第27回伝説厨オフ使用パーティ〜ワタッコグラードン〜

5/31開催の第27回伝説厨オフに参加してきました。


ちょうど1週間前にあたる夜空杯がそうであったように、伝説厨オフも今回が3連覇を狙える回でした。
結果は優勝して3連覇。16人の総当たりで12-3で2位となり、上位3人による決勝トーナメントを制して勝つことができました。
運が非常に良かったですが、しっかり結果に繋げることができたので良かったです。


〜パーティ〜
ワタッコグラードン、ガルーラ、Wキュレムファイアロー、ゼルネアス


ワタッコ おくびょう ようりょくそ
151-×-121-×-106-178 H.4 B.244 D.4 S.252
ねむりごな、アンコール、いかりのこな、まもる@きあいのタスキ


グラードン ひかえめ ひでり
175-×-160-167-111-142 C.252 D.4 S.252
(175-×-180-222-111-142)
ふんか、だいちのちから、りゅうのはどう、まもる@べにいろのたま


○ガルーラ ようき きもったま
182-134-112-×-101-156 H.12 A.148 B.92 D.4 S.252
(182-164-132-×-101-167)
おんがえし、ふいうち、ねこだまし、まもる@ガルーラナイト


○Wキュレム おくびょう ターボブレイズ
201-×-110-222-120-161 H.4 C.252 S.252
りゅうせいぐんりゅうのはどうれいとうビーム、だいちのちから@こだわりスカーフ


ファイアロー やんちゃ はやてのつばさ
153-146-91-95-80-178 A.252 C.4 S.252
ブレイブバード、オーバーヒート、おいかぜ、まもる@いのちのたま


○ゼルネアス おくびょう フェアリーオーラ
207-×-118-174-118-166 H.44 B.32 C.180 S.252
ムーンフォースマジカルシャイン、ジオコントロール、まもる@パワフルハーブ


※ゼルネアスは非理想個体



テーマは「特殊グラードンが使いたい」、コンセプトは「ワタッコでミラー解決」。
ORAS環境の伝説戦においてゲンシグラードンとゼルネアスの相性の良さは既に認知されていると思いますが、ゼルネアスとゲンシグラードンを並べた際に「地震がゼルネアスを巻き込む」「断崖の剣が当たらない」などの問題があり、ゼルネアスの苦手な鋼タイプやゲンシグラードンをうまく処理できなかった場合が致命的なことが課題です。そこで、味方を巻き込まず威力命中ともに安定感の高い大地の力に着目。ゲンシグラードンの地面技を大地の力にすれば問題を解決することができます。
ということで、ジオコントロールゼルネアスと特殊グラードンを軸に構築を組み立てていくことになりますが、ゲンシグラードンを特殊型で採用すると相手のゼルネアスの対処が難しくなるという問題が発生します。そこで、今度はワタッコに注目。ワタッコは元々素早さも高い上に葉緑素で素早さが上がり、先手の眠り粉やジオコントロールを使ったゼルネアスにアンコールが打てるなど場をかき乱すことができます。
ゼルネアス、特殊グラードンワタッコ・・・ここに猫騙しを覚えるポケモンの中で最もスペックの高いガルーラを採用して、相手の自由な展開を阻害できるようにすればミラーに対して強めの組み合わせが用意できそうです。


ワタッコ+グラードンという組み合わせ自体は本家GSルールの4世代の頃からありますが、初手で天候を奪ってワタッコ葉緑素を活かすためにグラードンの素早さを敢えて下げる必要があって、高速からワタッコがサポートをしても肝心の攻撃役であるグラードンの素早さが遅く、その間に位置する素早さのポケモンに行動猶予を与えてしまうところが気になっていたので個人的には好きではない組み合わせでした。しかし、ORASではゲンシカイキが存在するため天候を奪うために意識しなくてはいけない相手はカイオーガのみとなり比較的グラードンの素早さを上げることもできるようになりました。
ワタッコ+グラードンという並びも強力ですが、今回はワタッコを出しておくことで相手のゲンシグラードンを牽制する意図での採用をしていて、他のポケモンと並んだときにも十分に仕事ができるように思います。


ここまでの4匹でグラードンゼルネアスにミラーを意識できているものの、カイオーガレックウザに対する耐性が足りないようにも思えます。そこで5匹目にはWキュレムを採用しました。拘りスカーフを持たせることでレックウザメガボーマンダにも強いポケモンとなり、ゼルネアスに最低限の打点を持っている点も見逃せません。
最後の1匹としては、「水技に耐性がある」「メガクチートに安定した打点がある」「素早さ操作技を入れたい」という要望がありましたが、これをきれいに叶えられるポケモンはいませんでした。なので、いくつかの要望を叶えられるポケモンの中から別の要望にも違った形で貢献ができるポケモンが欲しく、モロバレルファイアローが候補になりました。モロバレルを選ぶと水技やトリパに対する耐性がついて苦手な相手を減らすことはできますが、優勝を狙うことを考えたら勝てる相手に高い確率で勝てるようにすべきだと思い、素早さ操作技のあるファイアローを優先して採用する形としました。


>ワタッコ(選出:6/17 先発6+後発0)
今回の構築のコンセプトとなっているポケモン。高速から繰り出す眠り粉やアンコールで相手の行動に制限を掛けつつ、こちらのゼルネアスを展開していきます。低い耐久を安定させるために持ち物は気合いの襷。
技は相手の行動を止める眠り粉、味方への攻撃を引き寄せる怒りの粉、相手の行動に制限を掛けるアンコール、の3つが確定。残る1つは手助けや悩みの種なども候補になりますが、立ち回りを安定させるために守るを入れました。
努力値配分はまず素早さを最速に設定。攻撃技がないので、残りを耐久に配分しますが、連続攻撃の代表であるメガガルーラのA177恩返しを耐えるように防御に寄せて配分しています。


>グラードン(選出:17/17 先発6+後発11)
ゼルネアスと相性の良いポケモンとして採用。ゲンシカイオーガから天候を奪えるポケモンとして採用しているので持ち物は紅色の珠。
技はタイプ一致であり鋼タイプを安定して攻撃できる大地の力と大事に扱うための守るが確定。次に地面技の通らない相手への打点としてタイプ一致の炎技として噴火を選択しました。噴火はHP管理に気を遣う必要のある技ですが、隣のポケモンゲンシグラードンより先に動くことの方が多いので炎技で処理したい相手はよほどHPを削られていない限りは攻撃を集中させれば噴火でも倒すことはできそうです。それよりHP管理が万全な状態で打てる噴火の火力の方が魅力的で、鋼対策として補完気味な採用をしたゲンシグラードンが主軸としての火力を出すことで構築パワーを上げることができます。最後の技は単体炎技・ホウオウ対策の10万ボルトなども選択肢に挙げましたが、構築でメガレックウザメガボーマンダの対処は難しいので竜の波動を採用することにしました。結果だけ言えば、ゼルネアス対策に炎のパンチを持たせるのが良かったかもしれません。
努力値配分は特攻と素早さに振り切る形としています。ミラーに強くするために素早さはなるべく速くしておきたくて、最速にする案もありましたが、火力に補正を掛けると晴れ噴火で無振りメガガルーラを一撃で落とせる可能性がかなり高いことからそちらを優先することにしました。


>ガルーラ(選出:13/17 先発10+後発3)
最もスペックの高い猫騙し要員として採用。耐久が高めで即死しづらく、ゼルネアスやカイオーガに先手をとって大きくダメージを与えられる存在は貴重です。メガシンカするために持ち物は当然ガルーラナイト。
技は採用理由である猫騙しと命中・火力とも安定感の高い恩返しが確定。また、全体的に前のめりな構築であるため並びを丁寧に揃えることが求められているので守るを採用します。最後の技は不意打ちとしました。Wキュレムの流星群と合わせることで相手のメガガルーラを縛ることができたり、心許ないですが、ゴーストタイプにダメージを与えられるようになります。
努力値配分はまず素早さを最速、攻撃は恩返しで無振りファイアローやルンパッパを倒せる程度の値を確保して、残りはなるべく耐久に多く配分して即死するパターンを避けます。A232メガレックウザの命の珠画竜点睛耐えをするために物理耐久に多めに配分しました。


>Wキュレム(選出:11/17 先発6+後発5)
カイオーガに対してゲンシグラードンの特性で水技対策をすると、レックウザのエアロックと組み合わせられたときに対抗できなくなってしまうので、それを防ぐために採用。メガレックウザに先制するために拘りスカーフを持たせます。
まずはドラゴン技でタイプ一致の流星群を採用して耐久の低いポケモンを縛れるようにします。しかし、流星群は隙の大きい技なので、メガレックウザメガボーマンダに対してなるべく流星群を打たないようにしたいです。ということで、メガレックウザの取り巻きにいるカイオーガやゼルネアスなどに合わせて打ち分けられるように竜の波動と冷凍ビームを採用。最後の技は雨状態で鋼タイプに打点を持てる大地の力としました。特性のターボブレイズと合わせてスキルスワップで浮遊するヒードランへの打点になる点も優秀です。
努力値はまず素早さを最速にします。残りはレックウザカイオーガの並びに竜の波動を打つことを考えて、竜の波動でH181D120メガレックウザを最低乱数以外で倒せるようにすべて振り切りました。


>ファイアロー(選出:16/17 先発3+後発13)
構築に素早さ操作技を入れたいこととゲンシグラードン以外に鋼タイプへの打点を持てるポケモンを採用したいことから採用。持ち物は火力を強化して縛り範囲を広げるために命の珠とします。
技は攻撃技のブレイブバードと採用理由である追い風が確定。攻撃役としても大事に扱えるようにしっかり守るを持たせます。最後の技はクレセリアやルギアに対して有効な挑発か鋼タイプへの打点となる炎技ですが、ゲンシグラードンが縛られた瞬間に鋼タイプが唐突に重たくなるような構築なのでここでは炎技を入れることにして、反動ダメージがなく威嚇の影響を受けないオーバーヒートを選択しました。
努力値配分はまず攻撃に振り切ります。次に素早さを最速レパルダスを抜けるように素早さを上げていきますが、残りを耐久や特攻に振ってもあまり変わらないので、素早さにも振り切る形となりました。性格を陽気にしないとエルフーンを抜けないのですが、防御に厚くないモロバレルを一撃で倒すため・ゲンシグラードンの大地の力と合わせて無振りゲンシカイオーガを倒すために火力に補正を掛けています。


>ゼルネアス(選出:5/17 先発3+後発2)
ジオコントロールという強力な積み技と一貫性がとりやすく弱点が少ないフェアリータイプのおかげで数多くの相手に強いところを評価して採用。ジオコントロールを使用するために持ち物はパワフルハーブ。
技はジオコントロール型の基本的な構成のものを揃えました。マジカルシャインは範囲攻撃で便利ですが、たいして火力が高くないので相手を倒してしまうことで反撃を受けずに済む高威力のムーンフォースは必須になります。
努力値配分はXY時代のものを流用。素早さを最速にしてA222ギルガルドアイアンヘッドやC222カイオーガの雨75%しおふきを耐えるように配分。残りを特攻に回した形ですが、この程度の値でH175D142ゲンシグラードンを+2ムーンフォース2発で倒すことができるので、これ以上火力を落としたくないと思っています。メガレックウザガリョウテンセイ+神速耐えはできませんが、そこまで耐久を上げてもゲンシグラードンの断崖の剣を2発耐えるようになるわけではないので火力を落とした方の影響が大きく出やすいと思います。


6匹完成したものの懸念点は非常に多く、まずトリックルームパーティのクチートドサイドンが厳しいこと、カイオーガの水技を半減できるポケモンが1匹しかいないことが気になります。
グラードンを採用した構築はグラードンが天候を奪われた際に交代先として水技を受けられるポケモンを置きたいのですが、水タイプを選ぶとグラードンと並んだときに無力なポケモンが多く、草タイプを選ぶとファイアローに弱くなり、ドラゴンタイプを選ぶとゼルネアスに弱くなってしまいます。ということで、最適な駒を見つけるのが難しい上に、今回ワタッコを採用していて草タイプを選びにくくなっています(なので、採用する予定だったモロバレルはバコウの実を持たせるつもりだった)。
また、ワタッコは必要な技が全て補助技で埋まってしまい、攻撃を仕掛けることができません。サポート重視のポケモンでも気合いの襷削り・相手の耐久調整崩し・挑発対策のために攻撃技を持たせたいと思うことは多く、草タイプに干渉できない点でも選出のしづらさが目立ちました。


以下が簡単な対戦レポートです。


○1戦目 vs しぐるど さん 勝ち 1-0
自分:ガルーラ Wキュレム グラードン ファイアロー
相手:クロバット ゼルネアス スイクン レックウザ (グラードン ガルーラ)

初手冷凍ビームでクロバットを倒すもののファストガード猫騙しを防がれてジオコントロールを決められるまずい展開。更にはそれをスイクンに無償で自己暗示されてしまい、負けを悟る。しかし、なんとかメガガルーラファイアローでゼルネアスを倒して読み勝ってレックウザを処理。スイクンに眠るを強要した後に猫騙し+追い風を決めてブレイブバード+恩返しでなんとかスイクンを倒して勝ち。
ジオコントロール+自己暗示カイオーガだとグラードンに天候を奪われた際に鋼タイプに打点が薄いのが個人的に気になっていましたが、自己暗示スイクン+レックウザとすれば解決できるところで勉強になりました。


○2戦目 vs そうち さん 勝ち 1-0
自分:ワタッコ ゼルネアス ファイアロー グラードン
相手:ゲンガー カイオーガ ルギア ランドロス (ボーマンダ ディアルガ)

ゼルネアスに薄いパーティだったので初手から怒りの粉+ジオコントロールを決める。ワタッコが素早く退場してファイアローとの並びができたので、ブレイブバード+マジカルシャインカイオーガを処理。マルチスケイルの削れたルギアに対してもブレイブバード+ムーンフォースの集中で倒す。ブレイブバード+マジカルシャインランドロスを倒して、最後はグラードンでゲンガーを処理して勝ち。


○3戦目 vs ゴッドアルス さん 勝ち 3-0
自分:ワタッコ グラードン ガルーラ Wキュレム
相手:ガルーラ ボルトロス カイオーガ FCランドロス (ファイアロー ヤミラミ)

伝説が1匹。ヤミラミボルトロスが面倒だったので初手からグラードンを投げる。両方守るで様子を見てから怒りの粉+噴火とすると防塵ゴーグルボルトロスが威張るをグラードンに打っていて焦るものの避けて噴火が決まり2匹を倒す。ランドロスが拘りスカーフだと分かったので、キュレムで先制して倒してからカイオーガを処理して勝ち。


○4戦目 vs ウォーター さん 勝ち 2-0
自分:Wキュレム ガルーラ ファイアロー グラードン
相手:ガルーラ ギラティナO ディアルガ ゲンガー (ドーブル カイオーガ)

肝っ玉猫騙しでギラティナを止めてから流星群+不意打ちでメガガルーラを処理、相手ギラティナには追い風を許す。しかし、追い風時にスカーフキュレムの方が素早さが高くギラティナを流星群で削って、メガガルーラが鬼火を避ける。おかげで余力もできてファイアローで追い風を決めながらグラードンの噴火で制圧して勝ち。


○5戦目 vs レモネード さん 勝ち 3-0
自分:ガルーラ ゼルネアス グラードンファイアロー
相手:FCランドロス スイクン ディアルガ カイオーガ (ユキノオー ミュウツー)

ガルーラでランドロスを怯ませながらジオコントロールを選ぶとスイクンはいきなり絶対零度でなんとか避ける。ランドロスマジカルシャインで倒しながら恩返しでスイクンを削り、後発から出てきたディアルガにはムーンフォース+恩返しを集中するもオボンの実で耐えられてしまい、トリックルームを決められる。しかし、ディアルガを不意打ち圏内まで削れていたため、相手のカイオーガグラードンで対応しながら動いて勝ち。


○6戦目 vs なさにえる さん 勝ち 3-0
自分:Wキュレム ファイアロー グラードン 【ガルーラ】
相手:レパルダス ボーマンダ ゼルネアス カイオーガ (グラードン モロバレル)

初手出し勝ち。追い風+冷凍ビームでスタートすると相手は両方交代でゼルネアスとカイオーガブレイブバード+冷凍ビームでゼルネアスを倒しにいくもギリギリで耐えられてしまう。威嚇を忘れていた結果でまずい展開になるはずですが、冷凍ビームでゼルネアスが凍っていたのでジオコントロールが打てずカイオーガの自己暗示も決まらず。キュレムでゼルネアスを縛ったのでそのまま倒しながらカイオーガにはグラードンで対応してキュレムボーマンダを倒して勝ち。


○7戦目 vs みこと さん 負け 0-2
自分:ワタッコ グラードン ファイアローキュレム
相手:エルフーン テラキオン ゼルネアス グラードン (ゲンガー ディアルガ)

テラキオンを眠り粉で眠らせてから噴火+大地の力で処理、エルフーンは置き土産だったのでそのまま相手の後発2匹を迎える状態。しかし、眠り粉をはずしてジオコントロールを決められてしまい、相手の追い風を忘れていてワタッコを動かして失ってしまったのでなすすべなく負け。
追い風最終ターンだったのでワタッコを守らせれば先手眠り粉でまだ勝機はありました。正直、袋叩きエルフーンはほぼ対策をしていなかったので、袋叩きされないだけまだマシだっただけに残念。


○8戦目 vs スナドリ さん 勝ち 3-0
自分:Wキュレム ガルーラ グラードンファイアロー
相手:ゼルネアス ボーマンダ カイオーガ ファイアロー (ドーブル モジャンボ)

ゼルネアスに猫騙しを打ちながらボーマンダを攻めるとボーマンダの後ろから出てきたカイオーガに冷凍ビームを受けられる。ゼルネアス方向に冷凍ビームが一貫していて交代で出てきたボーマンダを無償で突破。カイオーガの攻撃をグラードンで受けながらしながらファイアローを冷凍ビーム+反動ダメージで退場させる。メガガルーラとゼルネアスが対面したので猫騙しを入れながら恩返しで倒して勝ち。


○9戦目 vs ぺると さん 勝ち 1-0
自分:ワタッコ ゼルネアス ファイアロー グラードン
相手:グラードン ラティアス クレセリア カイオーガ (ボーマンダ ゼルネアス)

欲張った眠り粉は打たずに怒りの粉から入りジオコントロールを使うもワタッコが電磁波を受けてしまう。2ターン目くらいは眠り粉を打ってもいいはずなのにラティアスの気合いの襷やロゼルを考えて怒りの粉。断崖の剣でゼルネアスが削られてしまう。死に出しクレセリアからトリックルームを警戒しなきゃいけない場面でムーンフォースゲンシグラードンを赤まで削り、断崖の剣をしれっと避ける。クレセリアは月の光でしたがワタッコは痺れて動けず。マジカルシャイン圏内に入ったので、マジカルシャイン+アンコールの選択でトリックルームを防ぎにいきます。クレセリアは毒々を打っていたので、毒が回ってゼルネアスが倒されますが、そのころにはグラードンクレセリアともに倒れる。ラストのカイオーガグラードンで倒して勝ち。


○10戦目 vs ほこ さん 負け 0-2
自分:ファイアロー ガルーラ グラードンキュレム
相手:ディアルガ ドーブル ドサイドン グラードン (ワタッコ リザードン)

ワタッコミラー。ワタッコを意識してファイアローガルーラから入るも相手はディアルガドーブル猫騙しでドーブルを止めながらオーバーヒートでディアルガを削り、トリックルームを使われる。ブレイブバードドーブルを仕留めながらディアルガに恩返しが流れる。ディアルガファイアローを倒されてしまったのでグラードンを死に出しして相手のドサイドンを迎えます。命の珠地震は耐えるので、メガガルーラの不意打ちでディアルガを倒せば勝機はありそうでしたが、これをギリギリ耐えられてしまい地震+ラスターカノンでメガガルーラを倒されてしまい負け。


○11戦目 vs ミーサ さん 負け 0-2
自分:ワタッコ グラードン ファイアロー ゼルネアス
相手:ゲンガー グラードン エルフーン ゼルネアス (トゲキッス カイオーガ)

選出迷っている間に時間切れしそうになりとりあえず。眠り粉+噴火を選ぶとゲンガーメガシンカして守るから交代でエルフーンが出てきてエルフーンを気合いの襷まで削る。メガゲンガーに眠り粉を選びながら大地の力でメガゲンガーを処理。エルフーンの追い風からゼルネアスを出されてやや困りますが、嘘泣きをグラードンが受けてエルフーンは退場。しかし、ワタッコが眠り粉をはずしてしまい、相手グラードンの噴火でこちらグラードンが一撃で倒されて形勢は逆転。ジオコントロールを積まれてそのまま負け。
メガゲンガーを大地の力で倒したターン。守るをアンコールするのではなく眠り粉を選んだのはカイオーガの交代に備えてなので、ここは強気に噴火でエルフーンも処理してしまった方が良かったと思います。もったいない。


○12戦目 vs ノヴ さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ ファイアロー グラードン ゼルネアス
相手:レパルダス ゲンガー グラードン モロバレル (カイオーガキュレム)

猫騙しを凌いでからブレイブバードと不意打ちでメガゲンガーに集中するとブレイブバードだけで倒れる。死に出しレパルダスゲンシグラードンの並びを作られてメガガルーラを処理される。叩き落とすを受けたゼルネアスはマジカルシャインを選びレパルダスを削り、ファイアローレパルダスを処理。相手が最後に出したモロバレルに対してはずすのを嫌ってブレイブバードを選ぶとバコウの実で耐えられてまずい展開に。しかし、こちらのゼルネアスがなんとか最速で起きて勝ち。


○13戦目 vs B さん 勝ち 3-2
自分:Wキュレム ガルーラ グラードン ファイアロー
相手:ドーブル クロバット カイオーガ レックウザ (ゼルネアス モロバレル)

ドーブル猫騙しを打ちながらクロバットに冷凍ビームを打つと、ドーブルニードルガードキュレムが拘りスカーフで先制してクロバットはそのまま倒れる。相手の死に出しがカイオーガだったのでグラードンを投げながらメガガルーラで恩返し。ドーブルから交代でレックウザが出てきてエアロックでゲンシグラードンが倒されるもレックウザに恩返しが入ったのでイーブン。キュレムレックウザを処理してドーブルカイオーガを倒して勝ち。


○14戦目 vs ふぉんでゅ さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ グラードンキュレム ファイアロー 
相手:ミュウツー レパルダス メタモン イベルタル (グラードン クチート)

ミュウツーメタモンに交代してゲンシグラードンに変身、相手レパルダス猫騙しでグラードンが怯まされるもメガガルーラの恩返しでレパルダスを処理。メガガルーラで守りながら噴火悪の波動でグラードンを倒されてキュレムを死に出し。そのままスカーフキュレム+メガガルーラで相手を削り、メガガルーラを倒されたところにファイアローを繰り出して圧力を弱めずに勝ち。
メガガルーラミュウツーに倒される場面で不意打ちを打たなかったのですが、不意打ちをすれば次のターンに読みをせずに済んだのでミスでした。



○15戦目 vs あくえりあ さん 勝ち 4-2
自分:Wキュレム ガルーラ ファイアロー グラードン
相手:ヤミラミ グラードン ボーマンダ ゼルネアス (モロバレル カイオーガ)

肝っ玉猫騙しでヤミラミを怯ませながら冷凍ビームを打つとグラードンの急所に当たり残り3割程度、グラードンは剣の舞。キュレムを断崖の剣で倒されますが、ファイアローを出してグラードンを処理。相手のヤミラミをオーバーヒートで倒して、ボーマンダの流星群をファイアローが避けながらグラードンの竜の波動でメガボーマンダを大きく削ったところで相手が降参。


○準決勝 vs ふぉんでゅ さん 勝ち 2-0
自分:ガルーラ グラードン ファイアローキュレム
相手:グラードン レパルダス メタモン イベルタル (ミュウツー クチート)

予選と同じ選出をするも、ワタッコを出せないとやはりグラードンが厳しい。予選ではレパルダスを1ターン目に恩返しで処理する立ち回りを見せていてガルーラの特性が精神力とも割れていなかったので、相手としてはメガガルーラを処理するために噴火の可能性が高いと思い、こちらは恩返し+噴火としてレパルダスの気合いの襷を削りながら相手ゲンシグラードンの体力を削ぐことを狙います。が、結局同速だったようで、レパルダス猫騙しがメガガルーラに飛んで、こちらが先手で噴火を打ち相手の大地の力でこちらゲンシグラードンが1発で倒れる。同速に勝ったことによりガルーラファイアローで両縛りとなり2匹を倒してメガガルーラに変身したメタモンのダークオーラ込み不意打ちをファイアローが耐えながら相手のメタモンを処理。最後はキュレムイベルタルを倒して勝ち。


○決勝 vs ミーサ さん 勝ち 2-0
自分:ワタッコ グラードン ガルーラ ファイアロー
相手:ゲンガー トゲキッス カイオーガ ゼルネアス (エルフーン グラードン)

選出は予選での対戦をベースにしつつ、最後はゼルネアスに隙を与えないようにするために伝説枠ではなくファイアローとしました。放送などでドダバタしてたらミーサさんが初手を出し間違えているっぽいラッキー。トゲキッスを眠り粉で寝かせながらグラードンで噴火。メガゲンガーは大地の力で処理する。相手の交代際にうまくゼルネアスを削れたのでジオコントロールを使われずに処理に成功するも、ゲンシカイオーガの水技がしおふきであったのでメガガルーラが一撃で倒されてしまいワタッコの眠り粉に勝負がかかる。ファイアロー守る+ワタッコの眠り粉からスタートするミスをしてしまったものの、そこは眠り粉をはずすうまい調整(?)があり、なんとか勝ち。


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使った感想は以下のような感じでした。


ワタッコでミラー解決」でしたが、負けた相手のうち2つはグラードンゼルネアスに対してワタッコを選出しているものでコンセプトの狙いを達成できていません。どちらも立ち回りのミスがありましたが、眠り粉に関する依存度が高いところが気になりますね。
最初のうちは選出しても不確実性のある眠り粉ではなく着実に使える怒りの粉要員として使っていましたが、途中から「ワタッコを選出するときは欲張って眠り粉を打った方が良さそうだ」と気付き割り切って使うことにしたので、はずして負けてしまうのはしょうがないでしょうか。実際に決勝戦では厳しい相手に対してワタッコで5回眠り粉を打って4回必要なところで当てて勝つことができました。
しかし、使った感想としては、環境に刺さっているとはいえ命中75の眠り粉を振り撒かなくてはいけないポケモンを採用するくらいなら、環境に少し刺さる程度でも確実性のあるポケモンを採用する方が安定して勝ちやすいように思いました。


ゲンシグラードンの特殊型は強かったです。あまり鋼タイプと遭遇しなかったので当初の役割通りではありませんが、ゼルネアスの選出回数が少なかった分ゲンシグラードンの噴火で制圧を狙う試合がいくつかあり、ここは予定通りとなりました。ゲンシグラードンのミラーに強いつもりでしたが、準決勝がそうであったように特殊ゲンシグラードンのミラーになると素早さの高い方が勝つ勝負となり、物理型と違ってお互いに一撃で倒れてしまうことから不毛さが加速したように感じました。
ゼルネアスは選出回数があまり伸びませんでした。というのは、レパルダスエルフーンといった悪戯心でゼルネアスを阻害できるポケモンやゲンガーやボーマンダのような上からゼルネアスを大きく削れるポケモンが多かったためです。刺さっている相手にのみ出して活躍はしているのでまだ良かったです。そろそろジオコントロール以外の型に着手すべきかもしれません。
メガガルーラファイアローは想定通りの強さでした。メガガルーラの守るが活きる場面が意外となくてディアルガドサイドンに打点がなくて困る試合の方が多かったです。ワタッコと並べてグロウパンチ+眠り粉と欲張るプレイスタイルをとっても良かったでしょうか。ファイアローは性格を意地っ張りにしましたが、体感的には倒せる範囲が広がったように感じました。
キュレムは選出回数からも分かるように強かったです。ゼルネアスや鋼タイプなど苦手としているポケモンが構築全体で対策に苦労しやすいポケモンなので扱いづらさは目立ちますが、氷技が一貫していることが多くほとんどの場面で冷凍ビームを選択していました。そもそも氷を半減できる伝説ポケモンカイオーガのみですが、カイオーガからキュレムが大きいダメージをもらうことは少なく、ゲンシグラードンで天候を奪えば相手のゲンシカイオーガの処理を急ぐ必要がないので、ゲンシカイオーガの出ていない方向に冷凍ビームを一貫させていく立ち回りがとれます。


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主催のミーサさん、参加者の皆さま、お疲れ様でした♪
4連覇、狙います・・・!