれてもトリックルームができますし逆鱗を誘発しつつバンギラスを切ればジュエルなどにも対応はできますが、鉢巻型だった場合にはクレセリアが倒されてしまいます。クレセリアが倒されてからはローブシンガブリアスを倒してラスト1匹がバンギラスvs何かという構図を作ることができますが、ここで最後の何かはおそらくスイクンだと思っていたので少し不利な打ち合いになる程度で済むと思いました。剣の舞だった場合はそのまま負け、鉢巻の場合は不利だけれど勝ち筋がないわけではない、という状態だったので即負けしないようにクレセリアに交代することにしました。相手は逆鱗を打ってきてクレセリアが7割近く削れて意地っ張り火力の鉢巻だと分かる。クレセリアをそのまま捨ててローブシンを繰り出すものの相手のガブリアスは逆鱗を終えて混乱状態。
ガブリアスを交代させてくる可能性が高そうなこと、居座られても逆鱗を耐えてドレインパンチで回復してマッハパンチガブリアスを倒せるため、ドレインパンチを選択。相手はガブリアスを引っ込めてスイクンを繰り出し。砂ダメージ込みのドレインパンチスイクンを半分削る。
勝ち筋はローブシンで回復してガブリアスの鉢巻地震を耐えるHPを残すこと。これならばガブリアスの逆鱗を誘発して、マッハパンチ+鉢巻バンギラスの噛み砕くでガブリアスを落とすことができます。しかし、ドレインパンチスイクンを砂ダメージ込みで倒せたものの熱湯と命の珠と砂ダメージでローブシンが消耗してしまいました。相手のラストは鉢巻ガブリアス
地震が一貫していて負けなので取れる選択は相手が間違えて地震以外の技を打つことなので、マッハパンチを打ってバンギラスの攻撃圏内に入れましたが、そんなことも当然なく地震を打たれてローブシンが倒れる。そのままバンギラスも倒されてしまい負け。
結局、2ターン目のバンギラスを居座らせる方針が正解だったことになります。居座っていた場合はバンギラスが逆鱗を耐えて追い打ちを当てるのでローブシンドレインパンチガブリアスが倒せるようになり、トリックルーム三日月の舞を決めてからガブリアスに必要な攻撃回数が1回、スイクンには2回で3ターンのドレインパンチが一貫している状況だったので熱湯で火傷を引かなければ素直に勝つことができたのではないでしょうか。
多くの可能性を考えて即負けする選択よりも即負けしない選択を選びましたが、バンギラスドリュウズの組み合わせの中に積み技が必要なガブリアスが入ってくると役割が似通ってしまうので採用理由が薄そうだという判断くらいはできたのではないでしょうか。即負けしてもずるずる不利を引きずって負けても1敗は変わらないため、割り切りも必要だとは思いました。しかし、その割り切りを正しく判断するためには相手のパーティに入っているポケモンの型を想像する能力が足りていなかったため、シングルバトルの経験値不足及びその練習をしたいと思っていたにも関わらず時間を確保できなかったことが残念でなりません。


○2戦目 vs テコキオン さん 勝ち 2-0
自分:スイクン バンギラスローブシン
相手:キングドラ ニョロトノ ゴチルゼル (ハッサム マンムー ナットレイ)

雨パーティ。バンギラスは確実に選出が決まり、クレセリアローブシンスイクンのどれを選出するかどうか迷う。ハッサムもつらいポケモンの1匹ですが、こちらのパーティがクレセリア+バンギラスorローブシンという主軸があると分かっているならば、ヒードランもいるパーティにわざわざ出してこなさそうです。スイクンナットレイ以外のポケモンに強そうなので先発として非常に安定感が高そうで、残りをバンギラスクレセリアで選出すると本格的にナットレイがつらいためローブシンを選出したいのですが、ゴチルゼルの存在が選出を渋らせます。それでもナットレイの草技が一貫してしまうのでローブシンを出すことにします。最後の1匹はゴチルゼルの処理を意識してバンギラスを選出。ニョロトノキングドラと選出すると最後にナットレイを入れないとスイクンが辛くなりゴチルゼルを入れないとローブシンが辛くなり・・・と選出枠を圧迫するので選出はして来ないと踏みました。
・・・という流れからの相手の初手キングドラ。ここでスイクンは先手瞑想を積めばよかったものをなぜか冷凍ビームを選択、キングドラを2割ちょっと削り返しの流星群でスイクンのHPが3/4以上削られて持ち物が拘り眼鏡だと分かる。
初手で瞑想を選ばなかったことで不利に。流星群をもう一度耐えられるかあやしいので眠るを使うと相手はニョロトノに交代。天候が雨状態となる。
ここで瞑想を選ぶとニョロトノからアンコールを受けてしまいます。また、バンギラスに交代して攻撃してもニョロトノを倒しきることはできず、キングドラを再び出されて雨ハイドロでこちらが押し切られてしまいます。なので、仕方なくスイクンを居座らせて脱出ボタンで返ってもらいます。熱湯を打ちますが火傷はせず、脱出ボタンからキングドラが出てくる。
ハイドロポンプが一貫している状況なので退けずスイクンは居座ってキングドラローブシンマッハパンチ圏内まで削ることをを目標にします。最初のハイドロポンプスイクンが残り半分ちょっと返しの冷凍ビームでキングドラが約半分。次のハイドロポンプスイクンが避けて、しかも返しの冷凍ビームをキングドラの急所に当ててキングドラを倒す。
そのあとはニョロトノを削ってからバンギラスを死に出し。バンギラスニョロトノゴチルゼルを倒して勝ち。
相手も迷走してくれたようですが、こちらも相手の選出が全く読めなくて困りました。それでも初手は瞑想を選んでいれば運に頼らなくても戦える試合になったはずなので完全にプレイングミスだったと言えます。なぜそのような選択をしたのか理由を覚えていないのが一番問題ですが、ここでできる対策は雨キングドラが出てくる前に瞑想を積んで雨を見るというのが雨対策のスイクンだという見識を理解することでしょう。


○3戦目 vs cloudia さん 勝ち 3-0
自分:ローブシンクレセリア バンギラス
相手:ニョロトノ キングドラ ナットレイ (シャンデラ ボルトロス ガブリアス)

再び雨パーティ。バンギラスは確実に選出が決まり、クレセリアローブシンスイクンで残りの選出を迷う。今回はゴチルゼルがいないのでローブシンを選出しても良さそうです。この2匹を出すならばやはりクレセリアは必要だろうと思ったので、基本選出の3匹で選出。ニョロトノと言えば脱出ボタンばかりとイメージしていたので初手で出てくる可能性が高いとはそこまで思っておらず、ガブリアスに隙を見せないように初手はローブシン
初手でローブシンニョロトノと対面。ニョロトノが初手で出てくるということは殴れる型である可能性が高いので非常に困る。バンギラスクレセリアも交代で投げると2発で倒されてしまいそうな気がしたので仕方なくローブシンで居座る。すると、相手はハイドロポンプを打ってはずれ。ローブシンの雷パンチでニョロトノを一撃で倒す。相手の2匹目はキングドラ
同じく水技が受からないのでマッハパンチを打っておきバンギラスの噛み砕く馬鹿力でもキングドラを倒せるようにしておきます。マッハパンチキングドラが半分弱削れて相手は竜の舞。
竜の舞を見せてきたということは物理型なのでローブシンが攻撃を耐える可能性があります。なのでドレインパンチを選択。ここでキングドラの雨+1滝登りをローブシンが耐えてしっかりドレインパンチキングドラを倒す。相手のラストはナットレイ
そのナットレイドレインパンチ一撃で倒して勝ち。先発のローブシンだけで3タテしてしまいました。
1ターン目にはほぼ負けが決まっていたのに一手変わってくるだけで逆転の手段が限られてくるシングルバトルの特徴が表れていたような試合でした。


○4戦目 vs なぎさ さん 負け 0-3
自分:ヒードラン クレセリア バンギラス
相手:ローブシン スイクンボルトロス】 (ムウマ ガブリアス ハッサム)

相手のスイクンが重い、ガブリアスも重い、ハッサムも重い、ととにかく困った試合。ガブリアスハッサムの対策のためにヒードランを出すことにしてローブシンの対策ができるクレセリア、最後の1引きはこの2匹で厳しいボルトロスムウマが出てきても問題ないようにバンギラスを選出。とても選出を強いられている感じがあって最初から勝てる気があまりしていませんでした。ガブリアスにもハッサムにも隙を見せないように先発はヒードラン
相手の初手がローブシンで困る。とりあえず、クレセリアを投げる。すると、相手もスイクンに交代。ヒードランの拘り眼鏡を恐れた模様。
クレセリアではスイクンに全く抵抗できないので仕方なくバンギラスに交代。その間に瞑想を積まれる。
ストーンエッジ急所祈願で攻撃すると、スイクンハイドロポンプを選び6割近く削られて、返しのエッジでスイクンが残り3割。
ここで状況が厳しすぎてハイドロを避けないといけないとしか考えられなかったせいで相手のスイクンの能力値の計算を忘れてしまいました。スイクンハイドロポンプバンギラスは倒されてしまう。
その後はスイクンがこちらのヒードランよりも速かったため先手で眠るを使われてしまい、ヒードランクレセリアでは瞑想スイクンには全く打点もなくそのまま負け。
ハッサムを意識してヒードランを選出したのにハッサムは選出されずに足を引っ張る形となってしまいました。せめて基本選出の通りにローブシンを選出していれば状況は違ったかもしれません。


○5戦目 vs エーミール さん 負け 0-1
自分:バンギラス クレセリア ローブシン
相手:ローブシン エルフーン バンギラス (オノノクス シャンデラ ランドロス)

バトルビデオ:94-17638-03723

相手のパーティがよく分からなかったのですが、エルフーンの追い風もしくは置き土産などからオノノクスシャンデラで積んだり暴れたりするパーティだと判断。オノノクスを受けることができないパーティでもあるので先発はけたぐりや馬鹿力を打たれない限りオノノクスの前から退かなくてよいバンギラスを先発させてエルフーンの宿り木の種やシャンデラの食べ残しなどの回復を与えないように天候を奪いにいきます。残る2匹にはローブシンに強いポケモンが欲しいことからクレセリアを選出。2匹目に選出するクレセリアとの相性を考えた結果、最後はローブシンを選出することにしました。
バンギラスローブシンが対面してしまったのでまずクレセリアに交代。ここで相手はドレインパンチクレセリアに1割ちょっとのダメージしか入らず持ち物も発動しなかったので、攻撃全振りくらいの火力のラム持ちか耐久振り黒帯持ちと予想。
ローブシンの殴り合いにこちらの型の方が強そうだったことやクレセリアが受からないポケモンをいろいろと誘ってしまうので、このターンにこちらはローブシンに交代。すると、相手も交代でエルフーンが出てくる。
何をしてくるのかよく分かりませんでしたが、とりあえず有利そうだったので冷凍パンチを選択。相手のエルフーンは草結びを打ってきたのでローブシンが6割くらいまで削れて返しの冷凍パンチでエルフーンを倒す。相手の死に出しはローブシン
ここでローブシンを繰り出してくるということは最後のポケモンバンギラスの可能性が高そうです。まず、お互いにドレインパンチを打ち合い、相手のローブシンが残り半分弱、こちらのローブシンマッハパンチで倒されそうなところまで削れました。
一度クレセリアに交代して三日月の舞からローブシンを繰り出せば勝てると思い交代すると、相手もここでローブシンバンギラスに交代。
クレセリアバンギラスの対面になって素直に三日月の舞で退場するのが良さそうだったので三日月の舞を選択。相手のバンギラスは追い打ちを打っていたので持ち物は悪のジュエルか鉢巻の可能性が高そうだと勝手に思ってしまいました。ローブシンを繰り出して三日月の舞で全回復。
素直にマッハパンチを打つべきところを前のターンに鉢巻の可能性も高そうだと脳裏に描いてしまったことでなぜかドレインパンチを選んでしまいました。しかし、ここで相手のバンギラスは岩雪崩。ローブシンは怯んで動けず。
それでも岩雪崩をここで打ったということはローブシンに有効打点がないものと判断しました。なのでマッハパンチで倒してしまうよりもドレインパンチでHPを回復すべきだと思い、ドレインパンチを選択。すると、ここで相手のバンギラスは電磁波。ローブシンは痺れて動けず。
考え方は変わっていないので同様に選択。次の岩雪崩でローブシンが怯み、その次の岩雪崩でもローブシンは怯み、さらにその次の岩雪崩でローブシンは痺れて動けず。遂に砂ダメージと珠ダメージで倒されてしまいそうなところまで削れてしまいました。
なので、マッハパンチを打ってバンギラスを倒しながら退場してバンギラスローブシンの対面を作り、相手のマッハパンチであれば高い乱数で耐えることができそうだったので鉢巻馬鹿力で削れたローブシンを処理して勝てると思ったところ、マッハパンチバンギラスのヨプの実が発動。バンギラスを倒しきることができずローブシンが倒れる。バンギラスを死に出し。
マッハパンチを耐えて勝つにはバンギラスに先手を取ってストーンエッジで倒してローブシンにもストーンエッジを急所に当てるしかないのでストーンエッジを選ぶもののバンギラスの対面で電磁波を打たれて死に出しローブシンドレインパンチで一撃で倒されて負け。
ローブシンバンギラスを対面させた時点でマッハパンチを選んでいれば相手に電磁波を打たれてもマッハパンチ2発でバンギラスを倒しつつローブシンと殴り合えた上に鉢巻バンギラスを残すことができたのでプレイングミスと言わざるを得ません。勝てそうだからとちょっと油断してしまうと運もなくこのような展開になってしまうということで反面教師としてとてもいい例になったのではないでしょうか。


この予選のあとに2試合やってどちらも勝つことができました。
そのときの勝因としては運が良かったこともありますが、対戦相手がどちらも面識がある人間で以前にどのようなパーティを使っていたかを知っていたことも大きな要因ではないかと思いました。相手のパーティの戦術や個々の型がおおよそこのようになっているのではないかと想像ができたおかげで選出・立ち回りなど方針を立てやすかったのでしょう。
個々の型を学ぶことも重要ですが、その型がどういう組み合わせのときに組み込まれやすいのかを想定できるようにしておくことが非常に重要だと感じました。


主催・スタッフの方々、参加者の皆様、お疲れ様でした♪
そして、チームを組んでくださったしんめーさん・わあちゃんさん、声を掛けていただいてありがとうございました!